Author Interview
インタビュアー:[雀部]
《ゴミソの鐵次調伏覚書》シリーズ
  • 平谷美樹著
  • 森美夏カバーイラスト
  • 小学館eBooks(Kindle版)

『萩供養』2012.8.20、550円
『お化け大黒』2013.2.20、660円

『丑寅の鬼』2014.3.20、715円
粗筋及び一般書籍版の情報はこちら

「冬の蝶」
  • 平谷美樹著/99.COM装画
  • 小学館eBooks
  • 110円(税込)
  • 2013.5.24発行

    文政年間の江戸。<おばけ長屋>に住む盲目の美少女祈祷師・百夜のもとに、薬種問屋・倉田屋の手代・佐吉が持ち込んだ事件は、「冬なのに倉田屋の裏庭に蝶が飛ぶ」という面妖な話。百夜は、祝詞や真言だけではどうにもならないような強い怨霊を、亡魂の力を借りて祓う御霊使(かむいつかい)でもある。
     その天賦の力で数々の怪現象や難事件を解決していく百夜。江戸の町に起きた怪異を綴る事件簿「百鬼夜行帖」の第一番に記録された“怪”の正体とは。

「魔物の目玉」
  • 平谷美樹著/99.COM装画
  • 小学館eBooks
  • 110円(税込)
  • 2013.5.24発行

腕の良さで評判の指物師・文蔵の長屋の裏庭に、巨大な真紅の虹彩と真っ黒な瞳をもった魔物の目玉が出現した。連夜にわたる怪異の謎。盲目の美少女修法師・百夜と薬種問屋・手代の佐吉のコンビが推理の末たどりついた感動の結末。
 インタビューでも紹介された朗読劇「魔物の目玉」の原作。

「侘助の男」
  • 平谷美樹著/99.COM装画
  • 小学館eBooks
  • 110円(税込)
  • 2013.12.13発行

豪商・加賀屋の椿が真冬に咲いた。瓦版が出るほどの騒ぎは、百夜につきまとう亡魂・侘助の男と関係があるのか?百夜の女心がざわめく。それは、かつて津軽の大店の娘だった百夜が、大病を患い失明した時の苦しい思い出と……

「光り物」
  • 平谷美樹著/本田淳装画
  • 小学館eBooks
  • 110円(税込)
  • 2016.10.21発行

倉田屋徳兵衛の箱根湯治に付き合うことになった百夜と佐吉。戸塚の手前で宿を借りた集落で、山の上に現れる光り物の話を聞く。百夜と佐吉は雨の中、その正体を探りに山へ向かった。清貧の僧の隠された想いとは……
 平谷先生の著作には珍しく、表紙画がサービスカットになっている(笑)

「鐵次」
  • 平谷美樹著/本田淳装画
  • 小学館eBooks(Kindle版)
  • 220円(税込)
  • 2020.2.21発行

ゴミソの鐡次との出会いを語る百夜。それは東北の飢饉を背景にした、恐ろしくも陰惨な出来事が生んだ怨霊事件だった。
 佐吉にせがまれて修法師の仲間・ゴミソの鐡次との出会いを語りだす盲目の美少女修法師・百夜。彼女は師匠の峻岳坊高星のもとで修業中、異様な気配と共に現れたゴミソの鐡次と組んで霊払いをすることになった。その相手は、東北の大飢饉を背景にした恐ろしくも陰惨な怨霊の群であった。

「沓脱石」
  • 平谷美樹著/本田淳装画
  • 小学館eBooks(Kindle版)
  • 220円(税込)
  • 2020.5.25発行

百夜の口から、なぜ侍の亡魂を身内に宿した経緯が語られた矢先に、お化け長屋の隣人・次郎吉が仕事を持ち込んできた。根岸の百姓家を解体していたら、沓脱石が宙に浮いて大工たちを襲ってきたというのである。美少女修法師・百夜は、その怪異が付喪神の仕業ではないと見抜くが……。

「邪教の呪法」
  • 平谷美樹著/本田順装画
  • 小学館eBooks(Kindle版)
  • 各巻660円(税込)
  • 前篇2020.9.18 後篇2020.12.18発行

吉原の禿(かむろ)に始まり、江戸中の同い年の女童の命を少しづつ吸う魔物が出た。花魁・七瀧の依頼で乗り出した百夜は、同じ魔物を追う異人の妖術使いと対峙する。果たして、追う相手は神か魔物か?

