Flying Trinity 01 by はるやっち
contents

◆SFファンクラブ探訪

◆著者インタビュー INDEX

『貸し物屋お庸謎解き帖 桜と長持』

平谷美樹先生

平谷先生の《貸し物屋お庸》シリーズが出版社を変えて再開されたということで、 今回も大和書房の長谷部さまを交えてインタビューをお願いすることになりました。

新たな登場人物、今後の展開等々についてもうかがうことが出来ました。

◆ブックレビュー

「稲葉小僧自作を語る」

稲葉小僧

「アニマ・ソラリス」に投稿している作家さんは、いったいどういう人なのだろう?という疑問にお答えする新企画です。 初回は、《ようこそ大宇宙へ! 超古代の巨大宇宙船で宇宙を征く》シリーズでお馴染みの稲葉小僧さん。 知り合ったのは、もう30数年前と、語れば長い話になります(笑)

◆ 読切短編小説

ノーモア、タイムマシン

糸井翼

世界初のタイムマシンの公開実験は、開発した博士の死だけではなく、その一帯に大惨事を引き起こした。 そして、その息子は父親の無念を晴らすべく事故調査委員会の一員として研究を続けたのだが……

SFの小箱(3)タイムトラベル

小林ひろき

タイムトラベルにおけるトロッコ問題。タイムパトロールが、 911の被害者の家族が飛行機を止めようとしてやってくるのを阻止するのは是か非か。小林さんの導き出したアンサーとは……

◆ 連載長編小説

ようこそ大宇宙へ!  超古代の巨大宇宙船で宇宙を征く

『第四章  銀河団を越えるトラブルバスターの章』

「第四十話 とある異星人の子孫(おまけ付き)」

稲葉小僧

とある惑星に不時着した搭載艇に乗っていた知性体。文明の発達を待つために冷凍睡眠に入る。 それから数万年後、かの搭載艇が埋まった大地を掘り起こそうとする考古学者が居た。 それが天地を揺るがす騒動の元になるとも知らず……。いや、薄々感づいていたのかも(笑)

始めの方を読んで頂くと丸わかりだと思いますが、これもアニメネタ(どっちか と言うと、漫画の方が大きい)です。

元ネタは、そのものズバリ、横山先生「バビル2世」ですね。

設定とかはアニメより漫画版を元にしてますので、アニメの方が好きな方には違 和感あると思います。

あ、書いてて気づきましたが、元々、ようこそ大宇宙へ!・・・の方がアニメや 漫画のバビル2世に近いかな?(超絶的な体力や技、そして超能力の持ち主が、 平和と自由のためにあっちこっ ち行って戦うというバビル2世の原作漫画は、 そのまんま、楠見とガルガンチュ アクルーの設定だ(笑))

後少しで、超銀河団への挑戦が始まります(笑)(稲葉小僧)

◆ コラム

SF随想録パンセ

おおむらゆう

編集後記

参院選のまっただ中ですが、 選挙区が広いので田舎には宣伝カーが回ってこないので静かなものです(汗;)あまり明るい話題の無い昨今ですが、 読者の皆様におかれましては、体調に気をつけて健やかにお過ごし下さいませ。

今号では、短編がどちらも時間ものというジャンルかぶりになっています。せめて空想の世界では現実から離れたいという現れでしょうか……

雀部陽一郎 (監修/書評子)

「Flying Trinity」

カーゴシップのカーゴ部分をくりぬいて3本のロケットを積み込んだ際物宇宙船です。

別名「Fling Madness」とも、、

見た目に似合わずスピード狂のじゃじゃ馬船です。

後付けですが、この船を浮遊させるために「Perfect Inertial Material/完璧な慣性物質(仮)」と言うものを考えてみました。

質量はあるが、重力の影響を全く受けない物質と言う意味です。 重力の影響を受けないのに質量はあるので、自転している星の上では星の遠心力により上空へと慣性が働きます。 この物質PIM(仮)を含む合金を上手く使えば浮遊するカーゴシップの出来上がりです。

星に着陸する時は貨物を積んでいるので下降します。そして荷を下ろした後は動力無しで宇宙へ上がって行き効率が良いです。 宇宙へ荷揚げする場合は動力は要りますが、割安のはずです。 人工重力、反重力は何となく大変手間のかかりそうな気がして、実用化のメドは中々難しい気がします。

PIM(仮)がこの世界に存在するとしたら重力の底、地上には無く宇宙空間にあるはずです。 もし地球上にあるとしたら、洞窟などの天井に見つける事ができるかもしれません。

はるやっち(イラスト)

長年読み続けてきたライトノベルの『学戦都市アスタリスク』の最終巻が今月無事に発売されました。 17巻も続けてきちんと完結、納得の大団円で満足です。 読者として作家の先生とイラストレーターの先生と出版社に感謝です。

他では地元の町田市が舞台の『デート・ア・ライブ』も完結したけど『ダンまち』は結末がありそうな話ではないし、 『大伝勇伝』の最終巻を気長に待ちましょう。

福田弘生 (Anima Solarisプロデューサー)

タイムトラベルネタの掌編をひとつ仕込んではいたのですが間に合いませんでした。

暑さやらなんやらで色々と削られています。

おおむらゆう (編集)