読切短編小説「SFの小箱(23)ウラシマ効果」 小林蒼

SFの小箱(23)ウラシマ効果

 始まりは長命なエルフに、宇宙空間や仮想現実世界での様々な相対論的遅延を
与えた時、その精神構造がどのように変化するかを調べ、過酷な宇宙に対処する
術を見いだすプロジェクトだった。そうしてその精神をコピーして搭載した三隻
の宇宙機は、少しずつ時間をずらして、お互いに違う時間の中で生きていた。こ
れは、そうした宇宙機たちの記録である。

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