独断と偏見のお薦め度☆☆☆☆(前回は☆☆☆)
前回の感想で、以下のように書いたのですが、今回通しで見た見たら、「征服」のラストの伏線をちゃんと回収しているし、監督が替わってダメになったというわけでもなかったので、再評価しました。ただ、「征服」だけを取り上げてみれば、クトゥルフ神話ものの路線で押し通した方が作品としてのまとまりが出たのではと思います。
—————————以下前回感想————————–
監督が交代したせいか、シリーズとしての統一感無し。背景を共有しない単独の作品として観るなら、そこそこの面白さです(笑)
『スカイライン 征服』2011年6月公開、グレッグ・ストラウス&コリン・ストラウス監督作品
ネタバレ覚悟で言うなら、科学技術力・兵力共に圧倒的に差がある宇宙人が、地球に収穫に来た話。そういう意味ではクトゥルフ神話ものと親和性が高い。まあ人類はやられっぱなしであります(汗;)ディッシュの『人類皆殺し』などとは明らかにティストが違いますので、そこらは期待しないように(笑)
『スカイライン 奪還』2018年10月公開、リアム・オドネル監督作品
息子とともに宇宙船に吸い込まれた刑事マークが、宇宙人によってエイリアン(脳移植)へと変貌しながらも人間の心を残していたジャロッドと共闘して、宇宙船の破壊に成功する。そして人類の反撃が始まる。前作ではほぼ無敵状態だった宇宙人と肉弾戦で闘って勝ったりするのは……←前作の設定はどうなったのやら(笑)
『スカイライン 逆襲』2021年2月公開、リアム・オドネル監督作品
『スカイライン 奪還』から10年後、宇宙船が放つ青い光の影響で変異したDNAを持ったローズが、抵抗軍を結成して宇宙人を一度は撃退するが、5年後、宇宙人たちは反撃の準備を着々と進めていた……。
えっ、普通の侵略ものになってしまったんだなあ感あり。予算が潤沢にあったSFドラマと思って観るなら、腹は立たないかも。