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どるちゃんが老眼鏡を買おうと思ったわけ
doru

 小学校のころは目はかなりよくて両眼とも2.0になっていた。まだ自然が多く、電灯とかもあまりなかったから、天の川が見えたような気がするし、満月の月をみて、ウサギが餅ついているとかカニの絵とか女の人の顔に見えるので、いろいろ想像して楽しんでいた。

 中学校にあがったときに2.0が見えるから視力がやや弱い子はうらやましがっていた。特に目の悪い子は、先生が指さす棒ですら見えないようだった。中学にあがって、中間試験と期末試験というのがあって、勉強しなければならなかったのだけど、勉強をせずに父親が持っていた松本清張の本を読みふけり、3時間の勉強のうち2時間は読書で1時間が試験勉強というのをやっていた。そんなことをしていたら、視力が下がって0.8ぐらいになって、黒板の字が読みにくくなり、父親に連れられて街の眼鏡屋さんで眼鏡をはじめて作った。

 普段は使わなのだが、黒板の文字を見るときだけ眼鏡をかけるようにしていた。

 中学、高校とその眼鏡を使い、そんなに良くなることもなく悪くなることもなかった。

 働きだして家から職場までJRの駅二駅分あったので、原付バイクに乗って通勤した。毎日片道30分程度の道なりを、目に虫が入らない虫よけに、眼鏡をかけて運転していた。往復60分の通勤で遠くをみることになったのか視力は0.9ぐらいまであがっていった。

 ところが働き始めて、もらった給料で自宅にパソコンを買い、視力が落ちてきた。職場で男の人がパソコンを触るときだけ眼鏡かけているから何故だろうと思っていたら、私も視力が落ちてきて、パソコンのモニターを見るのが見えにくくなってきたのでその時から眼鏡をかけるようになった。

 職場をやめて、ちょっとひきこもり状態になったのだけど、パソコンはいつも部屋にあって、何時間もパソコンで遊んでいることが多くなった。すると極端に視力が落ち、今では両眼0.1 眼鏡で0.9ぐらいの視力になっています。

 最近は眼鏡をかけて新聞の字が読みにくくなったので、近視+老眼もはじまったかと思うようになった。

 ダイソーで一番軽い老眼鏡が必要になるかもしれないね。

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