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2026年春アニメ

 還暦以上の男性向けアニメレビュー第二弾です。
 新たにアニメでも見てみようかという方に参考になれば幸いです。
 なお、展開によっては途中から評価が変わる場合がままありますのでご了承下さい(汗;)
 二回目までで見放したアニメは省いてます(汗;)
 まずはお薦め作品から

『十二国記』
独断と偏見のお薦め度☆☆☆☆1/2
原作は小野不由美先生の同名の傑作ファンタジー。4Kリマスター版での再放映。
アニメ化に関しては色々言われてますが、わりと真面目に作られていて面白いのではないかと。
アニメを観て興味を持った方はぜひ原作も(笑)

『小林さんちのメイドラゴンS』
独断と偏見のお薦め度☆☆☆☆☆
日常系ほのぼのぶっ飛びファンタジーの傑作。フリーレンとは違った意味での世界観が大好きです。
まだのお方は騙されたと思って一度視聴してみてください(笑)
OLの小林さんは、酔った勢いで異世界のドラゴン・トールを助ける。トールは多大な恩を感じると同時に小林さんの男気に惚れて、人間のメイドに姿を変えお世話を始める。←違うかもしれませんが(汗;)

『黄泉のツガイ』
独断と偏見のお薦め度☆☆☆1/2
結界で守られていた東村で育った特殊能力を持つ男女の双子が、ツガイと契約し両親を見つける冒険に乗り出す。←まだ三話目だからよく分かってません(汗;)なんか面白くなりそうなので、推薦。

『スノウボールアース』
独断と偏見のお薦め度☆☆☆1/2
自律型巨大ロボットを操縦して怪獣と戦った少年・鉄男。宇宙空間で怪獣の群れを壊滅するためにロボットは自爆。脱出ポットで10年ぶりに地球へ帰還すると、地球は氷河に包まれていて、そこは怪獣たちの跋扈する世界になっていた。
SF度が高いのでお薦め(笑)

『MAO』
独断と偏見のお薦め度☆☆☆1/2
高橋留美子先生の同名の漫画が原作。
女子中学生の黄葉菜花は8年前、家族とともに陥没事故に巻き込まれ一人だけ生き残った。
ある日、妖怪だらけの街に紛れ込んでしまった菜花の元に現れたのは陰陽師の摩緒だった。
留美子先生お得意の、女性主人公+男性能力者の黄金コンビですな(笑)

『姫騎士は蛮族の嫁』
独断と偏見のお薦め度☆☆☆
 男勝りで色々と周囲からの文句が絶えない「姫騎士」セラフィーナ・ド・ラヴィラントは東方征伐の途中で蛮族との闘いに敗れ、捕らえられてしまう。しかしセラフィーナを待っていたのは捕虜としてではなく、その武勇を見初められ、蛮族の次期大族長の妻に迎えたいというプロポーズだった。
 ううむ、これからどうなることやら?(笑)

『ただいま、おじゃまされます!』
独断と偏見のお薦め度☆☆☆
 24歳会社員の凛子は一人暮らしのアニメオタク。ある日、マンションの自宅の隣の部屋の男に壁に大穴を開けられてしまう。そして反対側の隣の部屋の隣人が、手助けに訪問してくるが、そちら側にも大穴を開けられてしまう(笑)しかし、その粗暴な男は、凜子が神とあがめるアニメの原作者さまだった(爆)
 さらに、マンガ家を目指している三人組がストーリーに絡んできていてどうなるのやら?(笑)
 ドタバタ恋愛モノ??←まだよく分かってません(汗;)

○以下、特別枠
 以下の二作品、どちらも量子力学とか観測者問題を拡大解釈して、SF風味のギャグアニメとラブコメに仕上げているという共通点が……
 ハルヒの方は有名で今更なんですが、青春ブタ野郎はたまたま数年前に見て、なんだこれはとぶっ飛んだ記憶があります(笑)←詳しい友人に聞いたらブタ野郎のほうも有名なアニメだった(大汗;)
『涼宮ハルヒの憂鬱』
 再放送、どうもポイントとなる回だけの放送っぽい気が?(汗;)
『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』
 こちらも再放送。量子力学的青春ラブコメ?(笑)


[月]
『無職転生Ⅱ~異世界行ったら本気だす~』
トラックにはねられた引きこもりの無職の男は、元冒険者のグレイラット夫婦の息子ルーデウスとして、前世の記憶を持ったまま転生する。どうも7月からⅢが始まるみたいです。

『ゴーストコンサート:missing Songs』
 2045年、歌が禁じられた世界では、音楽を創造し、奏でることは人間の代わりに音楽アプリ《MiucS》がその役割を担っていた。相葉芹亜は友人たちと出かけた先で、禁じられているはずの歌声を耳にするが、それはゴーストの歌声だった……

『勇者のクズ』
 冬アニメ~春アニメで続いてますね。視聴率良いのかしら?

