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			  毎月、20枚近くのアニメDVDと10枚以上のCDを買いあさり、30冊近くのコミックやライトノベルズを買い込む様な人間が、その中から気に入った物を適当な解説付きで紹介したいと思います。 
			近況: 
                   先月は私用のため、休載させていただきましたmOm
                  何とか通常状態に戻ってきて、色々買い漁っております。また通勤電車の中で使っているDVDプレイヤーがiBookからPowerBook
                  G4 15inch(Alum)に変わりました。 
                   先月は本当に本を読む時間も少なく、その中でも紹介したいものがいくつか有ったのですがね~。  
			
            
              
                『クラッシャージョウ
                        9 ワームウッドの幻獣』       
                ISBN4-257-77017-1 
      高千穂遙(朝日ソノラマ) 
      イラスト:安彦良和       \552 '03/10/30 
      
      
      ☆☆☆☆1/2☆ 
       シリーズ最新作。最近このシリーズは同じ出版社で改訂出版されていましたが、本当に待望の新作です。 
       今回は二人の実業家の警護を頼まれたジョウのチーム。その仕事にはもう一つのクラッシャーチームも同時に依頼され、派遣されていた。そのチームはライバル意識剥き出しの美人三姉妹。と言うことで、アルフィンが対抗心剥き出しでミスコンテストで大活躍…と言うことではなく、後半の舞台となるワームウッドという惑星の生態系の謎を解くことが出来るかというのが、ストーリーの核になっています。読んでいてシリーズ初期のワクワク感が戻ってきていますね。 | 
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                『嘘つきは妹にしておく』       
                ISBN4-8401-0674-6 
      清水マリコ(メディアファクトリー) 
      イラスト:toi8       \580 '02/11/30 
      
      
      ☆☆☆☆ 
       一年前に出版された本ですが、購入したのは先月。 
       ヨシユキの鞄の中に突然入っていた、ほとんどが真っ白なページの本。その本から現れたと語る、自称「本の妖精」みど。「この本に書かれていたバラバラになった物語を集めて欲しい」と、みどはヨシユキに頼み込む。その物語というのは、一つのお芝居の台本で、そのキャラクターに似た境遇の人がその登場人物の部分を持っていると言うことで、しぶしぶ探し始めるヨシユキ。そして物語が集まる毎に、秘密が明かされていき、ちょっと悲しい最終章へ…。 | 
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                『風水学園
                        2 神風の姫巫女』       
                ISBN4-8401-1002-6 
      夏緑(メディアファクトリー) 
      イラスト:凪良       \580 '03/11/30 
      
      
      ☆☆☆1/2☆ 
       家相を巡るトラブルを霊的な手段で封じる”魔法建築士”目指す、少年少女たちの物語。2巻が発売される直前に1巻目を読み終えておきました。 
       1巻は、登場人物紹介という感じであまりストーリーが有ったわけではないですが、今回は風水的に祝福されている東京という都市が、大きな魔に取り込まれていくと言うのがバックにあります。主人公・榎小角の幼なじみの歩き巫女・祝まで登場して、小角のことをちょっとだけ思っている石那の気持ちはどうなる、と言うのが一番の関心事だったりして、楽しく読了。 | 
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                『学校を出よう!
                        2 I-My-Me』       
                ISBN4-8402-2433-1 
      谷川流(メディアワークス) 
      イラスト:蒼魚真青       \570 '03/8/25 
      
      
      ☆☆☆☆ 
       この作者さんのこちらのシリーズは、初紹介だな。1巻目が出たときに同時発売されたシリーズの方が、インパクトが大きかったから:-) 
       さて前巻と打って変わって、EMP能力(超能力ですな)関係は最後の最後にならないと出てきません。気が付くと雨の中に立っていた神田健一郎。手には血まみれの果物ナイフ。驚いて自宅に飛んで帰り自室に飛び込むともう一人の自分が…。二人でそれぞれの記憶を付き合わせると、3日前の自分と、3日後の自分(最初に気が付いた健一郎君)であると言うことが分かってくる。しかし未来の健一郎はこの6日間の記憶はない。と言うことは、現在の自分もいてここで、顔を合わせるのはまずいということで、不思議なことが好きなクラスメイト・星名サナエの部屋に二人して転がり込むことになる。現在の自分の行動を探ったりしながら、ドタバタが続き、ラストへ。 
       時間ものらしくスッキリと解決させて、読後にさわやかに。既に3巻目が発売されています。 | 
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                『涼宮ハルヒの溜息』       
                ISBN4-04-429202-7 
      谷川流(角川書店) 
      イラスト:いとうのいぢ       \514 '03/10/1 
      
      
      ☆☆☆☆ 
       この作者さん今月2冊目の紹介:-) やっぱりこれは紹介しておかなければ。 
       前回のドタバタから半年後、今度は「文化祭にSOS団として映画を作って参加するぞ」と言うハルヒの一言でまたもや、右往左往するキョン君。主演はもちろんコスプレ娘・朝比奈みくるちゃん。監督として無理難題を言うハルヒだが、そこは世界を作ったと言われるハルヒ(本人自覚無し)のこと。神社の境内にいる鳩が「白くない」と文句を言うと、翌日には全ての鳩が白くなったり、みくるちゃんは目からビームを出す設定があると言えば、実際にレーザーが発射、桜が満開の並木道シーンを撮りたいと思っただけで、秋に桜が満開になるとか…。もう滅茶苦茶。しかし、そんなドタバタを乗り越えて、作成した映画の最後に魔法の言葉を入れるだけで、全てが元に戻ってしまうあたりが、ハルヒのハルヒたる所以だな。 | 
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                『腐敗の王
                        SAKURA in Pale Rose Bump III』       
                ISBN4-8402-2513-3 
      在原竹広(メディアワークス) 
      イラスト:GUNPOM       \650 '03/11/25       
      
      ☆☆☆ 
       「桜色BUMP」シリーズ三作目。今回は桜子ちゃんも悟郎君も大活躍。「腐敗の王」と呼ばれる怪物と対決するのですが、それよりも秀逸なのは、時折挟み込まれる過去シーンでの登場人物たちが、現在のシーンに出てきたときの衝撃。いや~、これにはまいりました。ちゃんと最初の説明を読んで理解していればこうなるというのが、分かる仕掛けだったのか…。 | 
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                『クレギオン
                        1 ヴェイスの盲点』       
                ISBN4-15-030742-3 
      野尻抱介(早川書房) 
      イラスト:撫荒武吉       
      \600 '03/11/30       
      
      ☆☆☆☆ 
       10年以上前に、富士見ファンタジア文庫で発売されたTRPGを原作としたシリーズですね。普通はそちらも全部持っているものですが:-) 
       数世紀前の戦争により自立型の機雷に封鎖されてしまっている、惑星ヴェイス。ここに、前の仕事の相手から逃げ出してきた弱小運輸会社「ミリガン運送」その社長ロイド・ミリガンとただ一人の社員マージ・ニコルズ。宇宙船の修理代を払うべく、ヴェイスの衛星軌道に本社を持つ企業レグルス社より請け負った仕事が、機雷原を抜けて惑星まで荷物を届けること。そこに登場するのが、自立型の機雷の動きを読んで惑星表面のドーム都市へのナビゲーションを行うナビゲータ(の見習い)少女メイ・カートミル。この三人がレグルス社の陰謀に巻き込まれていき、最後には…。いや~、やっぱりラストシーンがいいよね。 
       普通の人が冒険に巻き込まれてしまうという、TRPGの王道。 | 
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