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キディ・グレイド

原作 gimik、GONZO

GONZO制作のオリジナルアニメ。
2002年10月8日 – 2003年3月18日放映された、全24話。

「キディ・グレイド(Kiddy Grade)」は、人類が宇宙に進出した約450年後を
舞台に特殊能力者が活躍するSFアクションストーリーである。 
1年以上前の記憶を無くした少女・エクレールは、
GOTT.(銀河通商関税機構:Galactic Organization of Trade and Tariffs)に
所属する受付嬢兼ESメンバー(Encounter of Shadow-work)である。
パートナーの少女リュミエールと共に銀河市民の権利を守るべく
GOTT局長エクリプスの命令の元、特殊任務を行っていた。
少しずつ記憶を取り戻していくエクレールは、銀河全体を
巻き込む大事件へと巻き込まれていく。
エクレール達は若く見えるが実際は遙かに永い時を生き続け、
様々な事柄に関わってきた過去を持つ。

★最初は軽いSFアクションストーリーとして始まるが、次第に本格SFとして
想像力を羽ばたかせる。

特殊能力者の力は驚異的で以下の能力等が描かれる。
★自然界の四大力(電磁気力、重力、強い力、弱い力)を操る
★電子機器を自由に操つる又電子に限らずあらゆる粒子を操ることができる。
★量子を操る能力。
★あらゆる力を吸収あるいは反射する能力。
まあ神にも匹敵する能力で、痛快無比の感ですね。
「量子を操る能力」 応用すると可能性は無限かも。
遙かに永い時を生き続け、様々な事柄に関わってきた過去も垣間表現される。

文句なしの大作で楽しませて頂きました。
視聴後もアレコレ考えさせてくれる良い作品でした。

1 Depth/Space-深淵-
2 Tight/Bind-重力-
3 Prisoner/Escort-虜囚-
4 High/Speed-超速-
5 Day/Off-休日-
6 Twin/Star-双璧-
7 Trial/Child-試練-
8 Forbidden/Instrument-禁断-
9 Mirage/Snare-罠網-
10 Rebirth/Slave-再生-
11 Set/Free-蝉脱-
12 Frozen/Life-死生-
13 Conflict/Destiny-衝突-
14 Steel/Heart-鋼鉄-
15 Break/Down-崩壊-
16 Look/Back-追憶-
17 Phantasm/Reborn-新生-
18 Unmasked/Face-面貌-
19 Take/Revenge-復讐-
20 Lost/Days-喪失-
21 Nouvlesse/Ark-方舟-
22 Demolition/Titan-巨神-
23 Annihilation/Zero-還元-
24 As Time Goes By-終焉-

エイトマン

原作は 平井和正、作画 桑田次郎の漫画作品
週刊少年マガジン1963年20号 – 1965年13号 掲載

アニメは 1963年11月7日 – 1964年12月24日 TV放映 全56話
漫画版の表記は「8マン」テレビアニメ版の表記は「エイトマン」

死亡した刑事、東八郎は谷博士によってスーパーロボットの電子頭脳に移植され、
「8マン」として甦った。
平時は私立探偵、東八郎だが、警視庁の田中課長から要請を受けると
8マンに変身し、難事件・怪事件に立ち向かう。
数々の能力を持っているが、最高3,000km/hで走れる(加速装置)を持ち、
原子力(ウラニウム)をエネルギー源とする。

アニメ版は1963年製作ですので、子供向きで有り設定が甘い。
漫画版は多少子供向きでは有るが、大人の鑑賞にも耐えられると感じた。
SF的大道具、小道具が登場して楽しく読める。
桑田次郎のトラブルにより突如打ち切りになったが、その後も平井和正と
コンビを組んで以下の作品を発表した。

★「エリート」(週刊少年キング、1965年8月15日号 – 1966年6月5日号)

超生命体アルゴールは人類の進むべき未来を、潜在能力を引き出しエリートに覚醒させた 3人に託した。

滝竜太郎(中学三年生)
ジョン・コワルスキー(赤ん坊)
エルケーニッヒ・ダンガー(犯罪者)

