著者インタビュー関連書籍」カテゴリーアーカイブ

田中啓文先生関連書籍

《鍋奉行》《鍋奉行犯科帳》田中啓文著、林幸装画、集英社文庫
1巻:『鍋奉行犯科帳』2012.12.14、748円(税込)
2巻:『鍋奉行犯科帳 道頓堀の大ダコ』2013.8.21、792円(税込)
3巻:『鍋奉行犯科帳 浪花の太公望』2014.5.20、660円(税込)
4巻:『鍋奉行犯科帳 京へ上った鍋奉行』2014.12.16、682円(税込)
5巻:『鍋奉行犯科帳 お奉行様の土俵入り』2015.5.20、682円(税込)
6巻:『鍋奉行犯科帳 お奉行様のフカ退治』2015.12.17、726円(税込)
7巻:『鍋奉行犯科帳 猫と忍者と太閤さん』2016.5.20、814円(税込)
8巻:『鍋奉行犯科帳 風雲大坂城』2016.12.16、792円(税込)


元禄八犬伝《元禄八犬伝》田中啓文著、林幸装画、集英社文庫(Amazonの五冊セットの画像をお借りしてます)
1巻:『元禄八犬伝 さもしい浪人が行く』2020.9.18、792円(税込)
2巻:『元禄八犬伝 天下の豪商と天下のワル』2021.3.19、770円(税込)
3巻:『元禄八犬伝 歯噛みする門左衛門』2021.8.20、792円(税込)
4巻:『元禄八犬伝 天から落ちてきた相撲取り』2021.12.17、792円(税込)
5巻:『元禄八犬伝 討ち入り奇想天外』2022.5.20、924円(税込)


 天から落ちてきた相撲取り『元禄八犬伝 天から落ちてきた相撲取り』は、巨大な竜巻に運ばれて網乾左母二郎一味の隠れ家に突然関取が落ちてきた……一方、大坂中で大評判の賭け相撲興行の陰では商売敵を陥れんとする陰謀が進行していた。「世直し大明神」なる謎の人物の正体は? そこに怪力無双の八犬士・犬田小文吾が絡み、とんでもない事態に(笑)
堀晃先生の日記「マッドサイエンティストの手帳」によると力士が落ちてくるのは映画「シャークネード」から着想を得たとか。「シャークネード」シリーズは全部見ましたが、とんでもないバカ映画です(笑)

「大阪SF八景―SF的想像力を刺激する大阪の景観―」(『Anchor KLL No.1』収録)

『Anchor KLL No.1』『Anchor KLL No.1』2024.5.31、神戸文芸ラボ、Amazonオンデマンド1760円(税込) 故眉村卓先生が開催されていた「物語・エッセイ講座」の受講生が、講座修了後も自発的に集まり文芸同好会として立ち上げたもの。
「大阪SF八景―SF的想像力を刺激する大阪の景観―」 (堀晃先生のエッセイ)
一、中之島四丁目(大阪市立科学館);手塚治虫『鉄腕アトム』(1953~)
二、中之島東端(剣先);福田紀一『霧に沈む戦艦未来の城』(1962)
三、大阪砲兵工廠跡(大阪城公園);小松左京『日本アパッチ族』(1964)
四、梅田地下;堀晃『梅田地下オデッセイ』(1978)
五、毛馬閘門;北野勇作『かめくん』(2001)
六、上町台地;牧野修『傀儡后』(2002)
七、聖天山(阿倍野);眉村卓『エイやん』(2006)
八、淀川左岸(此花区);酉島伝法『皆勤の徒』(2010)


大阪ラビリンス『大阪ラビリンス』有栖川有栖編、景山徹カバー
2014.9.1、新潮文庫、630円
「ラビリンスへようこそ」有栖川有栖
「橋の上」宇野浩二
「面影双紙」横溝正史
「大阪の女」織田作之助
「大阪の穴」小松左京
「梅田地下オデッセイ」堀晃
「コンニャク八兵衛」田辺聖子
「川に消えた賊」有明夏夫
「おたふく」岩阪恵子
「天幕と銀幕の見える場所」芦辺拓
「火花1/火花2」柴崎友香
「あとがきに代えて」有栖川有栖