百夜の師である峻岳坊高星、鐡次、桔梗、赤柄組の百夜軍団、異国の呪術師ルードラを臣下にした野津藩、稲荷社を通路にこの世への回路を得た異国の荒ぶる神。三つ巴の戦いは、この世とあの世との狭間をも舞台に壮絶な闘いを繰り広げることに。

『あの日から―東日本大震災鎮魂岩手県出身作家短編集』
  • 道又力編/松本伸撮影
  • 岩手日報社
  • 2000円
  • 2015.10.11発行
収録作:「さるの湯」高橋克彦、「事故の死角」北上秋彦、「お地蔵様 海へ行く」「風待ち岬」「海から来た子」柏葉幸子、「愛那の場合~呑ん兵衛横丁の事件簿より」松田十刻、「あの日の海」斎藤純、「長靴をはいた犬」久美沙織、「加奈子」平谷美樹、「水仙月の三日」澤口たまみ、「海辺のカウンター」菊池幸見、「スウィング」大村友貴美、「もう一人の私へ」沢村鐡、「純愛」石野晶
『あの日から』は、岩手県生まれの作家十二人による、東日本大震災をテーマとした短編小説のアンソロジー。
平谷先生の「加奈子」は、上京していて被災しなかった若い女性の複雑な心境と故郷への思いを綴った好短編。
高橋先生の「さるの湯」は、亡くなった人を撮せるようになった写真家を描いた、ネタバレ気味だけど深く心にしみる一篇。
雀部 >

今月の著者インタビューは、《百夜・百鬼夜行帖シリーズ》が100巻超えを果たした平谷美樹先生です。平谷先生、上下巻の100,101巻目の刊行おめでとうございます。今回もよろしくお願いします。
 実は「アニマ・ソラリス」20周年・200号記念号にあわせて、《百夜・百鬼夜行帖シリーズ》100巻目が刊行され次第インタビューをお願いしようと思っていたのですが、上下巻ということで、今月になってしまいました(汗;)

平谷 >
お待たせしてすみません(笑)
 身体を壊して執筆がなかなか進まなかったので、上下に分けてもらいました。ほんとうなら長編1本で出す予定だったんですけれど。
雀部 >
なかなか本調子とは云いがたいようですね、ご自愛下さいませ。
「日本歴史時代作家協会 公式ブログ・2018年 文庫書下ろしシリーズもの編」に、菊池仁先生が、平谷先生の《草紙屋薬楽堂ふしぎ始末》シリーズを取り上げて、“力作『柳は萌ゆる』で、改めて才能の奥深さを感じさせた作者が、得意の戯作者魂をぶつけてきたのが本シリーズである。”とか“不可能趣味の作者が考案する謎もいい。”と書かれていて、我が意を得たりと。

平谷 >
ありがたい書評です。《草紙屋薬楽堂》は今年中に最新刊が出る予定です。
 《百夜・百鬼夜行帖シリーズ》は、SFの新人賞でデビューした作家たちが集まって、「付喪神しばり」で短編を連載するという企画でスタートしたものでした。今ではほとんどわたしだけが書いていますが(笑)
 そろそろ復活するシリーズもあるようです。詳しい話はまだナイショですけど。
雀部 >
誰のシリーズが復活するんだろう?
 著者インタビューをさせて頂いただけでも、伊野隆之先生の《こちら公園管理係》シリーズ、井上剛先生の《九十九神曼荼羅シリーズ》、青木和先生の《夢幻∞シリーズ つくもの厄介》、町井登志夫先生の《九十九曼荼羅 デリヘル》シリーズ、片理誠先生の《九十九神曼荼羅シリーズ》および《夢幻∞シリーズ》、八杉将司先生の《九十九神曼荼羅》&《夢幻∞》シリーズ「まなざしの街」等々ありました。
 短編でも、なかなか100作とはいきませんよね。
平谷 >

