日別アーカイブ: 2019年12月6日

『糞袋』『蚤のサーカス』『星の綿毛』藤田雅矢著(kindle版)

『糞袋』『蚤のサーカス』『星の綿毛』に関する著者インタビューは、以下で読めます。
http://www.sf-fantasy.com/magazine/interview/040701.shtml


糞袋

『糞袋』藤田雅矢著、
2018.8.28、惑星と口笛ブックス、kindle版、800円
時は江戸、舞台は京都。「肥えとりはん」見習い中のイチは、ひょんな行きがかりから花街のお女郎さんの小水を所望する大店の旦那はんに 頼まれ、その配達係を引き受けることに。やがて糞尿全般スカトロ系事業に関わり、思わぬ運命に翻弄される……
蘊蓄ならぬ「ウンチくぅ」物語。
第7回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作。


『蚤のサーカス』書影『蚤のサーカス』藤田雅矢著、土橋とし子装画
2014.4.16、アドレナライズ、kindle版、495円
さあお立ち会い、世にも珍しい蚤のサーカスだ。1970年、大阪万博が延期された架空の世界が舞台。田舎の虫好き少年二人が、謎の「蚤のサーカス」の団長の罠にかかり、横浜まで解毒剤を取りに行く羽目に。二人はその資金調達のために、巨大な蝶と雌雄が合体した蝶を生み出す計画を実行しようとするが……
蘊蓄ならぬ昆蓄話かも(笑)


『星の綿毛』書影『星の綿毛』藤田雅矢著、菊池健装画
2014.5.1、アドレナライズ、kindle版、495円
どことも知れぬ砂漠の惑星。<ハハ>と呼ばれる銀色の物体の通った後には、緑を貯えた土地が砂漠の中を帯のように延びていき、人間たちはそこにまとわりついて収穫し、暮らしを営んでいた。そうしたムラのひとつに住むニジダマは、その緑の帯の端っこ、再び土地が干からびて砂漠に帰っていくところで、他の子ども達と落ち穂拾いをしていた。
道具を作るというトシという存在にあこがれるニジダマは、ある日砂漠を越えてやってきた交易人の世話をする役に指名される。過酷な環境を耐え抜くために全身の皮膚をウロコで覆った異形の男ツキカゲは、ニジダマの心を見透かしたかのように交易人になって一緒にトシに行こうと持ちかけた……

藤田雅矢先生短編収録電子版『万象』


万象

日本ファンタジーノベル大賞受賞作家21人の書き下ろしアンソロジー、井村恭一表紙画
「ZOO」藤田雅矢著
四国から決死の思いで、京都の動物園に象を見るためにやってきた吾郎は、窓口の料金表を見て途方にくれた。大阪でお金を盗まれたため、ポケットに穴あきの五万円銅貨と一万円のアルミ貨を何枚かしか持ってないのに、そこには「小人五十万円」と書いてあるのだ。園内の掃除を条件にどうにか象を見ることが出来た吾郎の知った驚きの事実とは……
藤田先生以外の収録作:
北野勇作「掌上現象」
南條竹則「動物園にて」
井村恭一「直し屋」
山之口洋「ナチュラル・ウォリアーズ」
沢村 凜「優しい手」
涼元悠一「停電の話?カッくんとデンバネ・白い車」
森青花「夢色いろ」
斉藤直子「リヴァイアさん」
粕谷知世「象になりたかった少年」
西崎憲「東京の鈴木」
渡辺球「仕える人々」
仁木英之「千秋楽」
堀川アサコ「からっぽの宇宙」
久保寺健彦「ファーストデート大作戦」
小田雅久仁「よぎりの船」
石野晶「かたわれ」
勝山海百合「ドライブイン・ヘルシンキ」
日野俊太郎「ヒトノムコトリ」
三國青葉「爆裂しすたーず」
冴崎伸「死を降らす星」
斉藤直子「まとめ人日記」
斉藤直子さんの「まとめ人日記」によると、2004年頃に始動した計画だったようだ。藤田雅矢さんは初期の頃からこの計画に参加されていたみたいですね。