熊谷達也先生関連書

むけいびと『むけいびと 芦東山』熊谷達也著、宇野信哉装画
2024.6.20、潮文庫、900円(税別)
江戸時代中期、刑が無くても犯罪が発生しないような理想の世を求め、仙台藩儒学者・芦東山が23年にも及ぶ幽閉生活の中で著した『無刑録』。
刑罰は犯罪に対する報復だとする応報刑論が主流だった当時、人間尊重の立場から犯罪者を更生させるための手段との教育刑論を唱えたこの書は、近代刑法論書の先駆けとなるものだった。逆境を乗り越え、己の考えを貫き通した生涯とは―ー。


孤立宇宙『孤立宇宙』熊谷達也著、
2022.8.31、講談社、2310円(税込)

小惑星の衝突で地殻、気象ほかあらゆる環境が破壊され、生存の危機に陥った人類は、他の星への移住を目指すものと世界各地のシェルターで生き残りをはかるものとにわかれた。
さらに、肉体のくびきから離れ、意識のサイバースペースへの移行が可能になった世界は、分断と孤立の中にあった。

酉島伝法先生『奏で手のヌフレツン』著者インタビュー関連

 『奏で手のヌフレツン』 『奏で手のヌフレツン』酉島伝法著、川名潤装幀
2023.12.25、早川書房、Kindle版2376円(税込)
 人間ではないようで、どこか人間を思いおこさせる異界の人々。著者はその人たちの日常の営みを克明に描き、読者は生きていくつらさと諦観にも似た宗教観に翻弄されつつも、希望と挑戦に期待し、頬ずりしたくなる子どもたちの可愛さと将来について共に悩み、異界の美味そうな食べ物に涎を流しそうになります。そして太陽と月を操る異界の音楽が、読者をさらに感動させることでしょう。


隔世遺伝「隔世遺傳 『皆勤の徒』設定資料集」西島伝法著
2015.11.23、東京創元社、Kindle版274円(税込)
『皆勤の徒』の世界をさらに堪能するためのガイドブック。作中の造語を著者自ら解説した200項目を超える用語集と、構想段階のスケッチを含む50点以上のイラストを収録。通して読めばひとつの物語として、索引をひけば本編を読み解く手がかりとして楽しめる。著者による序文と担当編集者による解説を付した、電子書籍版オリジナルの設定資料集。


宿借りの星『宿借りの星』酉島伝法著
2019.3.29、東京創元社、Kindle版2567円(税込)
罪を犯して祖国を追われたマガンダラは、放浪の末に辿り着いた土地で、滅んだはずの“人間”たちによる壮大かつ恐ろしい企みを知る。それは惑星の運命を揺るがしかねないものだった。危機に立ち向かうため、マガンダラは異種族の道連れとともに、戻ったら即処刑と言い渡されている祖国への潜入を試みる――。


オクトローグ『オクトローグ 酉島伝法作品集成』西島伝法著
2020.7.2、早川書房、2640円(税別)
「環刑錮」異形の存在へと姿を変えられた受刑者の物語
「金星の蟲」刷版工場に勤める男性の日常が次第に変容していく
「痕の祀り」
「橡」
「ブロッコリー神殿」人類の異星探査を異星生物側の視点で綴った生態系SF
「堕天の塔」
「彗星狩り」
「クリプトプラズム」宇宙を航行する市街船と奇妙な〝オーロラ〟とのコンタクトを描く


るん『るん(笑)』酉島伝法著
2023.9.20、集英社、Kindle版638円(税込)
「三十八度通り」
「千羽びらき」
「猫の舌と宇宙耳」


金星の蟲『金星の蟲』酉島伝法著
2023.10.18、早川書房、Kindle版1247円(税込)
『オクトローグ』改題、自作解題と奇想イラストストーリー「幻視百景」を追加収録


『奏で手のヌフレツン』著者によるイラスト
「奇怪な幻想世界を支えるSF的思考 酉島伝法さん『奏で手のヌフレツン』インタビュー」
「酉島伝法さんが読んできた本たち 作家の読書道(第226回)」