どこまで書けるかという挑戦でもあります。銭形平次は300作を越えているそうですから、それを目標にしようかなと(笑)
 作者の野村胡堂は岩手の出身ですし、わたしは「野村胡堂 あらえびす記念館」で文章講座を開講している縁もありますし

雀部 >
えっ、銭形の親分は300作超えなんですか。それは凄い。
 《百夜・百鬼夜行帖シリーズ》は、捕物帖スタイルの伝奇人情ものの連作と言えるかもしれませんが、気をつけて執筆されていることとかはおありでしょうか。
平谷 >
《百夜》は単純な構造で書くことを意識しています。「怪異が起こる→百夜が調べて原因を解明する」その中に、人情話や因縁を絡める。
 最初は付喪神ばかりでしたが、途中から変化が欲しくなって亡霊や神さまなんかを出しましたけれど(笑)
 できるだけ小難しい思想とか、どうしようもない情念だとかは扱わず、すっきりとしたラストになるように考えています。
 付喪神の場合は、途中でネタバレしないように、出てくる魔物を工夫したり、ミスリーディングするように伏線を敷いたりの工夫もします。
 構造が単純なので、カットしやすく、話を短く出来るので、先日「朗読劇」で【魔物の目玉】という作品を、20枚に縮めて上演しました。わたしも出演したのですが、それで朗読にはまり、講演のほかにも朗読を営業項目に入れようと(笑)
雀部 >
六巻目の「魔物の目玉」、まだ付喪神のころですね。なるほど、これなら子どもが聞いて夜が怖くなることもないし、親御さんも安心だ。私も聞きたかったです。
 朗読劇というと、「朗読劇 あの日から~加奈子~ 作:平谷美樹」がありましたね。近くだったら聴きに行くのですが……
 そういえば、「加奈子」(『あの日から』に収録)は切なかった。人間は傷ついたらその傷跡とともに生きていくんだなぁと。
 また朗読劇の予定は入っているのでしょうか。
平谷 >

「魔物の目玉」は期間限定でYouTubeにアップされていますが……。もう終わったかな。
 わたしが読む朗読劇の予定はあるのですが、まだ日程は決まっていません。

雀部 >
残念、朗読劇「魔物の目玉」無さそうですね。
 すみません、恥ずかしながら一つ質問があるのですが、『邪教の呪法』の冒頭で“鐵次”が法力を失って療養中ですが、その死力を尽くした大きな事件とは何巻目の事件でしょうか。10巻ほどさかのぼったけれど分かりませんでした(汗;)
平谷 >
鐵次が法力を失ったのは、光文社の《ゴミソの鐵次調伏覚書》の最終刊です。
雀部 >
しまった『丑寅の鬼 ゴミソの鐵次 調伏覚書』(2013.2.20)だったんですね(恥;)
 鐵次の長羽織の端切れが白く色を失っているという描写で気が付かないとは(耄碌;)
 《ゴミソの鐵次 調伏覚書》シリーズは、幕府を揺るがす大事件もあってワクワクしたのですが、続編はもう無いのでしょうか。
平谷 >
ははは……。売れ行きが悪かったんでしょうねぇ。わたしは面白いと思うんですが(笑)書せてもらえないので、《百夜・百鬼夜行帖》に出してます。これからも時々登場すると思います。 次は孫太郎も出してみようかな(笑)
 どこかで続きを書かせてくれるなら、喜んで書きますけど。
雀部 >
惣助の復活もぜひ(笑)
 これも《ゴミソの鐵次調伏覚書》シリーズを読み返して気が付いたのですが、「傀儡使い」(『萩供養』所載)で初めて惣助が登場するのですが、この時点で3巻のシリーズにすることが決まっていたのでしょうか。
平谷 >
いえいえ。ずっと続けるつもりでしたよ。大変なことになった鐵次は次の巻で復活して――。と考えていたのですが、次の巻がでなかったという(苦笑)
 それで、「百夜」に書きました。
雀部 >

なんと、それで『邪教の呪法(前・後)100話記念特別長編』はオールスター・キャストになったんですね!
「おばけ長屋の怪」(『萩供養』所載)で鐵次が“秋津島(日本)全土から、潮の流れに沿って大祓の穢れが陸中の沖に集まるんだよ”と言ってますが、これは江戸時代に実際に言われていたことなのでしょうか。