『涼宮ハルヒの憂鬱』
 ハルヒ、再放送してます!


[火]
『日本三國』
 核大戦、天災、悪政などから革命が起こり、文明が崩壊した近未来の日本。 国は三つに分かれ、覇権を争う三国時代に突入していた。
 ネットでの評判は上々で、なんか面白くなりそうな予感はしますがどうなることやら。

『MFゴースト 3rd Season』
 珍しいレースアニメ。あの『頭文字D』の続編的存在。新型の「86」で無双してます。今回のレースでは二位でした(笑)

『マリッジトキシン』
 殺し屋の下呂ヒカルが、婚活アドバイザー城崎メイの助言を元に婚活(ボディガード)するアニメ(笑)
 ファンタジー系バトルギャグアニメ?強化剤的な注射薬を使用するところは『勇者のクズ』に似ているかも。


[水]
『レプリカだって、恋をする』
 通学したがらない愛川素直の身代わりとして造られたレプリカのナオ。 オリジナルである素直の身代わりとして淡々と学生生活を送る予定だったのだが……

『女神「異世界転生何になりたいですか」俺「勇者の肋骨で」』
 ちょっとSっ気のある女神さまに転生先の希望を聞かれるが……
 初回が勇者の肋骨、今回は「ヤドカリ」とか「魔王の城の右扉」とか変なものも(笑)
 転生先で一生を終えると女神さまに報告義務があるようです。

『悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。 Season2』
 冬アニメに続き第二シーズン。連続して放映があるということは人気があるのでしょう。

『左ききのエレン』
 デザイナーになるため美大を目指す朝倉光一は、ある日、美術館の壁の殴り描きに衝撃を受ける。それは、左ききの女子高生・山岸エレンの作品だった。描くでお互いを認めあった二人は、それぞれデザイナー、画家への道を歩み始めるが……

『銀河英雄伝説 Die Neue These』
 宇宙要塞の攻防戦が終わって、今は幼い皇帝を誘拐するプロジェクトに絡んだ各組織の思惑が錯綜しています。

『異世界のんびり農家2』
  大樹の村の村長となり仲間たちと穏やかな日々を送っていたヒラクの元に、大勢の移住者を迎える話が……。ケンタウルスとか巨人族とかエルフとか植物族とかに合わせた村作りが必要となりてんやわんやの騒ぎに(笑)
 テイスト的には冬アニメの『お気楽領主の楽しい領地防衛 〜生産系魔術で名もなき村を最強の城塞都市に〜』と似ていて気楽に見られます。

『暗殺者である俺のステータスが勇者より明らかに強いのだが』
 クラスメイトと共に異世界に召喚された高校生・織田 晶が生来の存在感の無さから暗殺者として生まれ変わる。他のクラスメイト全員にもチート能力が付与されるが……。再放映中

『姫騎士は蛮族の嫁』


[木]
『幼女戦記』
 幼女らしい舌足らずさで軍を指揮する彼女の名はターニャ・デグレチャフ。だが、その中身は、神の暴走により幼女へと生まれ変わることとなった日本のエリートサラリーマンだった。
 効率化と自らの出世を何より優先する幼女デグレチャフの運命や如何に。

『Re:ゼロから始める異世界生活 4th season』
 異世界に召喚されたナツキ・スバルが「死に戻り(タイムリープ的な)」の能力を得て、過酷な運命に立ち向かう物語。だいぶ進んでますが、けっこうダークなファンタジーです。いままでの粗筋等は以下のサイトが良いかなあ。→『リゼロ』

『OVERMAN キングゲイナー』
 移動する都市ユニット群が舞台の巨大ロボットもの。戦闘ゲームのチャンピオンである少年が、伝説のロボット「OVERMAN」に乗り、敵(シベリア鉄道警備隊)と闘う。再放送なので、作画はちょっと懐かし目の感じがします。

『自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う 3rd season』
 自答販売機として転生するというぶっ飛び設定で面白く視聴してましたが、最近ちょっとマンネリ気味かもです(汗;)

『ただいま、おじゃまされます!』


[金]
『Dr.STONE SCIENCE FUTURE 第3クール』
 敵対(?)していたゼノが科学王国の仲間となり、宇宙へのスタートラインにたった千空たち。全人類の復活を賭けホワイマンと対峙するため月面を目指す……

