癖は本能時にあり しょの7

軽茶一かるちゃいち 成助なりすけ

本能寺の変で解明されていない四つの謎がある


1 信長はその日何をしようとしていたか

2 光秀はなぜ信忠を見落としていたか

3 光秀はなぜ迷わず安土城に進軍したか

4 信長はなぜ無警戒で本能寺にいたか


さてお立ち会い

ときは天正十年六月二日 (ぱしっ


しばし これらを講釈する前に


黒幕はいったい誰かについて

結論から申し上げる


黒幕は 信長 本人である


癖は本能時にあり しょの8


さてお立ち会い

ときは天正十年五月某日(ぱしっ※高座の釈台を張り扇で叩く


昨日の続きでごまいあす

信長が何をしようとしていたかとゆいますと

家康を始末する とゆう計画があったのです


なんで家康始末なのか(ぱしっ


この年の四月に信長は武田を滅ぼし 家康との同盟はもう必要が無くなった 次は西へ侵攻する信長は毛利を攻めるわけだがその先にある計画は 唐入り つまり大陸進出である これは戦勝後に与えるボーナスが国内にはなくなってしまうとゆうものでもあった

しかしそれてもう無謀ちゃいますの と思った社員も少なくはないはずである 誰も会長にようゆわんかっただけだ ここにただ一人ワンマン会長に(逆らうのではなくて)意見するまぢめ社員が居た 光秀である おそらく皆は思った 秀吉常務はイエスマンだが光秀常務ならゆうだろうと

光秀は悩んだ挙げ句会長室に行く しかし信長は逆に家康粛清計画を光秀に持ちかける 「君と秀吉君は余の二大腹心幹部だがね 信頼しとるんよ ほけど家康君は大陸侵攻には反対意見だで この際クビ切っちゃろと思うがに」 くりびつてんぎょした光秀は自分の意見を出せなくなってしまった 「そこでこんだ本能寺でお茶会をやると家康君を呼び出すで 君は秀吉君のヘルプの前にこっち来て(この計画を)やってちょー 内緒やけど この話は筒井君と細川君にも手伝わせるかんね」「しかし会長 私は毛利攻めとは別に四国の長宗我部との協力話を今進めているところでありましてそれどころでは」「おみゃーなにゆうとるだて 其の話はもーほかっといて 四国はちゃっと攻め取らにゃーでかんわ」「がーん」


かくして光秀の落胆を余所に 信長は本能寺に家康を呼び寄せる もちろん息子の信忠新社長も呼ばれていた 信長がなんで少人数で本能寺にいたかとゆうと家康を油断させるためであり 光秀が計画を代行するからである


ところが


以下次回

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