平谷 >
その設定は拙著『呪海』で書きました。海流を見て思いついたオリジナルです。
 《ゴミソの鐵次調伏覚書》シリーズと同じ光文社で、こっちは現代物です。新書から文庫になりましたが、絶版になっているんじゃなかったかな。凄く怖い小説だったんですがね。
雀部 >
ぎゃ、これも読んだけれど忘れてる(恥;)『呪海』と『壺空』は、大仕掛けで面白かったです。聖天弓弦と法印空木の、先祖同士が敵対していた二人の関係性とキャラも良かったです。続編がありそうだったのに惜しいなあ。二作とも、前半で繰り出される蘊蓄が興味深くて物語を盛り上げているところも好きです(『呪海』では〈神道〉、『壺空』では縄文弥生時代の考古学)
 それはそうと、ちょっと遅れたので今さら感もありますが、平谷先生、作家デビュー20周年おめでとうございます。
 平谷先生が『エンデュミオン』で作家デビューし、同年『エリ・エリ』で第一回小松左京賞を受賞したのがちょうど2000年のことで、同年「アニマ・ソラリス」も創刊したので何気に覚えやすいんです
平谷 >
20年と言うことで、友人たちが「盛大なパーティーをやろう!」と張り切っていてくれたのですが、新型コロナウイルスのせいで延期(泣)
 今年やってくれるようです。
「アニマ・ソラリス」にはデビューのあたりからお世話になっていて、申し訳ないことに途中からSFを書かなく(書きたくても書けなく(笑))なってしまって……。
 ともあれ、20年、おめでとうございます。
雀部 >
ありがとうございます。コロナの影響がここにも……
 『呪海』の後書きで“ぼくはSF作家としてデビューした。筆を折るまでSF作家で居続けるつもりである”と書かれていて、思わずニヤリとしました。それに続けて“小説は、執筆されることによって、その物語が求めるジャンルに収束していくわけである”とも書かれていて、なるほどと大きく頷いたのです……
平谷 >
筆を折るまでSF作家のつもりでしたが、そもそもオファーがない(泣)
 だからしばらくSFは書いていません。
 けれど、時代小説、歴史小説でも、思考方法やネタの転がし方、アイディアなど、SFの手法を使うことも多いです。オファーがあればいつでもSFを書く用意はありますが、わたしのSFは、たぶん古いです(笑) 今流行のものではなく70年代のSFに近い。いってみれば昭和歌謡のようなものかな(笑)
雀部 >
昭和歌謡、聞き直すととても良いです(笑)
 話が前後しますが、『邪教の呪法(前・後)』が出る前の《百夜・百鬼夜行帖シリーズ》では、左吉に請われて百夜が昔話を聞かせてやるという体裁をとった作品が多かった気がしますね。
平谷 >
長くシリーズを続けていると、目先を変えてみたくなるようで(笑)
 それに昔の話ならば、これまで書いて積み重ねた設定をある程度無視できますから、自由度が増します。
雀部 >
なるほど。
 江戸近辺だけではなくて、東北地方も舞台できるというのも大きいのかと思ってました。『丑寅の鬼 ゴミソの鐵次 調伏覚書』でも、鐵次が江戸庶民に対する複雑な心境を吐露していますが、それが物語に深みを与えているような気がします。
平谷 >
「百夜百鬼夜行帖」の次の章は、江戸を出る予定です(笑)
雀部 >
おっと、それは楽しみです。
 ぜひ百夜ちゃんには、全国各地を巡ってもらいたいです!地方の名所旧跡とか歴史上の人物が登場するとさらに嬉しいです(笑)
 内田康夫先生の時代小説版になってしまうかもしれませんが(汗;)
 読み返していてふと思ったんですが、《百夜百鬼夜行帖》シリーズは、どういう読者層に受けているんだろうかなと。100巻超えということは、人気シリーズではあると思うのですが、電子書籍を読む層と怪奇人情譚を読む層は、なんか違いそうな気がして。
 怪奇人情譚としてではなくて、ゴシップ時代小説なのかしらとも……
 江戸の本屋・草紙屋薬楽堂が出していたらベストセラーですね。(笑)
平谷 >
どうでしょうねぇ。実際のところは判りませんが、わたし自身は「歴史小説を読み慣れない人」でも読みやすいように心がけて書いています。たとえば、江戸時代の度量衡は、すぐ下に( )をつけて現代の単位に直したものを書いています。丑の刻とか寅の刻などの時刻も同様。また、現代にはない職業や役職なども説明するようにしています。
雀部 >
それは感じてました!>「歴史小説を読み慣れない人」でも読みやすいように
 最近は「歴女」とか言って、歴史が好きな若い女性も増えているみたいですから、若い電子書籍が好きな世代にも歴史怪異譚が受け入れられているのでしょうね。
 他に気をつけられているところはおありでしょうか。
 個人的には、百夜ちゃんはもっとツンデレ度が高いとうれしいです(汗;)
平谷 >
百夜は、ツンデレ度はしだいに低くなっているかも。シリーズ内での時間経過は明示していませんが、やはり歳をとっているわけで(笑)
雀部 >
それはそれで寂しいな(笑)
 物の怪退治は、SFでいうと超能力による闘いに通ずるものがあるので、熟年世代の方にも、ぜひ電子書籍で読んで欲しいと思います。フォント(活字)の大きさを変えて老眼の人にも読みやすく出来るというのは、紙の本には無い大きな利点だと思いますし、一話100円というのも読み始めやすいし。
 《百夜・百鬼夜行帖シリーズ》は、一話完結なのでどこから読んでもかまわないと思うのですが、シリーズを理解する都合上、ぜひ読んでおいた方が良い巻はありますでしょうか。
平谷 >
前半が人情噺が多いので、趣があるかなぁと。
 後半はけっこうアクションやホラーのテイストが濃いものが揃っていると思います。
 「シリーズを理解する都合上、ぜひ読んでおいた方が良い巻」と言われても……(笑)
 シリーズの伏線なんかもちりばめてたりしますし、登場人物たちの過去についても、あちこちに書いていますから、「全巻読んで下さい」としか言えないです(笑) 
雀部 >