『黒猫と魔女の教室』
 黒猫は、主人公の魔女っ子が師匠とあがめる魔法使いの仮の姿。人間に戻るためには魔女っ子のスキルアップが必要なので、面倒くさがりながらも教員係に……

『また殺されてしまったのですね、探偵様』
 殺されても生き返ってしまう能力を持った少年が主人公のギャグミステリー(笑)

『週末のワルキューレⅢ』
 神様と人間(歴史上で有名な傑物)の闘い。人間が互角に闘っていて驚く(笑)

『黄泉のツガイ』
『十二国記』
『スノウボールアース』


[土]
『北斗の拳 -FIST OF THE NORTH STAR\』
 再放送。時々見てまずが、ほとんど忘れていて我ながら驚くことに(大汗;)

『よわよわ先生』
 もの凄く気が弱い女先生の手助けをするべく学級委員になった男子生徒の活躍(?)を描く。

『キルアオ』
 中学生になったアラフォーの伝説の殺し屋が中学校に通う学園コメディ

『アニメ MAO』
『小林さんちのメイドラゴンS』
『らんま1/2』


[日]
『春夏秋冬代行者 春の舞』
 「四季の代行者」は、四季の神々から与えられた特別な力を使い、各地に季節を巡らせている。 しかし春の代行者・花葉雛菊が行方不明になってしまい、春という季節が消えてしまう。それから十年後、突然春の代行者が姿を現す。
 昨今の日本は、春の代行者と秋の代行者が消えていると皆感じているのではないでしょうか(汗;)

『最強の職業は勇者でも賢者でもなく鑑定士(仮)らしいですよ?』
 16歳の高校生が、ある日突然、異世界に飛ばされてしまい、『主神』と呼ばれるこの世界の神様から、『鑑定士(仮)』の職業を与えられる。仲間と助け合いながらスキルアップして元の世界に帰られるのでしょうか!(笑)

『神の庭付き楠木邸』
 遠い親戚が建てたという空き家を管理することになった主人公の楠木湊。そこは「悪霊付き物件」だったのだが、霊を祓う能力を持つ湊の力により悪霊は祓われ、逆に山神を始め霊獣が多数住み着くようになってしまう。 一方で湊の能力を知った陰陽師に自筆の護符を売り生活費を得た楠は、それで酒や菓子を購入し、霊獣たちと交流を深めるのだった。
 食材と酒で神々ゃ霊獣と仲良くなるというのは、『晴明さんちの不憫な大家』とか『とんでもスキルで異世界放浪メシ』でもお馴染みの黄金パターン(笑)
 楠木邸の「山神」さんのビジュアルは、『とんでもスキル』の「フェル」くんに良く似てるなあ(笑)

『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』

『線は、僕を描く』『ブルーピリオド』

『線は、僕を描く』2022年10月公開、小泉徳宏監督作品
原作:砥上裕將著『線は、僕を描く』
独断と偏見のお薦め度☆☆☆☆
 両親を失った青山霜介は、友人に展示会搬入の手伝いへと駆り出される。搬入完了後に弁当を食べようとすると、小柄な老人と出会う。老人と重箱詰めの弁当を食べ、食後に共に展覧会会場に入った霜介は、展示の水墨画について感想を求められる。一番印象的な絵について“黒一色なのに、色を感じる。真っ赤です。近寄りがたい美女です”と答えると、なぜか老人の内弟子になる話になってしまった。

『ブルーピリオド』2024年8月公開、萩原健太郎監督作品
原作:山口つばさの漫画『ブルーピリオド』
独断と偏見のお薦め度☆☆☆1/2
2021年10月にテレビアニメ化、2022年3月に舞台化。
 絵を描くことの楽しさに目覚めた主人公が、美術大学受験予備校や入学試験で苦悩し、東京藝術大学の学生として美術を学んでいく。主人公はどちらかというと努力派で、そこに天才肌のライバルが加わり、そこで生まれる様々な葛藤を描いた作品。