第1部は明るく終わるが第2部は暗い結末で終わる

★「超犬リープ」(まんが王、1965年10月号 – 1967年7月号)
子供向きで明るい。

★「デスハンター」(週刊ぼくらマガジン、1969年11月18日号 – 1970年8月18日)
「人類ダメ小説」の平井和正が人間の残虐性と暴力性を遠慮なく描いている。

★「サイボーグ・ブルース」は8マンへの鎮魂歌として
1968年から1969年にかけて『S-Fマガジン』に発表された小説で有る。
残虐性と暴力性が描かれているがラストは明るい方である。

暗い情念あふれる平井和正作品群だが、一抹の未来も有る。
物語に引き込まれ、読後考える材料も提供され、文句なく面白い。

★「8マンVSサイボーグ009」 脚本:七月鏡一、作画:早瀬マサト
チャンピオンREDにて2020年9月号より連載
ラストで「さち子さん」に会いに行く東八郎が描かれている

第1話 エイトマン登場
第2話 殺し屋ゲーレン
第3話 サタンの兄弟
第4話 死刑台B3
第5話 暗黒カプセル
第6話 黄金ギャング
第7話 消音ジェット機
第8話 超小型ミサイル
第9話 光線銃レーザー
第10話 ロボット007
第11話 まぼろしの暗殺者
第12話 海底のウラン
第13話 人間パンチカード
第14話 スーパーパイロット
第15話 黒い幽霊
第16話 怪盗黄金虫
第17話 超音波ドクター
第18話 台風男爵
第19話 ゲーレンの逆襲
第20話 スパイ指令100号
第21話 ロボットタイガー
第22話 ゼロへの挑戦
第23話 ナポレオン13世
第24話 サラマンダー作戦
第25話 超人サイバー
第26話 地球ゼロアワー
第27話 大怪物イーラ
第28話 バクテリア作戦
第29話 人間ミサイル
第30話 サイボーグ人間C1号
第31話 幽霊ハイウェイ
第32話 太陽衛星サンダー
第33話 人工生命ヴァルカン
第34話 決闘
第35話 冷凍光線
第36話 バイラス13号
第37話 悪夢の7日間
第38話 怪人ゴースト
第39話 まぼろしを作る少年
第40話 透明ロボット・ジュピター
第41話 エイトマン暗殺命令
第42話 女王蜂モンスター
第43話 魔女エスパー
第44話 世界雷撃プラン
第45話 死刑囚タランチュラ
第46話 空飛ぶ魔人
第47話 バブル・ボール作戦
第48話 火星人SAW
第49話 30億人の人質
第50話 怪像ジャイアント
第51話 狙われた地球
第52話 人食魚ピラニア
第53話 ムタールの反乱
第54話 シャークの掟
第55話 超人類ミュータント(前編)
第56話 超人類ミュータント(後編)

俺は星間国家の悪徳領主

三嶋与夢による日本のライトノベル。
小説は既刊10巻、漫画は既刊8巻。
アニメは2025年4月から6月まで放映された、全12話。

善良ゆえに失敗した前世を持つ転生者リアム。
人型兵器や宇宙戦艦が戦うスペースオペラな世界で
星間国家アルグランド帝国の辺境を治める伯爵家に生まれ、
幼くして当主となる。
今世は「悪徳領主」を目指すが、いつの間にか名君と勘違いされてしまう。

リアム・セラ・バンフィールド
転生者 前世は裏切りによって悲劇的な結末で死去する。
今世では星間国家アルグランド帝国の辺境バンフィールド領を
治める若き伯爵・リアムとして悪徳領主を目指す。

天城(あまぎ)
リアムの両親が買い与えたグラマラスなアンドロイド
容姿はリアムの好みで作られている。
リアムの母親的存在で相思相愛である。

案内人
シルクハット、ストライプの燕尾服姿の謎の存在、
悪意を取り込むことで生きている。
リアムの前世では、悲劇的な結末を仕組んだ。
今世でもリアムが不幸になるよう画策するが。

謎の光
リアムが転生前に飼っていた犬で、
影から案内人の邪魔をしリアムを助ける。
その正体はリアムが転生前に飼っていた犬。

安士(やすし)
一閃流の開祖を名乗り、リアムを超一流の剣士に育て上げる
その実態は詐欺師。

episode 01 ?復讐?
episode 02 ?転生?
episode 03 ?一閃流?
episode 04 ?初陣?
episode 05 ?ハニートラップ?
episode 06 ?宝島?
episode 07 ?姫騎士?
episode 08 ?ハーレム計画?
episode 09 ?量産型メイド?
episode 10 ?決戦?
episode 11 ?悪徳領主?
episode 12 ?家族?