『奏で手のヌフレツン』書斎
50インチTVとモニタ


『奏で手のヌフレツン』ノーパソとモバイルモニタ

平谷美樹先生著者インタビュー関連書

《貸し物屋お庸》4『貸し物屋お庸 謎解き帖 髪結いの亭主』平谷美樹著、丹地陽子カバーイラスト
2024.2.15、大和書房、840円(税別)
「髪結いの亭主」髪結い道具と台箱を借りに来た、今は煮物を売ってる棒手振りは……
「割れた鼈甲櫛」高級そうだが真っ二つに割れた鼈甲櫛を売りに来た子ども。拾ったというが。
「六尺の釣り竿」借りた釣り竿を持たずに毎日釣りに出かける男の目的は?
「火の用心さっしゃりやしょう」拍子木を借りに来たご隠居。しかしお庸には気になることが、それは……
「凶刃と大火鉢」大火鉢と夜具十組が運び込まれた仕舞屋に集う者たちの正体は?


《百夜・百鬼夜行帖シリーズ》98「金属の風車」平谷美樹著、本田淳装画
2024.1.19、小学館、Kindle版220円(税込)
 蝋燭問屋の番頭の依頼ごとは、店の者の指が輪を作ったまま離れなくなったり、南蛮人の亡魂が出ると言う。そして金属で出来た風車が亡魂と共に現れる…


《百夜・百鬼夜行帖シリーズ》99「明け方の風」平谷美樹著、本田淳装画
2024.1.19、小学館、Kindle版220円(税込)
 尾張屋清右衛門が、毎早朝、夢うつつに顔に微風が当たるとともに、部屋の中が赤い光で満たされるのだと言うが……

長谷川京先生著者インタビュー関連本

『障害報告:システム不具合により、内閣総理大臣が40万人に激増した事象について』長谷川京著 2023.8.2、anon press、Kindle版660円(税込)
「障害報告:システム不具合により、内閣総理大臣が40万人に激増した事象について」
「エイリアンステイツ・51からの大統領選遊説」
「極道會襲名式〈ヤクザバース・トランザクション〉」
「EXO2100決勝_五年目の真実_最終版_本当の決定稿_完成バージョン.xls」
「太古から現代に紡がれる日本文化の歴史シリーズ:第抵シ撰シ托シ回 死亡遊戯〈デスゲーム〉」


『小説すばる』2022年12月号
Japasese Flash Fiction(千字一話)、日本初のフラッシュフィクション連載!ということで、 「帰ってくれタキオン」(長谷川京作)が掲載されてます。
SFファンにはお馴染みの、あの“タキオン”が登場した顛末となぜ「帰ってくれ」なのかについての考察(笑)
『小説すばる』誌は、ポツリポツリとしか購入してないのですが、SF系も結構掲載されることが多いです。
12月号の「帰ってくれタキオン」の前後も、後ろは「令和元年生まれルリカ50歳」(王谷晶作)という老年問題を扱った触手(笑)&ディザスターもの。前は「ソコレの最終便」(霧島兵庫作)という架空戦記。 もう一つ前が今祥枝女史による「海外ドラマ考現学」で、“中高年向けコンテンツは新たな鉱脈となるのか”ということで、ニュータイプ西部劇「イエローストーン」(←見てました)が俎上に。そ、そうだったのか!。ということは最近スカパーで第二シーズンの放映が始まった「WALKER/ウォーカー」も同じ系統なのかな。
普段読んでない雑誌を読むと新たな発見があって面白いけど、なかなか毎号は読めません(汗;)


『&6 解き放たれたSF誌』SF創作講座第6期有志、第6期からの脱出
2023.11.11、邸和歌(やんぐはうす)、ももやまもぎゅへい装画、1500円
「異界からのスーパーライク」長谷川京
マッチングアプリSF(笑)。「エロは金になる」ということで多種の異星人向けアダルトサービスを立ち上げた二人。 上手く行かない二人に届いた起業家成長プログラムは、成功しなければ船ごと廃棄される悪魔のシステムだった!


『5GⅡ 接続されたSF誌』第五期生成長報告、邸和歌発行(やんぐはうす)、いしかわ装画 X(@141shkw)
「ルーザーズカンパニー」長谷川京
“勝者が勝者となるのに理由はなく、敗者が敗者になるのには必ず理由がある”。敗者を仮想空間で何度もの失敗の末に成功を抽出するのが“ルーザーズカンパニー”のビジネスモデルだ!


