『生きてるものはいないのか』2012年2月公開、石井岳龍(石井聰亙改め)監督作品
原作:前田司郎の戯曲『生きてるものはいないのか』
独断と偏見のお薦め度☆☆☆
最初何かの理由で、とある大学構内の人々がドンドン死んでいく。
死に際の言葉とか死ぬ体勢がそれぞれ違っていて、そこが面白い(笑)いや、笑うところでは無いのですが、役者さんが自分の考える末期の言葉と死に様を演じているようで面白かったです。どうも病原菌が原因ではなさそうで、主人公が死なない理由も定かでは無い。
最後には、飛行中の航空機も落ちていくし、鳥たちも死んでいく。
『散歩する侵略者』『予兆 散歩する侵略者 劇場版』の感想で、「舞台が先にあったので、特撮等がほとんどなく省エネな作りになってます。」と書いたけど、同じです(笑)
『蜜のあわれ』2016年4月公開、石井岳龍監督作品
原作:室生犀星著『蜜のあわれ』
独断と偏見のお薦め度☆☆☆
金魚が姿を変えたコケティッシュな美少女と老作家の禁断の恋の行方をシュールなタッチでユーモラスに綴る。幽霊も出てくるし、映画だけ見た感じでは死にゆく老作家の妄想のようにも思えます。故大杉漣さんと二階堂ふみの掛け合いを楽しむ映画(笑)