前世では絶不幸だったが、転生してからは天城に支えられ成功していく。
悪徳領主を目指すが、結果的に名君として領民からの感謝や部下からの忠誠を集める。
宇宙海賊、姫騎士、要塞級戦艦、超弩級戦艦
人型機動兵器「機動騎士」
希少価値のある物質を創り出す「錬金箱 」

各種トラブルが襲って来ますが、サクサクと解決。
小説版ではそれなりに楽しめます。
アニメ版ではストレス無しに楽しめますが、ドキドキ感が乏しい
視聴後残る物は少ない。
もっと面白く出来る筈ですが、力不足。
続編出るでしょうか?

ユア・フォルマ

菊石まれほによる日本のライトノベル
小説は既刊7巻、漫画全3巻。
2025年4月から6月まで、テレビ朝日系列ほかにて放送。

1992年に起きたウイルス性脳炎のパンデミックから
人々を救った医療技術は、脳侵襲型情報端末へと進化をとげていた。
見たもの、聞いたこと、感情までも全てが記録される世界。
記録の集合体〈機憶〉にダイブできる
特別捜査官「電索官」は重大犯罪事件の捜査に当たる。
「電索官」の天才少女、エチカ・ヒエダはその才能ゆえに孤立する。
新しい相棒のヒト型ロボットのハロルドと様々な事件に挑む。

エチカ・ヒエダ
世界最年少で電索の任についた天才少女。

ハロルド・W・ルークラフト
エチカの相棒、金髪碧眼のヒト型ロボット

#01 機械仕掛けの友人
#02 ブラックボックス
#03 追跡
#04 後悔
#05 仮面
#06 父と娘
#07 火の花
#08 虚構
#09 ペテルブルクの悪夢
#10 悪夢の靴音
#11 悪夢の再演
#12 悪夢の顕現
#13 悪夢の夜明け

見応え有る作品。視聴後様々な事を考えさせてくれます。
原作に負けないアニメ化作品でした。
アイザック・アシモフのダニール・オリヴォー(ヒト型ロボット)を連想しました。
刑事イライジャ・ベイリは男性ですがエチカ・ヒエダは少女、当然ラブストーリーが。

ボールパークでつかまえて

須賀達郎による日本の漫画作品。
既刊17巻
2025年4月から6月までテレビ東京系列ほかにて放送。

ルリコ
見た目はギャルだが、中身は超純情かつツンデレ。
観戦中の村田に絡み、最初の常連さんになってもらう。

村田コウタロウ
モーターサンズスタジアムに通うモーターサンズファン。日々の激務のため、目の下には隈ができており、仕事帰りにスタジアムに立ち寄ることで、ストレスを癒している。

上記二人を中心に、ルリコの同僚のビール売り子たちや
弁当屋の看板娘、球場警備員、選手とその家族、
球団マスコットといったモーターサンズスタジアム(ボールパーク)
を取り巻く人々を描いた群像劇。

#01 ・ビール売り子のルリコさん ・常連さん、いらっしゃい? ・アメと涙
#02 ・野球ファンたるもの・ダメ!ゼッタイ!・純情三角巾
#03 ・野球の女神?・無敵のマスコット・えいえいおー?
#04 ・魂のアナウンス・ご意見箱事件《前編》・ご意見箱事件《後編》
#05 ・むかつく!・お弁当狂騒曲・違う顔
#06 ・良い子・宝物がいっぱい・ブック破り
#07 ・99回のムダ・同じ釜の飯・変身っ!!
#08 ・ぜんぶ風のせいだ・目印・ネットニュースにご用心
#09 ・トミーの憂鬱・ムラタさん・SHOW YOUR SUN
#10 ・あの頃の私たち・おしりをたたけ!・TTコンビ
#11 ・大一番!・大一番《中編》・大一番《後編》
#12 ・昇華試合・ラストメッセージ・開幕ったら開幕!