『5G 接続されたSF誌』第5期生卒業文集、邸和歌発行(やんぐはうす)、いしかわ装画
★座談会『SF創作講座黄金世代のつどい』河野咲子×新川帆立×竹田人造×田場狩 長谷川京先生はインタビュアーとして参加
★テーマ短編 : チャレンジ編
★テーマ短編:リベンジ編 「夢の海に亰」長谷川京
凶暴な熱射で蒸散してしまったいにしえの「亰」の街。そして神経素子で脳内に構築されたネットワーク集合体である「脳海嘯」に亰都を模して作られた仮想世界「京都」があった。
★フリー短編


生物と無生物の間『生物と無生物の間』福岡伸一著
2007.5.20、講談社現代新書、740円
生命とは、実は流れゆく分子の淀みにすぎない!?
「生命とは何か」という生命科学最大の問いに、いま分子生物学はどう答えるのか。歴史の闇に沈んだ天才科学者たちの思考を紹介しながら、現在形の生命観を探る。ページをめくる手が止まらない極上の科学ミステリー。分子生物学がたどりついた地平を平易に明かし、目に映る景色がガラリと変える!
構成が、ワトソンの『二重らせん』に似ている。著者の心象風景から、動的平衡の概念にたどり着くまでを描いた。


『生命とは何か [第2版]複雑系生命科学へ』金子邦彦著
2009.2.23、東大出版界、3800円(税別)
生命科学を複雑系の科学として再構築し、最先端の研究成果をもとに、理論・モデル・実験から「生命」現象の本質へと迫る。これまで著者が行ってきた講義をもとに、わかりやすくていねいに解説した、本格的な入門書。
“脳の認知過程を考える上でも最初にシンボルで表現される論理ありきという人工知能の立場とは異なって、状態のダイナミクスのなかから、いかに状況に依存したルールが形成され、固定されるかという見方は重要である”とか“ヒトの認知過程が計算機と異なって、始めからルールや機能モジュールが与えられていないという点に対応している。ヒトの思考過程は、間違ってもエラーをはきだして止まるのではなく、困ったらルールを書きかえて先に進められる”とかの示唆に富んだ記述がありました。


《第五期ゲンロンSF創作講座》
第一回課題:「旬のネタでSF小説を書く」
「無色(むしき)で彩(あや)なす」
第二回課題:「小説つばる「新人SF作家特集号」の依頼」
「喧々窮(けんけんきゅう)して修飾す」公募新人賞への応募のため、公開停止中
第三回課題:「自分の得意なものを書きなさい」
「|量《はか》れない<親|子>のパラドックス」【梗概のみ】
第四回課題:「神話をモチーフにした作品」
「不可能ボトル」公募新人賞への応募のため、公開停止中
第五回課題:「「何か」が増えていく、あるいは減っていく物語を書いてください。」
「ALIEN?INSTRUCTION」
第六回課題:「「アクション」「スピード感」いずれかを入れたものを書いてください。」
「キョート・ランドエスケーパー」
第七回課題:「何かを食べたくなるお話を作ってください」
「忘れがたき未確《ミカク》」公募新人賞への応募のため、公開停止中
最終課題:「ゲンロンSF新人賞」
「偽景」

《第六期ゲンロンSF創作講座》
第一回課題:「あなたの特徴をアピールしてください」
「異界からのスーパーライク」
第二回課題:「課題を選択しなさい」
第三回課題:「最小限の嘘で最大限の効果を」
第四回課題:「今、自分が暮らしている都市の物語を書いてください」
「染織夜行」【公募新人賞への応募のため、公開停止中】
第五回課題:「生まれ育った場所を離れる話」
「縺れ地獄縁起のフォトグラム」
第六回課題:「何か(誰か)を葬る/弔う/喪に服す物語を書いてください」
第七回課題:「自分の人生をSFにしてください」
「キョートモノノケ・ドミトリー」
第八回課題:「雨を描いてください」
「機械の中の幽霊」【梗概のみ】
最終課題:「ゲンロンSF新人賞」
「ホモ・ミグラティオの伝令」

