読切短編小説「魔法の電話にかけてみて」 小林蒼

魔法の電話にかけてみて

私わたくし時間と貴時間、時刻差三時間。個人個人で異なる時刻が存在する世
界。それは相対性理論からも肯定された世界だ。分割された時間と空間を共有で
きるようにするものは、最新テクノロジーを使った魔法の電話だった。
今は辺境の宇宙を跳ぶ過去の友人との電話を通して、彼女の心は千々に乱れる。

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