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Author Interview


『南天うさぎ』
> 和田はつ子著/ 安里英晴カバーイラスト
> ISBN-13: 978-4094080568
> 小学館文庫
> 552円
> 2008.2.11発行
《口中医桂助事件帖》第1巻
  # 第一話 南天うさぎ
・ 口中医の藤屋桂助は幕末(家定時代)の日本橋随一の呉服問屋の若旦那で歯科医。
・ 清熱解毒薬(せいねつげどくやく): 黄連(おうれん)や黄柏(おうぱく)、黄岑(おうごん)、山し子(さんしし)などを処方。
・ 歯科解剖図である全体理論。
・ 塗布麻酔に使う、鳥頭(うず)や細辛(さいしん)などを細かくしたものを歯茎に塗る。ただし、子供の抜歯で使用する場合には猛毒の鳥頭は除く。
・ 解毒鎮痛効果のある、升麻(しょうま)と竜胆(りゅうたん)の煎じ薬。
・ 白牛酪(はくぎゅうらく)。練乳とバターの中間。砂糖を加えた牛乳を煮詰めて型に詰め乾燥したもの。
・ 牛酪(ぎゅうらく)。今で言うバター。
・ 房楊枝: 今の歯ブラシ。黒文字の木がいいが女用には川柳(かわやなぎ)などの柔らかいものが良い。
・ 歯草(はくさ): 歯周病。

『手鞠花おゆう』
> 和田はつ子著/安里英晴カバーイラスト
> ISBN-13: 978-4094080728
> 小学館文庫
> 571円
> 2006.3.1発行

《口中医桂助事件帖》第2巻
# 第一話 手鞠花
・ 口中医の看板には「口中一切」「はいしゃ」などが多かった。
・ トリカブトの根を「鳥頭(うず)」と言い、鎮痛効果があり、粉末にした鳥頭を歯茎に塗布して歯抜きを行う。
・ おう、この時代から予約帖があるんだねぇ。
・ お歯黒: 酢酸第一鉄
# 第二話 朝顔奉公
・ 今で言う差し歯は、当時「接ぎ歯」と言われており、鯛などの魚の骨を加工して作っていた。
# 第三話 菊姫様奇譚
・ 乾した生姜と雄黄(ゆうおう)を粉にしたものを痛むむし歯の穴に詰めた。
# 第四話 はこべ髪結い
・ 黄連解毒湯(おうれんげどくとう): 黄連や黄柏(おうはく)、黄?(おうごん)、山し子(さんしし)を処方したもの。
・ 下の前歯が沁みる → しかし、むし歯は無い → 気分がイライラすることは無いかと尋ね、肩が凝っていることを確認して、葛根湯を処方。葛根湯は、悪寒、発熱、疼痛を伴う風邪に良く効く。そして、緊張して血流の悪くなった首と背中を緩和させ、発汗させて熱を下げる効能がある。葛根湯は、首や背中が張って陥る不眠にも効き目がある。むし歯や歯草などでは無く、歯が沁みる場合には、肩こりや不眠など、とかく心労がたたってのことが多かった。
・ 息美香(そくびこう): お酒に砂糖と薄荷(はっか)を混ぜた物で、口の清涼剤。
# 第五話 忍冬屋敷
・ 口の中の爛れや腫れ物には、黄連やしし、黄?(おうごん)などの入った、三黄瀉心湯(さんおうしゃしんとう)、黄連解毒湯、加減涼隔散などがよく効いた。
・ 芥子菜(からしな)の種の芥子粉と生姜を混ぜて練ると歯痛に効く芥子泥になる。
・ 大根のおろし汁は口や舌、歯の痛みを和らげるし、黒焼きにした茄子のヘタを塩に混ぜて歯茎をこすると歯草の予防になった。
・ 忍冬(スイカズラ)は一年中葉が枯れず、これを干して煎じると解毒剤になる。
・ 附子湯(ぶしとう): 附子とはトリカブトのことで鎮痛・麻酔作用がある。


『花びら葵』
> 和田はつ子著/安里英晴カバーイラスト
> SBN-13: 978-4094080896
> 小学館文庫
> 571円
> 2006.7.1発行
《口中医桂助事件帖》第3巻
目次

# 第三話 しろつめくさ
・ 甘露飲(かんろいん): 重症で出血や疼痛、口臭がひどい場合の特効薬で甘草の根に枇杷(びわ)の葉、黄岑(おうごん)などを調合する。

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