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日別アーカイブ: 2022年5月28日
久永実木彦先生著者インタビュー関連本
『七十四秒の旋律と孤独』久永実木彦著、最上さちこ装画 2020.12.25、東京創元社、1800円、1710円(Kindle版) 収録作: 「七十四秒の旋律と孤独」 以下《マ・フ クロニクル》シリーズ 「一万年の午後」「口風琴」「恵まれ号 Ⅰ」「恵まれ号 Ⅱ」「巡礼の終わりに」 第八回創元SF短編賞受賞作「七十四秒の旋律と孤独」をはじめ、人類が滅亡したあとの宇宙で、ヒトの遺した教えと掟に従って宇宙を観測し続けるロボットたちの日々を綴る連作〈マフ クロニクル〉の全六編を収録。永遠の時を生きる美しいロボットたちと、創造主である人間をめぐる新たな神話がここに。 「七十四秒の旋律と孤独」久永実木彦著、加藤直之イラスト 第8回創元SF短編賞受賞作 2017.7.28、東京創元社、kindle版、198円〈空間めくり(リーフ・スルー)〉と呼ばれる時空転移技術が開発され、宇宙交易が活発になった未来。 紅葉は宇宙貨物船グルトップ号に搭載された朱鷺型のAIを搭載された人型戦闘兵器。 〈空間めくり〉の際の人間が認識できない七十四秒の閉じられた時間、貨物船を襲撃から守っている。しかし、運行開始から一度も襲撃を受けたことのないグルトップ号の乗組員たちは、紅葉のことを“空焚きのポット”と揶揄し、その存在をほとんど無視していた。自らの存在意義に疑問を持つ紅葉だったが、あるときグルトップ号が〈空間めくり〉中に海賊に襲われた。 加藤画伯による、表紙画がなんとも格好良いですね。この戦闘タイプのロボットと、短編集の書影(最上さちこ装画)からうかがえる可愛らしいロボットとの対比が内容にどう関係しているかも読みどころの一つです。 「第42回日本SF大賞: 選評冊子」日本SF作家クラブ編 2022.4.17、日本SF作家クラブ出版、Kindle版、500円 目次 第四十二回日本SF大賞『大奥』 第四十二回日本SF大賞 最終候補作品(作品名五十音順) 『暗闇にレンズ』高山羽根子(東京創元社) 『ゴジラS.P〈シンギュラポイント〉』TVアニメ・高橋敦史監督(東宝) 『七十四秒の旋律と孤独』久永実木彦(東京創元社) 『ポストコロナのSF』日本SF作家クラブ編(早川書房) 『まぜるな危険』高野史緒(早川書房) 「第四十二回 日本SF大賞」選評 草上仁、小谷真理、白井弓子、三雲岳斗 『ウカイロ9「THE END IS THE BEGINNING IS THE END」』 2019.8.11、スミダカズキ、2000円 収録作: 菅野ぽんた「illustration」、おがわさとし「It is no use … 続きを読む
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