あれまあ。まあ当然ですか(笑)
 読み返してみたんですけど、鐵次と百夜との最初の出会いは、《百夜・百鬼夜行帖》シリーズの「鐵次」ですね。師匠の命で二人で初めて仕事をするエピソード(青森が舞台)
 あと、盲目となった百夜は、亡魂の力を借りて視たり・侍言葉をしゃべったり出来るのですが、1巻目の「冬の蝶」ではその経緯の説明は無くて、読んだはずなのにと探したら《百夜・百鬼夜行帖》シリーズの「沓脱石」で語られていました。同じく、初めて江戸で鐵次と出会った時の際のエピソードは、『萩供養 ゴミソの鐵次調伏覚書』の「夜桜振袖」でも語られていますね(一部同じ場面が出てきます)。ここらあたりは、抑えておきたいところです。

[平谷美樹]
1960年、岩手県生まれ。大阪芸術大学芸術学部を卒業後、2000年に『エンデュミオン エンデュミオン』(ハルキ・ノベルス)でデビュー。『エリ・エリ』(ハルキ文庫)で、第1回小松左京賞を受賞。14年には「風の王国」シリーズ(ハルキ時代小説文庫)で、第3回歴史時代作家クラブ賞・シリーズ賞を受賞。「採薬使佐平次」シリーズ、「江戸城 御掃除之者!」シリーズ、「よこやり清左衛門」シリーズ(ともに角川文庫)や「草紙屋薬楽堂ふしぎ始末」シリーズ(だいわ文庫)、など、多岐にわたるジャンルにて活躍している。
[雀部]
岡山の片田舎の開業歯科医。100巻を超えた懸案の《百夜・百鬼夜行帖》シリーズ、やっとインタビューが出来ました。
丸八年にわたって続いているシリーズなので、申し訳ないことに一部は忘却の彼方へと(汗;)ぼちぼちと読み返しました。
《百夜・百鬼夜行帖》の初期の作品(110円の巻)は、"honto"だと一冊単位で購入できます。