『ヴェノム』『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』『ヴェノム:ザ・ラストダンス』

主人公のエディと寄生したシンビオートの掛け合い(せめぎ合い?)が面白いシリーズ(笑)
 三作とも同じくらいの水準で面白いという(何なら3作目が一番面白い)シリーズは少ないのではないでしょうか!ということで、三作まとめての評価はと…… 
独断と偏見のお薦め度☆☆☆☆
『ヴェノム』2018年11月公開、ルーベン・フライシャー監督作品
 サンフランシスコで記者として働いていたエディ・ブロックは、怪しい人体実験を行っているとみなされる財団の調査を始めるが職を失ってしまう。半年後、ふたたび調査を始め、首尾良く財団に潜り込んだものの、地球外生命体のシンビオートに寄生されてしまう。シンビオートの声が頭の中で聞こえるようになったエディは、凶暴性や空腹感が日に日に強くなっていく
。一方、宇宙探査ロケットから、別のシンビオートも単独で地球に降り立ち、次々と宿主を移り変えながら動き出す。


『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』2021年12月公開、アンディ・サーキス監督作品

 宇宙からの共生体のヴェノムとの共生生活を始めた記者のエディは、食人衝動を抑えきれず身勝手な行動を繰り返すヴェノムの制御に苦労しながらもなんとか生きていた。ある日、記者として凶悪な死刑囚のインタビューに成功するが、その最中に相手に手を噛まれてしまう。するとヴェノム菌(笑)に感染した死刑囚も新たなヴェノムとして覚醒してしまう……

『ヴェノム:ザ・ラストダンス』2024年11月公開、ケリー・マーセル監督作品
 記者のエディとシンビオートのヴェノムは、前作カーネイジとの戦いで刑事の殺害容疑をかけられ追われる身になっていた。無実を証明するため、ニューヨークへ向かっていた途中で、正体不明の怪物による襲撃を受ける。それは、ヴェノムたちシンビオートの生みの親であるヌルと呼ばれる存在が放った圧倒的な殺傷力を持った刺客であった。

『RED SHADOW 赤影』『カムイ外伝』

『RED SHADOW 赤影』2001年8月公開、中野裕之監督作品
原作『仮面の忍者 赤影』横山光輝作
独断と偏見のお薦め度☆☆1/2
我々の世代にはTVドラマの『仮面の忍者 赤影』(1967~68年)を思い起こす人も多いと思うが全く別のティストの映画です。牧冬吉さんの演ずる白影のファンだった方も多いはず←私だ(笑)
東映創立50周年記念作品なのでオースターキャスト。篠原涼子さんが、お色気担当要員で出演されてる。

『カムイ外伝』2009年9月公開、崔洋一監督作品
独断と偏見のお薦め度☆☆☆
原作:『カムイ外伝』白土三平著。
『カムイ伝』(1964~71年)『カムイ外伝』中学・高校時代に夢中になって読みました。「変移抜刀霞斬り」とか「飯綱落し」とか燃えましたね。麻の苗木を植えて(成長が早い)毎日飛び越える訓練をしていると段々と飛べる高さが高くなり、やがて数メートルも飛び越えられるようになるとかは、半分本気で信じてました(笑)

『69 sixty nine』『Happyend』

学生運動がテーマの二作品。全共闘世代の『69 sixty nine』と現代のしらけ世代の『Happyend』といったところ。『69 sixty nine』は、2004年公開ですが、題名通り1969年あたりの高校が舞台です。
 高校生たちの体制に対する反抗手段(方法)が、全共闘世代の私には、当時の年代を感じさせて面白かったです。

『69 sixty nine』2004年7月公開、李相日監督作品
原作:村上龍『69 sixty nine』(1987年)

1969年の長崎県佐世保市を舞台に、学校のバリケード封鎖、フェスティバルの開催など村上龍氏の実体験を基にした自伝的な青春小説。

『Happyend』2024年10月公開、空音央監督作品
 高校卒業間近のある晩、こっそり忍び込んだ学校で2人はとんでもないいたずらを仕掛ける。 翌日いたずらを発見した校長は激昂し、学校に四六時中生徒を監視するAIシステムを導入することに。
悪ふざけとは、校長の納車されたての愛車(NISSAN Z)を直立させるという(笑)

『地球防衛軍』『宇宙大戦争』『妖星ゴラス』

『地球防衛軍』1957年12月公開、本多猪四郎監督作品、円谷英二特撮
地球を侵略に来た宇宙人と闘う話です(笑)(/p)


『宇宙大戦争』1959年12月公開、本多猪四郎監督作品、円谷英二特撮
『宇宙大戦争』は、『地球防衛軍』の姉妹編として製作され、『地球防衛軍』に登場した安達博士、白石、リチャードソン博士、インメルマン博士という役名が再登場しています


『妖星ゴラス』1962年3月公開、本多 猪四郎監督作品

地球の6000倍もの質量を持つ赤色矮星が発見され、日本の土星探査船によって、その恒星・ゴラスの軌道は地球をと交差することが判明。地球上の爆発物ではゴラスを粉砕出来ないことを知った国際連合は、地球その物をロケットに変え、公転軌道上からの離脱を決定するが……


