日別アーカイブ: 2021年5月31日

編集後記

 徐々に通常運転に復帰中(汗;)  稲葉小僧さんの連載長編に出てくる「銀河通信」は、パソコン通信の黎明期 にNHKがこさえたパソコン通信サイトです。たしか稲葉さんとの最初の出会いは ここだったような気がする……                      雀部陽一郎 (監修/書評子)  5月20日の白泉社からのお知らせで、漫画家の星野架名さんが4月28日23時8分 に亡くなられたと知りました。(時刻まで公表してるあたりが彼女らしい……。)  80年代~90年代のSFやファンタジーのブームの時期に活躍された方で、その 不思議な世界観に魅せられた人も多かったかと思います。個人的には妙子と青 シリーズの妙子が好きでした。  故人の御冥福をお祈りします。                          おおむらゆう (編集)    ドラクエが35周年、発売日に大騒ぎになった頃もありました。ウィザードリ ィとかウルティマとかをパソコンで遊んでた者からすると操作がとにかく楽で 楽しかった。(コマンドを一々入力しなくて済むなんて!)まあPCゲームでグ ラフ用紙にマッピングする緊張感も悪くなかったのですが。  結局一番ゲームを楽しめる年代に何を遊んだかなのでしょうね。 # TRPGには「ストームブリンガー」なんてのもあったんだぜ。                福田弘生 (Anima Solarisプロデューサー)                

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著者インタビュー『鍬ヶ崎心中 幕末宮古湾海戦異聞』 平谷 美樹先生

——– 平谷美樹著、小学館文庫,Kindle版 http://www.sf-fantasy.com/magazine/interview/210501.shtml  前回に引き続き、『大一揆』や『柳は萌ゆる』と同時代。運命に翻弄される、 心を病んだ若侍と年季が明けた女郎の不器用な純愛を描いた『鍬ヶ崎心中』の 文庫(電子)版を出された平谷先生にインタビューをお願いしました。  他にも「口入屋」「忍者」「蘭学者」が主人公のユニークな時代小説につい てもうかがっています。

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著者インタビュー『空間は実在するか』 橋元 淳一郎先生

——- 橋元淳一郎著、集英社インターナショナル新書 http://www.sf-fantasy.com/magazine/interview/210502.shtml  ピタゴラスの定理を使ったユニークな相対論の解説に始まり、物質が空間を 作り、生命が時間を生み出すからくりを探ります。(前編)

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連載長編小説『ようこそ大宇宙へ! 超古代の巨大宇宙船で宇宙を征く』 稲葉小僧

http://www.sf-fantasy.com/magazine/novel_l/inaba/part29.shtml  今回の銀河のトラブルは、星系や宙域の経済と技術格差が激しすぎるという もの。手を出さなきゃド田舎星系のジリ貧は更に加速するし、ド田舎星系に手 を貸すなら中央星系が寂れるのは目に見えている。さて、このジレンマに楠見 キャプテンの妙案はいかに……  それにしても、会社の名前が「銀河通信」とな。まあ懐かしい名前を引っ張 ってきたね稲葉さん(笑)

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読切短編小説「もっと終りなき戦い」 小林 ひろき

http://sf-fantasy.com/magazine/novel_s/h_kobayashi/100MillionYearsWar.html  果てしなく続く、銀河帝国vs星間連合の戦い。銀河帝国側は、知将ヴェルナ ーと戦争に特化したAIシステム・クラリスの共同作業で連勝していたが、ある ときから、星間連合側の戦術が明らかに進化して、互角か上回るように……  小林さんの描く「終わりなき戦い」+「銀英伝」+α。

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読切短編小説「僕と君の左右世界」 杉村 修

http://sf-fantasy.com/magazine/novel_s/o_sugimura/bilateral.html  僕には二つの世界が見える。一つは、左目で見るいわゆる普通の世界。もう ひとつは、右目で見る幽霊や妖怪のいる世界だ。僕は時計の修理職人をしてい るが、家では中学生の妹と一つ目小僧と同居している。ある日、僕が時計修理 工房「セピア」に出勤すると、入口に水色のワンピースを着た女の子が体育座 りをしていた。それは右の目で見た世界であって、左の目の世界に彼女はいな かった……

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