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江戸幕府役職他(笑)

最近江戸時代の時代小説を読む機会が増えたので、江戸の幕府組織を知るために資料を買ってみました。参考にしたのは上田秀人先生の『武士の職分』です。上田先生ありがとうございます。 『武士の職分』上田秀人著、西のぼるカバーイラスト 2016/10/25、600円、角川文庫 役目を減らすことは、役人の席を奪うこと。己の存在意義と既得権益をめぐり、武士たちは熾烈な競争を繰り広げた。世襲を旨とする幕府が、唯一実力主義を徹底した医師。大名・旗本が敵に回すことを最も恐れた奥右筆。親兄弟であろうと罪を暴き、なりふりかまわぬ手柄を求めた目付。人も羨む出世と引き替えに、お手討ちもありえた小納戸等々。 歯科医でもある上田先生の変わった役職についての考察(笑)。実はこの本の前書きに記された資料から、以下の本を購入したのでありました。上田先生には、同業のよしみもあり、ぜひインタビューをさせて頂きたいものです。ファンになった切っ掛けは《奥右筆秘帳》シリーズを読んでからです。 『江戸町奉行』横倉辰次著、鈴木一誌+武井貴行装幀 2003/11/1、2000円、雄山閣 俗にいう八丁堀風の髪を毎日床屋に結わせ、朝風呂に入り、江戸八百八町を肩で風切って歩く。相撲取り、火消頭とともに江戸三男といわれた与力およびその下役、同心、目明し。彼らの日々の活動と生活を幕末名与力佐久間長敬の記録や豊富な史料によってその実像を紹介する。 『江戸の町奉行』石井良介著 2011/11/25、1800円、明石書店 大岡越前は本当に名奉行だったのか。町奉行、与力、同心、目明、火盗改、辻番、代官…南北に別れる江戸時代の警察裁判を司る町奉行システムから当時の江戸の治安システム、さらには庶民の日常までを紹介・解説する。 折り込みに、「江戸の朱引絵図」あり。 『江戸幕府役職集成』笹間良彦著 1965/7/10、2500円、雄山閣 江戸時代の武家の社会組織、職制、生活のしきたりなどについて、さし絵を用いてわかりやすく、ていねいに解説。武家社会を知るための入門書。 江戸城勤番武士の生活(勤番の意味;武士の給与;旗本と御家人の生活;大名の生活) 江戸城勤番武士の職制(幕臣の身分の区別;役方の区分;老中支配の諸役;若年寄支配の諸役;幕末動乱期の職制) 「黒鍬頭」将軍が遊獵に使い、平時はもろもろの触達に使ったもので、470人もおり、三名の頭が支配したと記述があります。「御掃除頭」と同じく、台所前廊下席、御譜代で百俵高であるとのこと。 『図説・江戸町奉行所事典』笹間良彦著 1991/1/25、3800円、柏書房 八百八町にはびこる犯罪と、派手な捕物、牢獄のしきたり、過酷な拷問、刑罰の諸々…。江戸の行政・司法・警察のいっさいを管轄した町奉行所の全貌を、綿密な考証と豊富な図版で再現する。

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