 地球の危機に、全人類が一致して立ち向かうというのは、いつの時代にも痺れますねえ(笑)
 ここらあたりの昔のSF作品の経験は、杉野さんとの対談(https://www.sf-fantasy.com/magazine/bookreview/150201.shtml)で色々と語ってます(笑)
 故山本弘先生の『地球移動作戦』とか中国映画の『流転の地球 太陽系脱出計画』(一作目の『流転の地球』はまだ未見)でも取り上げられていて、相当なインパクトを少年少女の心に残している(笑)
 見ていて損の無い三作品。SFファンの基礎教養(笑)

『箱男』『美しい星』『砂の女』

原作:三島由紀夫『美しい星』(1962)、安部公房『砂の女』(1962)、安部公房『箱男』(1973)
関連書としては、安部公房『第四間氷期』(1958)、安部公房『他人の顔』(1964)、安部公房『燃えつきた地図』(1967)、高橋和巳『日本の悪霊』(1969、映画は1970)。
SFの有名どころでは、小松左京『復活の日』(1964)日本沈没(1973)がこの年代。
この時代を語るには、時代背景に安保闘争の流れがあるわけですが、田舎の高校生だった私は、まあ俗に言うノンポリだったのです。高校時代には、大学紛争の影響を受け(ついでに筒井康隆氏の「ベトナム観光公社」の影響も^^;)、学校新聞に東大紛争をパロったショートショートを投稿したことも(汗;)
東北大学の教養部時代に、大学紛争(デモとか機動隊に投石とかロックアウト・教授会に自己批判を迫るとか)があり、遅れてきた大学紛争とも言われてました。名目は確か授業料の値上げ反対だった。今まで月千円だったのが六千円になる(それでも安いと言えば安いのですが)でもって、試験ボイコットなどをやって無事落第して下の学年と合同クラスになりました(汗;)
故三島由紀夫氏は、うちの親父と同年生(大正14年1月)ですが、なんといってもあの割腹自殺事件が忘れられません。大学一年生(1969)の時でしたが、夕飯を食べに行った店のTVが報ずる凄惨な最期を見てショックを受けました(あまりのことに、何を食べていたかも覚えてます)。
それと故小松先生の盟友でもある高橋和巳氏の『日本の悪霊』が原作の同名映画も見たのですが、こちらは何のことやら分からずじまいでした。一緒に見に行った友人達と、さっぱりわからないヤクザ映画だったなあと(汗;)
学生の活動家からは、ものすごく高い評価をうけていたのですが、ノンポリにはさっぱり(汗;)

『砂の女』1964年2月公開、勅使河原宏監督作品
砂丘へ昆虫採集に出かけた男が、砂穴の底に埋もれていく一軒家に閉じ込められる。考えつく限りの方法で脱出を試みる男。家を守るために、働き手として男を穴の中にひきとめておこうとする女。そして、穴の上から男の逃亡を妨害し、二人の生活を眺める村の人々がいた。

『美しい星』2017年5月公開、吉田大八監督作品
テレビでお天気キャスターを務める男は、予報が当たらないことでかえって有名になった気象予報士。主婦の妻と、フリーターの息子と女子大生の娘の家族4人で平凡な日々を送っていた。そんなある日、男は車を運転中に不思議な光に包まれたのをきっかけに自分が火星人だと自覚する。時を同じくして、息子と娘も水星人、金星人として目覚める。
映画はちょっと現代的過ぎて当時の雰囲気がないです(汗;)
大友克洋の「宇宙パトロール・シゲマ」にも似たようなシチュエーションが登場し、青年マンガ誌で読んだ時「おおこれは」と思ったことが(笑)

『箱男』2024年8月公開、石井岳龍監督作品
原作:安部公房『箱男』(1973)

東京の喧騒の街角で、段ボール箱を頭からかぶった奇妙な男がいた。小さな覗き穴を通して世界を観察し、ノートに熱心に記録していく。 写真家の「私」は、この謎めいた人物と出会い、その型破りな存在に魅了される。 感銘を受けた「私」は、謎めいた男のように「箱男」になることを目指し、自らも旅に出る。 しかし、その道のりは数々の試練に満ちていた。箱を乗っ取ろうとするニセ医者、箱を完全犯罪に利用しようとする軍医、そして彼を誘惑する魅惑的な女性の葉子。
これは結構当時の雰囲気が出ていてよかった←何を偉そうに(汗;)