竹田人造先生著者インタビュー関連本

AI法廷の弁護士『AI法廷の弁護士』竹田人造著、Re°(RED FLAGSHIP)カバーイラスト
2024.4.10、ハヤカワ文庫JA、Kindle版1078円
『AI法廷のハッカー弁護士』改題
 近未来の日本。誤解なく、偏見なく、正義を確実に執行すると同時に、裁判を省コスト化・高速化し、広く国民に方の恩恵を行き渡らせる――そんな触れ込みでAI裁判官が導入された社会。そんななかで、弁護士機島は、AIの弱点を逆手に取った弁護術で不敗を誇っていた……


『人工知能で10億ゲットする完全犯罪マニュアル』竹田人造著、ttl装画
2020.11.25、ハヤカワ文庫JA、Kindle版、970円(税込)
首都圏ビッグデータ保安システム特別法が施行され、凶悪犯罪は激減――にもかかわらず、親の借金で臓器を売られる瀬戸際だった人工知能技術者の三ノ瀬。彼は人工知能の心を読み、認識を欺く技術――Adversarial Example――をフリーランス犯罪者の五嶋に見込まれ、自動運転現金輸送車の強奪に参加するが……。人生逆転&一攫千金、ギークなふたりのサイバー・ギャングSF


『AI法廷のハッカー弁護士』竹田人造著、shirakaba装画
2022.5.25、ハヤカワ文庫JA、Kindle版、2200円(税込)
AIは人を裁けるか。第8回ハヤカワSFコンテスト受賞後第1作! 近未来日本。複雑化していく訴訟社会にあって、法務省鳴り物入りで導入されたAI裁判官が法廷を仕切るようになっていた。そんななかで不敗とされる弁護士は、実はハッキングによって勝訴を勝ち取る「魔法使い」で……? すぐそこに迫る新時代の法廷エンタメ

AI裁判官vs不敗弁護士の特殊設定ミステリ! 『AI法廷のハッカー弁護士』試し読み


★『10億ゲット作者の思う『編集者は敵なのか』2020.11.19
エッセイ:改題の衝撃『人工知能で10億ゲットする完全犯罪マニュアル』
★「AI技術者、SFを書く。竹田人造インタビュー」2022.5.24
早川書房によるインタビュー記事
★竹田先生|「note」


『AIとSF』日本SF作家クラブ編
2023.5.23、早川書房、1452円Kindle版1307円(税込)
「まえがき」大澤博隆
「準備がいつまで経っても終わらない件」長谷敏司
「没友」高山羽根子
「Forget me, bot」柞刈湯葉
「形態学としての病理診断の終わり」揚羽はな
「シンジツ」荻野目悠樹
「AIになったさやか」人間六度
「ゴッド・ブレス・ユー」品田 遊
「愛の人」粕谷知世
「秘密」高野史緒
「預言者の微笑」福田和代
「シークレット・プロンプト」安野貴博
「友愛決定境界」津久井五月
「オルフェウスの子どもたち」斧田小夜
「智慧練糸」野﨑まど
「表情は人の為ならず」麦原遼
「人類はシンギュラリティをいかに迎えるべきか」松崎有理
「覚悟の一句」菅 浩江
「月下組討仏師」竹田人造
未来のある日、突如として月が消えた。物理的存在だけでなく月という言葉も概念も……。社会が大混乱に陥る中、江戸城新天守閣では仏像型兵器を従えた一戒と全窮という二人の仏師が対峙していた。二人は兄弟弟子の関係だが、その間には深い因縁があったのだ。金剛力士と不動明王がぶつかり合うバトルの行方は……。
「チェインギャング」十三不塔
「セルたんクライシス」野尻抱介「作麼生の鑿」飛浩隆「土人形と動死体 If You were a Golem, I must be a Zombie」円城塔「この文章はAIが書いたものではありません」鳥海不二夫
「各篇解説」鯨井久志・鈴木 力・冬木糸一・宮本裕人