後口の良い作品です、悪人出てこないですよね。 
原作を上手に膨らませました。
魅力的な登場人物、元気貰えます。

デスマーチからはじまる異世界狂想曲

原作は、愛七ひろ
小説家になろうで2013年3月3日 – 2020年3月8日(完結)
小説版は刊行中 既刊35巻(本編32巻+Ex3巻)
漫画版は既刊18巻
アニメは2018年1月- 3月 放映。全12話

オンラインゲームの下請け会社に勤めるプログラマー鈴木 一郎
ある日会社で仮眠を取って目覚めたら異世界。
異世界観光と元の世界へ戻る方法探しを同時に行おうと決意する。
Lv310という最強の強さで各種トラブルを解決していく。
次々と女性が集まりハーレム状態となる(なろう、お馴染みの展開)
ほのぼの感が有りますので癒されます。

サトゥー・ペンドラゴン
本名は鈴木一郎(29歳)の青年
最強魔法「流星雨」使用でLv310という最強の強さとなる。
行く先々で大事件に巻き込まれるがチート能力で解決する。
アリサ達と共に物見遊山をする目的で旅にでる。

アリサ・タチバナ
滅亡したクボォーク王国の王女。11歳。
奴隷だったがサトゥーが購入、元日本人の転生者、
前世の名前は橘 亜里沙(たちばな ありさ)
一行のムードメーカーで面倒見も良いしっかり者だが、
かなりの自爆体質。サトゥーよりずっと年上である。

ルル・ワタリ
故クボォーク国王の庶子で、アリサの腹違いの姉。14歳。
奴隷だったがサトゥーがアリサと共に購入。

ミサナリーア・ボルエナン
ボルエナンの森の最も年若いエルフ。外見は12、3歳だが、実年齢は130歳。

ナナ・ナガサキ
ホムンクルスのNo.7。他に7体のホムンクルスがおり、
全員がミーアをベースとしている

ポチ・キシュレシガルザ
犬耳族の少女10歳、奴隷だったが主人が死亡し、サトゥーに拾われる。

タマ・キシュレシガルザ
猫耳族の少女10歳、奴隷だったが主人が死亡し、サトゥーに拾われる。

リザ・キシュレシガルザ
橙鱗族の少女18歳、奴隷だったが主人が死亡し、サトゥーに拾われる。

第1話 デスマーチからはじまる天変地異
第2話 デスマーチからはじまる市内散策
第3話 デスマーチからはじまる恋愛事情
第4話 デスマーチからはじまる迷宮探索
第5話 デスマーチからはじまる乱心王女
第6話 デスマーチからはじまる都市防衛
第7話 デスマーチからはじまる野営訓練
第8話 デスマーチからはじまる不老不死
第9話 デスマーチからはじまる情緒纒綿
第10話 デスマーチからはじまる狩猟楽曲
第11話 デスマーチからはじまる幻想陰謀
第12話 デスマーチからはじまる異(世)界旅情

アニメは小説版3巻迄の放映、先は長い。
原作はそれなりに面白いのですが、アニメは 今一歩、ドキドキ感が無い。
続編制作が発表されましたが、今度はどうでしょうか?期待してます。

ゲッターロボ アーク

永井豪原作、石川賢とダイナミックプロ作画による漫画作品。
1974年から石川が執筆した「ゲッターロボサーガ」シリーズの最後の作品。

アニメは2021年7月から9月までAT-Xほかにて放送。

早乙女博士の跡を継いだ神隼人は武装化した早乙女研究所を率いて、昆虫型の敵・アンドロメダ流国との戦闘を繰り広げている。
敵がストーカ01と呼ばれる亜空間から侵攻してくる事が判明しストーカ01へ突入する。
亜空間の先に広がっていたのは2500年後の未来、拓馬たちはゲッター線の記憶から人造人間として蘇生された巴武蔵司令官に遭遇。
未来の人類がゲッターエンペラーと呼ばれる強大なゲッターロボ軍団に庇護され、進化の名の下に全宇宙を侵略、無慈悲な虐殺を繰り広げている事を知る。
その後、恐竜帝国へ帰還したカムイはクーデターを起こして帝国の実権を掌握、ゲッターの進化を断つべく地上への侵攻と人類の抹殺を開始する。

