癖は本能時にあり しょの16の1

軽茶一かるちゃいち 成助なりすけ

光秀の命日である

天正10年6月13日(西暦7月2日)


山崎の戦い 開戦は午後四時頃

日没までに大勢は決まり光秀は勝竜寺城に敗走した


深夜 勝龍寺城を密かに脱出して居城坂本城を目指して落ち延びる途中


小栗栖の藪(京都市伏見区現在は「明智藪」と呼ばれる)で土民の落ち武者狩りに遭い・・・







とゆうことだが




続々編 癖は本能時にあり しょの16の2


西暦1582年のなつ

人生の旅の途中で 本当の道を踏み外してしまった光秀が気がついたとき そこは暗く深い森の中であった

すべては復活祭の聖金曜日に始まった




大空の中を無数の泡が浮かんでいた


淡雪の中に立ちたる三千大千世界(みちおほち)またその中に沫雪ぞ降る (良寛)


泡の中から現れた男は名を名乗った


「わしはダンテ・アリギエリと申す者」

「ダンテつわれますと神曲のですか?」

「そう 今から君をある処へ案内する予定だったのだが」

「でわ 冥界への旅 地獄 煉獄 天国ではないので?」

「わしが記録したのは13世紀のイタリアのこと

 そのとき冥界には神の意志による秩序があった

 しかしそれが突然崩壊したとゆうことなのだよ」

「なぜ崩壊したのですか」

「地球が無くなったのだ」

「んな あーな^^」

「ぢゃかましいっ そのおかげでやね

 地獄煉獄天国 全部無くなったのだ

 ぢつわそれで君に大事な頼みがある」

「こないだの金曜日の展開では私が転生してベアトリ‥(ちゃうわ)きちょさんと天国で結ばれるオチかと期待してたんですけど なしてそげなワヤな話になるんですか 読者におこらえますよ」



以下次回


ぢごくのじゅうべえ篇を待て

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