『2084年のSF』日本SF作家クラブ編
2022.5.24、早川書房、1320円、Kindle版1188円(税込)
「タイスケヒトリソラノナカ」福田和代
「Alisa」青木和
「自分の墓で泣いてください」三方行成
「目覚めよ、眠れ」逢坂冬馬
「男性撤廃」久永実木彦
「R__ R__」空木春宵
「情動の棺」門田充宏
「カーテン」麦原遼
「見守りカメラ is watching you」竹田人造
老人ホームに入居している九二歳の「佐助」。長い間子供と会えていない佐助は、子供のことを想うあまり、施設からの脱走を試みる。しかし施設は警備ドローンや介護ドローンの管理する、難攻不落の要塞だった。
「フリーフォール」安野貴博
「春、マザーレイクで」櫻木みわ
「The Plastic World」揚羽はな
「祖母の揺籠」池澤春菜
「黄金のさくらんぼ」粕谷知世
「至聖所」十三不塔
「移動遊園地の幽霊たち」坂永雄一
「BTTF葬送」斜線堂有紀
「未来への言葉」高野史緒
「上弦の中獄」吉田親司
「星の恋バナ」人間六度
「かえるのからだのかたち」草野原々
「混沌を掻き回す」春暮康一
「火星のザッカーバーグ」倉田タカシ


『5G』2021.11.23
第5期生卒業文集
★座談会『SF創作講座黄金世代のつどい』河野咲子×新川帆立×竹田人造×田場狩
★エッセイ
「護身不完成」竹田人造
ゲンロンSF講座に聴講生として参加されていた竹田先生が、「機械学習系エンジニアのSF作家ってわりとアイデンティティあるし、生き残れるだろ」と考えていたら、おっとどっこいだったというお話しを自虐も入れて面白く語る創作論(笑)
ハヤカワSFコンテスト優秀賞受賞なんだから、そこをどうやってか乗り越えて傑作をものにしたと思います!


SFマガジン24/08SFマガジン2023年8月号
特集《マルドゥック》シリーズ20周年
「『AI法廷の模擬裁判』企画対談 安野貴博×竹田人造」掲載


SFマガジン2024年4月号SFマガジン2024年4月号
特集《BLとSF》
「ラブラブ☆ラフトーク」(竹田人造作)掲載
アメリカの超億万IT長者から突然求愛された俺の運命は?
自分のSNSが、突然桁外れのアクセス数!そのIT長者(男)とは趣味も合うし相性はばっちりなのだが、こっちにその気が無く困惑状態に……

永田礼路先生著者インタビュー関連本

音喜多「アクリルスタンド《螺旋じかけの海》オト」音喜多生体奇学研究所
ディスプレイ用モデルを「なんちゃってジオラマ風」に仕上げてみました。カメラは口腔内撮影用のデジカメを使ってます(100mmのマクロもあるのですが、これは OLYMPUS TG-4とリングストロボアダプターを使用)


『螺旋じかけの海(1)』永田礼路著
2015.10.23、講談社アフターヌーンKC、Kindle版516円(税込)
遺伝子操作が産業として発達した世界。水没した街の残骸で暮らす人々の中には、”異種キャリア”と呼ばれる異種遺伝子を持つ者が存在する。遺伝操作を生業とする生体操作師・音喜多(おときた)。自身も何種もの“異種キャリア”を抱えている彼の元に、様々な事情を抱えた者たちが訪れるーー。「人間と他の生物を分かつものは何か」――普遍的なテーマを、作者の専門知識に根ざした緻密な設定と、広大無辺な想像力で描き出す!


『螺旋じかけの海(2)』永田礼路著
2019.12.27、講談社アフターヌーンKC、Kindle版516円(税込)
寿命が迫る異種遺伝子キャリアが最後に残したいものはーー「花と揺れる嘘」。代々伝書鳩を操る異形の一族たちの矜持――「金色を渡る鳩」。急遽「出荷」が決まった食用人魚の行く末はーー「人魚が融ける指」。3編を収録。


『螺旋じかけの海(3)』永田礼路著
2020.7.3、講談社アフターヌーンKC、Kindle版516円(税込)
「魔女の語る森」死んだ祖父が少年に遺したペットは皆に疎まれるキメラ動物だった。
「烏(からす)を屠(ほふ)る旅」音喜多の相棒・雪晴、その少年時代そして二人が出会うまで。
アフタヌーン掲載後単行本未収録だった「魔女の語る森」、描き下ろし長編「烏を屠る旅」作者私家版として、3年半ぶりの続刊!