流拓馬(ながれ たくま)
流竜馬の息子でゲッターアークのパイロット。19歳。

カムイ・ショウ
ゲッターキリクのパイロット。19歳。性格は冷静沈着で冷血無比。
ハチュウ人類と人間との混血児。

第1話 天の鬼
第2話 運命さだめの子ら
第3話 アーク始動
第4話 美しい夜に
第5話 申し子
第6話 竜の末裔
第7話 ゲッター同盟軍
第8話 竜の血 人の心
第9話 突入!!
第10話 異星の聖戦
第11話 宿願
第12話 折り重なる刻
第13話 果てしなき戦い

石川賢の他の作品(以下2作品)と同様、神的存在が出現する。
迫力は充分だが最後は訳分からない結末(未完)となる。
想像力は全開、スケ-ル感には脱帽。

★虚無戦記、に編入された作品
虚無戦史MIROKU
新羅生門
忍法・本能寺 果心居士の妖術
5000光年の虎
ドグラ戦記
次元生物奇ドグラ
邪鬼王爆烈
スカルキラー邪鬼王

石川賢の過去の作品を同一世界観の物語としたうえで、多量の加筆によって一本の作品として再構成したもの。1999年から2000年にかけて、双葉社より出版された。
儒生暦という時間軸のもと、いくつもの時空(平安時代?近未来の日本と、何処かの宇宙)を舞台に、ラ=グースと呼ばれる宇宙規模の脅威となる存在と、それに立ち向かう勢力の戦いを描いている。

★真説 魔獣戦線
魔獣との闘いの後、真の敵、時天空(じてんくう)が登場する。
時天空(じてんくう)
『真説 魔獣戦線』の終盤に登場。地球が存在する宇宙を取り巻く空間を埋め尽くす存在。

録画文化の衰退

1970年代にVHSが普及し、テレビ番組を録画して保存する
文化が広まる。
テレビを録画するという習慣が生まれたのは、
テレビ番組が再放送・再送信がほとんどなかったからだ。
1900年代後半、DVDーRなどのディスク型記録メディアが登場し
録画したものを編集し、自分でディスクに焼くという方法論が広がった。
2000年代後半ブルーレイディスクが登場し、ハイビジョン番組を
1枚に6時間録画可能となった。
2020年代中盤、ストリーミング配信の定額制サービスが急速に普及した結果
2025年2月ソニーも録画用ブルーレイディスク(BD)の生産を完了。
(パナソニックは2023年2月で生産完了済み)まあ何処かは生産するでしょうが。
録画文化の終焉である。 
CMを含めたその時の風俗を示すものは残りにくい、「公式では残らない文化」
を残していくには、どうすれば良いのだろうか?

取りあえず録画用ブルーレイディスク(BD)を買い占めました(5年は大丈夫)
私の場合、様々な作品の良いシーンを取り出してダイジェスト版(自分の為の予告編)
を作成していますので、録画用ブルーレイディスク(BD)が無くなると大変困ります。

私のサブカルチャ- 1948-1963

NHKで『世界サブカルチャー史 欲望の系譜』が放送されました。
シーズン1(アメリカ編)
シーズン2「逆説の60-90s」(ヨーロッパ編)
シーズン3「日本 逆説の60-90s」
シーズン4「21世紀の地政学」

1950年代から2010年代の社会の変化や、
人々の欲望の変遷をサブカルチャーの盛衰を辿ることで
読み解く番組でした。

とても及びませんが私もアニメ、漫画を中心に振り返ってみます。
まずは1948年-1963年から。
個人的に感じた主な出来事(当然バイアスが掛かっています)

