DVDならあっちゃのが断然オモロイでえ!
「数でしょーぶ」(笑)の巻

先月、「T2」で目いっぱいになってしまったことを猛省し、今月は数で勝負
することにいたしました(笑)

Supergirl
なんでも、Supermanのいとこなんやそうです(笑)
本作品、日本ではとうの昔にビデオ化されていたのに、本国アメリカでは
なぜゆえか冷遇されていた、かわいそうな作品。
かのクリプトン星の生き残りの人たちが暮らす星で、主人公のお嬢ちゃん
(当時、19才の新人、ヘレン・スレイターが演じています、かわゆい!)が、
「オメガヘドロン」という摩訶不思議な能力を持った「石」を宇宙の彼方へ
飛ばしてしまい、それを探しに地球へやってきて冒険するって他愛のない
お話です。ちなみに、当時の配給会社は「オメガヘドロン」を「ヘソボール」
と訳しておりましたな。センスが・・・。

o Region 1 encoding (US and Canada only)
o Closed-captioned, THX, Dolby
o Commentary by director Jeannot Szwarc
o Commentary by "Superman" expert Scott Bosco
o "Making Of"
o Extended 125 minute "International" Version
o Extensive Booklet with interviews and photos
o Disc Two: Never-Before-Seen 140 Minute Version with extra footage
o TV Spots
o Full-screen and widescreen anamorphic formats
o Number of discs: 2

本DVDは、海外公開版125分と、特別版140分の2種類が収録されて
おり、15分ばかり得することになりますが、たいした映像は追加されては
おりません。むしろ、当時(84年)制作された「メイキング(約40分)の
ほうがマニアさんはうれしいかもしれません。妖艶フェイ・ダナウエイがホス
テスとして出演、新人だったヘレン・スレイターのオーディション風景、カメ
ラテストなどを解説します。メイキングというより、ヘレンを盛りたてる短編
とみたほうがよいかもしれません。オマケとしては見るべきものは、これぐらい
の、期待はずれのDVDでした。
でも、ヘレンちゃんがかわゆいから、ずべて許す!(笑)

Men In Black Limited Edition
国内でも発売された豪華2枚組。
これでもかのオマケは優秀そのもの。通常版でも相当な量のオマケが収録
されています。

o Region 1 encoding (US and Canada only)
o Color, Closed-captioned, Widescreen, Box set, Dolby
o Commentary by Tommy Lee Jones
o Commentary by director Barry Sonnenfeld
o Feature character animation studies using angles
o Storyboard comparisons, conceptual art gallery, production photo gallery
o MEN IN BLACK music video, talent files, and a DVD-Rom.
o Edgar Bug Fight scene deconstructed using angles
o Additional photos in the conceptual art gallery
o Production photo gallery, and storyboard gallery
o Creatures: Concept to Completion feature, and a scene editing workshop
o Plus a technical audio commentary featuring Barry Sonnenfeld, Rick Baker,
and the award-winning ILM Team
o Full-screen and widescreen anamorphic formats
o Number of discs: 2

さらに、Limited版では、監督の気分になって、複数のアングルで撮影された3つの
テーマ映像を組み合わせて編集できる「お遊び」が新機軸です。このDVDのために
監督がやたら出てくるのが特徴ですが、この「編集ごっこ」に際しても、ノーガキを
たれまくって「むずかしいこと、やっとんのやぞ!」ってな感じのコメントを述べて
いたのがほほえましい。国内版だと、1.500円ばかり高くなりますが、私としては、
こちらをおすすめですし、なんと言っても「日本語吹替え」が楽しめるのがうれしい!
でも、紙箱の使い勝手がイマイチよくないのが惜しいなあ。このDVDは「R2」=
日本の地域コード、の勝ちかな?

Mission To Mars
今夏、封切られるも、惨憺たる興行成績に終わった、デ・パルマの最新作。
しかし、50年代後半から60年代にかけて、宇宙探検が夢多いものであった
頃に数多くSF映画を見たものとしては、あの頃のテイストがびんびん感じられ
る素敵な作品です。キューブリックの「2001」へのオマージュ的なシーンを
今風なSFX技術で撮影しているあたり好感が持てます。ただ、その卓越した技術が
一般観客にはアピールしづらい部分であったがためと、お話そのものが、少々、
ご都合主義的な面が損してたようですね。

DVD化にあたっては、お約束の着地である、CGと最終映像の比較をはじめ、
量こそ多くないけれど、中味の濃いメイキングが収録されています。

o Region 1 encoding (US and Canada only)
o Color, Closed-captioned, Widescreen, Dolby
o Theatrical trailer(s)
o Audio Commentary Animatics to Scene Comparison
o Documentary "Visions of Mars"
o Visual Effects Analysis Production
o Art Gallery
o DVD-ROM Features
o Widescreen anamorphic format

中でも、ロケ先の広いエリアの地表を「火星の赤」にスプレー塗装している場面は、
アメリカの物量作戦を感じざるをえませんでした。

Creature From Blacklagoon
ご存知、ユニバーサルが世に出した傑作「半魚人」の第一作。
最初から「3D立体映画」として撮影されていたので、DVD化にあたっては多いに
期待したんですが、残念ながら通常版のみの収録でした。

o Region 1 encoding (US and Canada only)
o Black & White, Closed-captioned
o Production notes
o Theatrical trailer(s)
o Making Of
o Audio Commentary
o Production Stills
o Full-screen format

メイキング部分では、発想の転換とでもいうべき画づくりをしています。
普通、スチルのみの画面が次々に展開してゆくのですが、退屈きわまりない!
で、このDVDでは、スチルをカメラ撮りですることでうまく処理しています。
スチルをパンしてるだけなんですけどね(笑)妙に感動しましたよ!
このDVDのオマケ部分は、フィギュアマニアさんたち向け?と思えるほど、仔細
に語られています。一作目のこれと、二作目ではモンスターの造形が違う、なんて
ことは、本DVDを見るまで、恥ずかしながら知りませんでした。

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