『螺旋じかけの海(4)』永田礼路著
2022.2.20、Kindle版516円(税込)
「千を視る蛇」基準外キメラの連行が続く街で、よく当たると評判の盲目の占い師が現れた。
「樽の中の芥子畑」合成酵母菌による密造麻薬が流行る水没街、薬屋の女店主の秘密とは。
上記2編+番外編「午後の海上にて」を収録。作者個人制作による続刊。


『螺旋じかけの海(5)』永田礼路著
2023.9.3、Kindle版602円(税込)
遺伝子操作が産業として発達し、水没した街の残骸では人間以外の動物の遺伝子を持つ者が混在して暮らす世界。遺伝操作を生業とする生体操作師・音喜多の元に様々な事情を抱えた者たちが訪れるバイオSF「螺旋じかけの海」完結編。
「海を飼う者」(前中後編)海中から届く信号は誰かの脳波?その正体とは──音喜多の出自にまつわる連続短編。
商業誌終了後、作者個人にて続編を制作した「人間と他生物を分かつものは何か」を問う生物系SF、完結!


『お前の寝言がわからない』永田礼路著
2022.9.26、(ヤングキングコミックス) コミック、715円、Kindle版559円(税込)
この国の教育のシステム上わかりやすく雑に2分されるレンズがある。
それは「文系」と「理系」。文系女と理系男が突然一つ屋根の下で暮らしたら…!?
どこかズレてて笑える異文化同居コメディ!


『君の薫る星 永田礼路短編集』永田礼路著
2021.4.30、ナンバーナイン、Kindle版516円(税込)
「ガーベラの教室」
「デンデンヴァルトの素敵な日」
  カエル王子におはよう
  マイマイハロー
  冬のおやすみ
「金魚鉢症候群」
「スナイパーCの赤い糸」
「赤と青の悪夢」
「夏とメダカと僕」
「サンタ村の夜」
「花粉山の神さま」
「現代吸血鬼観察録」
「君の薫る星」


「ファントムペインファーマー」、永田礼路著
2023.1.2、Kindle版0円
”農家に除霊しにきた”
田舎に住む著名な除霊師、それは珍妙な方法で除霊をする青年農家だった──
除霊農家コメディ+αの短編です。


やさぐれ外科医がSFマンガ1000P描く『やさぐれた外科医がSF漫画1000P描く漫画 前後編』
2023.11.16、2023.11.25、Kindle版0円
外科医がなぜ漫画を描くに至ったかを語る超絶体験談
《螺旋じかけの海》シリーズが絶版になり私家版として再発行された経緯等、マンガ業界のお仕事系マンガとして読んでも面白いです。


「アクリルスタンド《螺旋じかけの海》オト」音喜多生体奇学研究所
ディスプレイ用モデルです。これから作ります。ジオラマ風に仕上げるかな。
かなり適当ですが、写真撮ってみました。トップ画像に上げます。



「永田礼路のおみせ」(https://nagatarj.booth.pm/)「永田医院午前0時」制作物の販売所
以下の製品が購入できます。
“アクリルスタンド「螺旋じかけの海」オト” 1500円
“「論文」にかかるカネの話” 110円
“螺旋じかけの海 単話版 9話「千を視る蛇」” 330円
“スマホのかべがみ” 0円
“【DL版】先生、これって効きますか?1” 330円


「とらのあな」の「サークル:永田医院午前0時 同人誌・同人グッズ一覧」
現在在庫無しで電子版も出てないの著作は以下の二作品の模様。引き続き電子出版も欲しいところです。
「ピンノ太郎の鬼退治」「優等金魚」
【永田礼路先生略歴】
兼業漫画家、医師。2014年月刊アフタヌーンにてデビュー
既刊「螺旋じかけの海」全5巻(1,2巻はアフタヌーンKC→「新装版」として作者管理)、短編集「君の薫る星」、「お前の寝言がわからない」。2019/5?コミティア等に参加し同人活動始める。
現在「お前の寝言がわからない」以外の紙書籍は同人誌として個人発行し、イベント直販の他、とらのあなとメロンブックスにて委託販売。
Twitter: https://twitter.com/nagatarj
Pixiv: https://www.pixiv.net/member.php?id=31321883
HP: https://note.com/nagatarj