朝鮮戦争 (1950年?1953年)
サンフランシスコ講和会議、 (1951年)
第五福竜丸事件 (1954年3月1日) – 米軍のビキニ環礁水爆実験による放射性降下物を浴び、日本の遠洋マグロ漁船が被爆。
ゴジラ映画公開  (1954年)
売春防止法成立  (1956年)
人工衛星 スプートニク1号 (1957年)
東京タワー完成     (1958年)
伊勢湾台風による甚大な被害 (1959年)
ベトナム戦争 (1960年?1975年)
ソ連のボストーク1号人類初の有人宇宙飛行 (1961年)
女優のマリリン・モンローが死去。 (1962年)
キューバ危機。        (1963年)
米ケネディ大統領暗殺される  (1963年)

1959年(昭和34年)3月17日『週刊少年サンデー』『週刊少年マガジン』創刊、
週刊誌時代へ。
1963年7月8日『週刊少年キング』創刊

1963年(昭和38年)TV放送でアニメ番組が始まる。
1月1日 – 1966年12月31日  鉄腕アトム 全193話
4月7日 – 1965年4月1日  銀河少年隊(人形劇+アニメ) 全92話
9月4日 – 1964年2月23日  仙人部落 全23話
10月20日 – 1965年11月24日  鉄人28号 全97話
11月7日  – 1964年12月31日  エイトマン 全56話
11月25日 – 1965年8月16日  狼少年ケン全86話

アニメ映画は以下
1958年  白蛇伝
1959年  少年猿飛佐助
1960年  西遊記
1961年  安寿と厨子王丸
1962年  アラビアンナイト シンドバッドの冒険
1963年  わんぱく王子の大蛇退治
1963年  狼少年ケン

記憶に残る漫画は手塚治虫の 『鉄腕アトム、ゲルニカの巻』(1955年少年掲載)
マッドサイエンティストが改良した巨大カタツムリが東京を襲う。
防ぐアトムの取った行動は? 時間経過が直線的で無いので理解に苦しんだような記憶が。
しかし冒頭の映画的構図に感激、8ペ-ジの作品ですがセンスオブワンダ-に溢れた作品でした。現在読んでも面白い( 進歩が無い(^^; )
1963年のアニメ化では勧善懲悪、センスオブワンダ-要素少なく、がっかりした記憶

『少年ケニヤ』1951年10月-1955年10月 「産業経済新聞」(産経新聞)連載
1941年12月、英国植民地のケニヤに駐在していた村上大介と息子のワタル(10歳)捕虜になるのを恐れ、奥地へと逃れた。途中、ワタルは父とはぐれるが原始マサイ族の大酋長ゼガと出会い父を探してケニヤを彷徨う。
★こちらも荒唐無稽ですが、縦横無尽に活躍するワタルに拍手。
地底のロストワールドは迫力充分、最大の見所でした。
関連情報URL :http://011car.o.oo7.jp/syumi20/syumi20.htm

『宇宙特急』
1954年5月から1956年4月迄、689回が中国新聞等に連載された絵物語。
金属人間による地球侵略、話は横浜の宝石店に始まり、明神礁 、月 、 南極、東京、宇宙ステ-ション、月の裏側 、明神礁 、 月面基地、と移り大団円を迎える。
★荒唐無稽では有るのですがセンスオブワンダ-要素120%で
現在でも楽しく読めます。 
関連情報URL : http://011car.o.oo7.jp/syumi10/syumi10.htm

絵物語は、絵と文字表現を組み合わせたスタイルの読み物。
1940年代後半から1950年代にかけて大流行した。
手塚治虫以降のストーリーマンガの勢いに押されて廃れていった。
しかし手塚治虫は数々の絵物語、絵物語風作品を残している

『黄金のトランク』
1957年1月 -10月 「西日本新聞」連載

『オズマ隊長』
1961年8月-1964年10月 「サンケイ新聞」(産経新聞)

『S.F.FancyFree シリーズ』
1963年-1964年 SFマガジン連載

『ハトよ天まで』
1964年11月 -1967年1月 「サンケイ新聞」(産経新聞) 連載

『アトム今昔物語』
1967年1月-1967年1月 「産経新聞」 連載

★漫画より情報量の多い絵物語。絵物語と漫画のハイブリット、
上記作品の様に上手に使えば更に可能性が広がる筈ですが。

『宇宙船ガリレオ号』〈少年少女世界科学冒険全集 1〉(1956年、講談社)

