原作は橙乃ままれ。
全8巻のライトノベル(本編5巻+外伝3巻)
アニメは2013年1月 – 3月TV放映、全13回(12話+総集編)
人間と魔族の戦いに終止符を打つべく魔王城に乗り込んだ勇者。
魔王城で出会ったのは人間の美女そっくりの魔王。
勇者は魔王から提案された事案を話し合い、和解を経て、彼女と契約を結ぶことに。
ふたりは身分を偽り新たな世界の可能性を求め開拓を始める。
魔王
魔界を統べる第43代目魔王。腕力も魔力も高くない。
人間の姿をしており戦闘能力は低い。
深い知識と、グラマラスボディの持ち主。
勇者
最強の人間にして魔族の宿敵。
魔王討伐を目指し、魔界へと乗り込む。
女騎士
勇者のかつてのパーティーメンバーの1人。
そばかす顔と貧乳を気にしている。
女魔法使い
勇者のかつてのパーティーメンバーの1人。
勇者と同様に燃費が悪く、体型の割りに大飯食らい。
執事
勇者のかつてのパーティーメンバーの1人で名前は「老弓兵」だった。
柔軟な考えと、シビアで冷静な分析や判断ができる面を合わせ持つ好々爺。
第一章 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」
第二章 「わたしたちをニンゲンにしてください」
第三章 「いままでどこほっつき歩いていたのよ!」
第四章 「そんなことになったら勇者に噛みついてやる!」
第五章 「魔王っていい匂いだな」「勇者の腕の中はほっとする」
第六章 「お帰りなさい、勇者!」「ああ、爺さん…ただいまだ!」
第七章 「すぐに戻れる、すぐにまた会えるさ」
第八章 「剣を取って、我が主」
第九章 「わたしは“人間”だからっ」
特別章 (総集編) 「この物語は、駄肉だけではないのじゃ!」
第十章 「あの人が置いた布石が、いよいよ意味を持ってくるのか」
第十一章「壊したり殺したりするばっかりで、何にも作ってないから」
第十二章「待たせたな、わたしの勇者」「寝坊しすぎだ、おれの魔王」
原作は「地の文」が存在せず、戯曲のように登場人物の会話のみで構成されている。
登場人物には個人名が存在せず、「勇者」「魔王」「メイド姉」など
作中での立場や肩書きが使われている。
通常の小説とは違っていますので、そこが許容できないと楽しめ無いでしょう。
専門知識が無いと少し苦労しますが、歴史、経済の知識習得には最適でしょう。
アニメは原作を上手に処理していますが、いかんせん原作は長い。
12話では途中迄となります。
教育的側面を重視した結果、続編は製作されませんでしたが、意欲的な作品として
記憶に残っています。
「経済学×ファンタジー」というコンセプトの嚆矢的作品として残るでしょう。
