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月別アーカイブ: 6月 2017
小松左京先生晩年のご著書(森下一仁先生インタビュー関連)
『SFへの遺言』小松左京著 対談者:石川喬司、大原まり子、笠井潔、高橋良平、巽孝之、森下一仁(構成) ’97/6/30、光文社、1800円 <われわれに未来はあるのか?>“世界沈没”を救う提言 人類とその文明の行方を精力的に問い続けてきた著者が、21世紀を目前にして自らの全力疾走の足跡を振り返り、後に続く世代にバトンタッチの夢を託す。時代を先取りした知性の苦闘の記憶であり明日への貴重な提言でもある。 作家:石川喬司 堅苦しい話ばかりではなく、日本SF黎明期の爆笑エピソードもあり、楽しめます。 『3・11の未来』日本・SF・想像力 笠井潔/巽孝之監修、海老原豊/藤田直哉編集 ’11/9/11、作品社、1800円 ■はじめに 小松左京「序文――3.11以降の未来へ」 ■第一部 SFから3.11への応答責任 笠井潔「3.11とゴジラ/大和/原子力」 【鼎談】笠井潔・巽孝之・山田正紀「3.11とSF的想像力」 豊田有恒「原発災害と宇宙戦艦ヤマト」 スーザン・ネイピア「津波の時代のポニョ――宮崎駿監督に問う」 ■第二部 科学のことば、SFのことば 瀬名秀明「SFの無責任さについて――『311とSF』論に思う」 【座談会】谷甲州・森下一仁・小谷真理・石和義之「小松左京の射程――『日本沈没 第二部』をめぐって」 八代嘉美「『血も涙もない』ことの優しさ」 長谷敏司「3.11後の科学とことばとSF」 田中秀臣「物語というメビウスの環」 仲正昌樹「SFは冷酷である」 海老原豊「一九七三年/二〇一一年のSF的想像力」 ■第三部 SFが体験した3.11 新井素子「東日本大震災について」 押井守「あえて、十字架を背負う」 野尻抱介「原発事故、ネットの混沌とロバストな文明」 大原まり子「3.11以降の未来への手紙」 クリストファー・ボルトン「流れ込む、分裂する言葉――3.11以降の安部公房」 ■第四部 3.11以降の未来へ 桜坂洋「フロム・ゼロ・トゥ・201X」 新城カズマ「3.11の裡に(おいて)SFを読むということ」 鼎元亨「3.11後の来るべき日本」 藤田直哉「無意味という事」 ■結語――またはゼロ年代の終わりに 巽孝之
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書評本(森下一仁先生インタビュー関連)
森下一仁先生著者インタビュー関連本の紹介。 そもそも「アニマ・ソラリス」での著者インタビューは、SF作家の先生方に対する好奇心と、現在活躍しているSF作家の方々、及び私が読んで面白かった作家の方々を記録として残しておきたいなあという動機で始めた物でした。書評はおろか感想文としての体裁をなしていないことも多々あるとおもいますが、ご容赦を。でも、たまには良いこと資料価値のあることもうかがっています(笑) とりあえず、今後50年程度はネットで閲覧できるように準備はしてあります。 『ニッポンの書評』豊崎由美著 ’11/4/20、光文社新書、740円 SFファンには、大森望先生との共著『文学賞メッタ斬り!』シリーズでお馴染みの豊崎由美先生の書評論です。 豊崎先生の「大八車(小説)を押すことが書評家の役目」というのは、けだし名言。 対象書籍に対する愛情は必要でありますねえ…… 著者インタビューでも、同じ心構えで臨みたいと心しておりますが、実現できているかどうかは不明であります(汗;) 豊崎由美公式ブログ「書評王の島」 『JUST IN SF』牧眞司著 ’16/5/20、本の雑誌社、1700円 東京理科大SF研出身の牧眞司先生の書評集 お手本(というかSFふぁんとして羨ましい)としている理系SFファン、牧眞司先生の書評集。 理系なのにスリップ・ストリーム系にも明るいし、評論のセンスと目の付け所の良さはいつも参考にさせてもらっています。 牧先生の「WEB本の雑誌-今週はこれを読めSF編」 森下一仁著 ’00/1/20、東京創元社 KEY LIBRARY、2000円 そもそもSFはどういうものであったのだろうかという疑問から、SFというジャンル全体を俯瞰した評論集。 特に脳神経学や認知科学の分野で使われる「フレーム理論」を用い、SFはどういうものかと説いた論説は当時すごく話題にのぼりました。 私も、やたら感心・感動した覚えが…… 森下一仁先生の「オモシロ本の世界2」が掲載されている「ナンクロメイト」誌 7月号では、『シマイチ古道具商 春夏冬人情物語』『万次郎茶屋』『愛しのオクトパス 海の賢者が誘う意識と生命の神秘の世界』を紹介されています。 ちなみに牧眞司先生の「オモシロ本の世界1」も掲載されていて、こちらは『竹取物語 かぐや姫のおはなし』『オリエント急行殺人事件』『不在の騎士』を紹介されてます。 『小説 推理』7月号 双葉社、特別定価:910円 森下一仁先生の書評「今月のこの一冊 SF」が掲載されている『小説 推理』誌です。 7月号では、ケン・リュウ著『母の記憶に』、宮内悠介著『あとは野となれ大和撫子』、ウィル・ワイルズ著『時間のないホテル』を紹介されています。 7月号
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