3人の少年と著名な物理学者ドナルド博士は「ガリレオ号」で月を目指す。
絵物語を除けば最初のSF小説(ジュブナイルですが)となります。
★少年少女世界科学冒険全集を読み漁りました。
『宇宙船ガリレオ号』表紙は小松崎茂、胸躍りました。宇宙船が好きでした。
宇宙空間の写真、イラストも感動。

『ソレマンの空間艇』 石川英輔
1958年から1959年にかけて『大地底』というタイトルで
雑誌『子供の科学』に連載。
4万年前に地球を脱出したソレマン人の末裔と浅間山の火口で遭遇した、
山波先生と文夫少年。
宇宙艇に乗り組み 波乱万丈の宇宙旅行が始まった。
★本格SFの感触、脳波で動く宇宙船等SF大道具、小道具満載。楽しい作品でした。

『週刊少年サンデー』創刊
寺田ヒロオ『スポーツマン金太郎』、 藤子不二雄『海の王子』に注目。

横山光輝『伊賀の影丸』(1961年)、小沢さとる『サブマリン707』(1963年)
面白いのは間違いないです。読後残るものは少ないですが。

★まとめ 1948-1963
1945年第二次世界大戦終了、朝鮮動乱、アメリカの「マッカーシー旋風」米ソ冷戦、キューバ危機、ケネディ暗殺と危険な出来事が多々有りましたが、
何とか乗り越え?明るい未来が見えて来た時代でした
人工衛星が成功し宇宙開発が始まりました。私自身未来は(科学技術は)洋々としていると思っていたのですが、「光あるところ影が有る」トラブルが絶える事は有りません。

ニンジャバットマン対ヤクザリーグ

カートゥーン ネットワークで4月12日放映された。
動画配信サービスで視聴可能。

製作年:2025年   製作国:日本
監督: 水﨑淳平、高木真司
神風動画制作    89分

戦国時代にタイムスリップしたバットマンが活躍した2018年製作の
アニメーション映画「ニンジャバットマン」の続編。
戦国時代の歴史改変を阻止し、現代のゴッサムシティに戻って来たバットファミリー。

しかし翌日、降下してきた無数のヤクザがゴッサム・シティに襲いかかる。
ジャスティス・リーグも消息不明、原因究明の為上空に現れたヒノモトへ向かう。
そこは、ヤクザがヤクザを支配し、仁義なき世界が広がっていた。
その頂点に君臨するのは、いなくなったはずのジャスティス・リーグの面々と
姿も能力もうり二つの、「ヤクザリーグ」の超人たちだった。
バットファミリーの反撃が始まる。

制作陣が全力で遊んでいる、荒唐無稽も絶好調。
真面目にふざけた秀作、公式の二次創作。

ワンダーウーマンの演歌を歌うカラオケ映像。
マルチバース「時空震折り紙システム」等、SFネタも充分。

「ゴッサム地方にヤクザ豪雨警報が発令されました」
「科学忍法 自動販売機」
「お世話になりましたバットの親分さん、このご恩は一生忘れません」

DCのキャラクター、「科学忍者隊ガッチャマン」の予備知識が有れば
更に楽しめます。
「これは知ってるよね、 説明しないよ」という前提で開幕します。
突き放し感が心地よく感じます。
和風ビジュアルのジャスティス・リーグ。
久方ぶりで笑い転げて見入ってしまいました。楽しい作品です。

主要登場人物

バットマン
ロビン      五代目ロビン
ナイトウィング  初代ロビン
レッドフード   二代目ロビン
レッドロビン   三代目ロビン
アルフレッド   バットマンの側近

ジョーカー
ハーレイ・クイン  ジョーカーの恋人

緑光の是鹿      グリーンランタン
水龍の亜朝      アクアマン
韋駄天の針亥     フラッシュ
大鷲天女の大阿奈  ワンダーウーマン
鋼の闇悪      ス-パ-マン
完璧魔人     ラーズ・アル・グール