『賢治と妖精琥珀』著者インタビュー関連

『賢治と妖精琥珀』書影『賢治と妖精琥珀』平谷美樹著、nii-ottoイラスト
2023.8.30、集英社文庫、720円(税別)
大正12年、不思議な琥珀を持った男が宮澤賢治のもとを訪れる。ふたつに割れた琥珀の片割れでもう一方は盗難に遭ったとか。よく見ると昆虫が入っているのではなく、妖精と呼ばれるものに酷似していた。学生の就職を頼むため樺太への旅に出た賢治に、以前からこの石を追っているという二人組が接近してくる。彼らの話では、割れた片割れの琥珀の力で不死となった怪僧ラスプーチンがもう一方も手に入れようと狙っているという……
集英社のサイトでは、『賢治と妖精琥珀』冒頭の試し読みもできます。


ラ・クラ 9.10月号「rakra」9.10月号
「さんりく巡礼 その47 陸前高田 幾つもの選択 part1」
“津波てんでんこ”の教訓(津波の時はそれぞれが自分の身を守らなければならない)とか、建造された高い防潮堤の話。

田場狩先生著者インタビュー関連

[秘伝隠岐七番歌合」書影「秘伝隠岐七番歌合」田場狩著
2023.2.10、(株)ゲンロン、Kindle版385円
第5回ゲンロンSF新人賞受賞作品
時は1236年、隠岐島に転送された藤原定家。審判を命じられた歌合、その驚きの相手とは──
エイリアンvs.後鳥羽上皇、ついに対決。

「最終課題:第5回ゲンロンSF新人賞【実作】」受賞作
「秘伝隠岐七番歌合」(ひでんおきななばんうたあわせ)
これ、和歌の部分非常にご苦労されて詠まれたことと思います。
私は全くそっち方面の素養が無いので、以前に笹公人先生にインタビューさせて頂いたときには助っ人を呼んだくらいです(汗;)


『SCI-FIRE 2021』特集:アルコール
【目次】
★ゲンロンSF新人賞正賞 全作家の書下し
田場狩「酩酊」
酒がまったく飲めなかった数学者の級友の変死。急性アルコール中毒にも似たその死因は、本当に数学に酔った結果だったのか……


第5期生卒業文集
★テーマ短編 : チャレンジ編
田場狩「縁のメモリア」
交通事故によって失われた若いカップルの命。それをダウンロードして擬体に記憶として付与したら、それは人間の権利を有するのか。静謐な短編です。
平たく言うと、「攻殻機動隊」の素子隊員は人間なのかどうかという問題でもあります。
第5期生卒業文集
★座談会『SF創作講座黄金世代のつどい』河野咲子×新川帆立×竹田人造×田場狩


田場狩先生「note」
【内容】
[第1回梗概]返り点を打つ
[第2回実作]雷の道
ラジオドラマ「」


『文藝 90th』『文藝 90th』2023年春期号
創刊90周年記念号「文学の最前線がここにある」
「【連載】文芸季評『たったひとり、私だけの部屋で』2021年10月~2022年11月 問いかけと文学(水上文著)」のなかで、「水溶性のダンス」と「秘伝隠岐七番歌合」について言及があります。


ゲンロンスクール超・SF作家育成サイト【実作】
第二回課題:「小説つばる「新人SF作家特集号」の依頼」
「統一宇宙マナー講師 シイ・スミカの受難」
第三回課題:「自分の得意なものを書きなさい」
「江戸幕府 VS 米人間」
第六回課題:「「アクション」「スピード感」いずれかを入れたものを書いてください。」
「大江戸二進法」
【梗概のみ】
第一回課題:「旬のネタでSF小説を書く」
「鬼遣らい」:旬のネタとして「コロナ禍」と「鬼滅の刃」を題材に
第四回課題:「神話をモチーフにした作品」
「わらう魔女」:脳医学とバリ島の魔女の話
第五回課題:「「何か」が増えていく、あるいは減っていく物語を書いてください。」
「悲鳴」:“悲鳴礁”それは、誰も居ないはずの場所で、耳をふさぎたくなる悲鳴が聞こえる
第七回課題:「何かを食べたくなるお話を作ってください」
「身振りの味」:料理中を撮影することで、かけられた愛情の程度が測定できるアプリの顛末