ＤＶＤの楽しみのひとつは「オマケ」にある、と先の号で書きました。
かって、輸入ＬＤの特別盤でしか見ることができなかった数多くの映像が、
コンパクトな円盤の中にぎっしりつまっていて、しかも、お安い！


で、そんな「オマケ」の楽しさを思う存分知らしめてくれるタイトルが
あちらでリリースされました。私「ま・い・り・ま・し・た！」です。

まさに「究極版（Ultimate Edition)」の名に恥じない「これでどうだ！」の
ＤＶＤ。その名を「Ｔ２（Ultimate Edition)」と申します！

まず、中味をざっとリストアップしますと・・・

・Region 1 encoding (US and Canada only)
・Color, Widescreen, Dolby, DTS Stereo
　音声も抜群です！
・Commentary by 26 Members of cast and crew
・Commentary by director James Cameron
・Commentary by Arnold Schwarzenegger
・Theatrical trailer(s)
・1.85 Widescreen - Theatrical Version
・1.85 Widescreen - Special Edition Version
・Over 6 hours of content
・"The Making of T2" Featurette
　最初のLDボックスに収録されていたもの
・"T2: More Than Meets the Eye" Featurette
　特別版のＬＤボックスに収録されていたもの
・"The Making of T2: 3-D: Breaking the Screen Barrier"
　- in depth look into the making of the MCA/ Universal theme park
attraction "Terminator 2: 3D: Battle Across Time"
　新収録。
　映画のメインキャスト、メインスタッフに再招集がかけられ、アトラクション
　だけのためなのに、えらく凝った映像を制作した裏話です。必見！
・Supplemental Material
　- additional features which cover every aspect of the Terminator 2:
Judgement Day filmmaking process
・Cast and Crew Information
・Entire Screenplay
　なるほどなあ、もあるんですけど、単語がわかんない！（汗）
・Over 700 Storyboards
　現在、こいつを一心不乱に見ておりますが、んまあ、うなりまくり！
・Limited edition case
これに関しては後述します。
・Special 32 page collector's booklet
　オマケにしてはまじめな作りで好感がもてます。
・Widescreen anamorphic format
　画質にうるさい方がたには当然の収録フォーマットですね。

どうです？
リストを見るだけで「満腹」しそうでしょ？（笑）

「アビス」のご紹介時にも触れましたが、これまった、３ＤＣＧを巧みに使いこなして
カッコいいのなんの！最終的にメニュー画面になったらなったで「メイキング〜」とか
の表現を使わない言い回しで、しかも直感的にわかる言葉で表現されナビゲーションも
優秀です。日本の各メーカーさんも、もっと研究してほしいものです。

ここで、「ん？なんか足りないんでは？」と思われたアナタ！アナタはえらい！
そうなんです。実は、当初の発表では映画本編が「３種類」となっておりました。
ところが、いざ、入手してみると「劇場公開版」と「特別版」の２種類しかない！
これには、ある「裏」がございまして、
「第３のバージョン」だけは隠しコマンドを入力しないと見ることが出来ません。
遊んでくれるやないの！なんです（笑）

せっかくですから、その見方をお知らせします。

　 1.通常どおりディスクを再生してメインメニュー画面にします。
2.メインメニューの項目から「Special Edition」を選びます。
3.「Special Edition」の下に新たな項目が出てくる画面になります。
4.ここでコントローラーの数字ボタンで次のパスワードを打ち込みます。


８　２　９　９　７

数字を打ち込むごとに右端にある小さなウインドに黄色い文字が現れます。
　これが映画の内容に関わる、しゃれたコピーなんですな！

5.すべてのパスワードを打ち込み終わると画面左に表示されているＴ-８００のライト
　が消えている左目が赤く光り、

「Play Extended Special Edition」という項目が現れます。

これを選べば第三のバージョンを見ることができるのであります。

で、これら「３種類」の本編に、前述のたあっくさんの「オマケ」を全部見ると、
いったい何時間かかるのか？ちなみに入手後、約２０日近くたっておりますが、一日
一時間ずつ見ているのに、まだ、全部、見終えないんであります！（汗）
プレスリリースには「６時間」分のコンテンツって書いてありますが、んなもんムリ！
時間をつめて、えいや！で見たとしても、１５〜１６時間はゆうにかかります。
英語の達者なかたなら、スクリプト読まれるのも速いでしょうけど、それを計算に
いれても、１０時間はかかっちゃうでしょうね。

さらに、メイキング映像の中味が非常に濃くって、よくある「インタビューもの」で
お茶を濁しているＤＶＤとは、まるで異なる「別格」タイトルであります。

これを「日本語ネイティブ化」されるオーサリング屋さんは、さぞ、大変な思いを
なさることでしょうね。

中味がこんだけ凄くって、ガワがしょうもないデザインだと文句も言いたくなるんで
ありますが、こいつ、トール・ケース型のパッケージにおさまってるんですけど、
このケースをカバーする「アルミ薄板」に「Ｔ２」のロゴと「Ultimate Edition DVD」
をエンボスした、実に実に、カッコいいパッケージ・ワークが施されておるんであります ！
適度にずっしりくる、その手ごたえ！
ワタクシ、それだけでノック・アウトされてしまいましたんです。

これで、２７ドル前後ですよ！
信じられます？輸入ＬＤ特別版なんざ２万以上してたんですよ！

しかも、そのＬＤにはない、
・"The Making of T2: 3-D: Breaking the Screen Barrier"
・Theatrical trailer（追加）
加えて、音声面でも
、 ・Dolby Digital Sorround 5.1 EX
・DTS 5.1 ES
などが追加収録されてるんです。

しばらく、このタイトルの「オマケ」を越えるＤＶＤはリリースされないでしょうね。
というか、出ないでほしい。なんせ見るのに時間かかりすぎ！（爆）

ここまで書いてきたことは、まだ、ほんの一部にすぎません。
先の「隠しコマンド」のような遊びがまだまだあるんですよ。
例えば、メニュー画面のまま、ほうっておくとＴ-１０００が・・・
あ、これは購入されてからのお楽しみ！としておきますね（笑）

どうだす？
もう、買わないではいられなくなってきたんではないですか？（笑）

余談があります。
このＤＶＤ、私の入手したパッケージは、円盤２枚（片面２層」でピクチャー版。
別のルートで入手された人の中には、片面２層でない両面記録タイプだったとのこと。
これから購入をされる方は、
・片面タイプは「2-ＤＶＤ9's」
・両面タイプは「ＤＶＤ18」
と表記されていますのでご注意ください。

う〜〜ん、これ１タイトルだけで終わっちゃった！
ホントなら「SUPER GIRL」のお話もしたかったんですが・・・次号にまわします。

次号予告：
・SUPERGIRL
・MEN IN BLACK
・MISSION TO MARS

秋の夜長、ＤＶＤで過ごす・・・いいかもしんないですよお〜！