私のサブカルチャ- 1948-1963

NHKで『世界サブカルチャー史 欲望の系譜』が放送されました。
シーズン1(アメリカ編)
シーズン2「逆説の60-90s」(ヨーロッパ編)
シーズン3「日本 逆説の60-90s」
シーズン4「21世紀の地政学」

1950年代から2010年代の社会の変化や、
人々の欲望の変遷をサブカルチャーの盛衰を辿ることで
読み解く番組でした。

とても及びませんが私もアニメ、漫画を中心に振り返ってみます。
まずは1948年-1963年から。
個人的に感じた主な出来事(当然バイアスが掛かっています)

朝鮮戦争 (1950年〜1953年)
サンフランシスコ講和会議、 (1951年)
第五福竜丸事件 (1954年3月1日) – 米軍のビキニ環礁水爆実験による放射性降下物を浴び、日本の遠洋マグロ漁船が被爆。
ゴジラ映画公開  (1954年)
売春防止法成立  (1956年)
人工衛星 スプートニク1号 (1957年)
東京タワー完成     (1958年)
伊勢湾台風による甚大な被害 (1959年)
ベトナム戦争 (1960年〜1975年)
ソ連のボストーク1号人類初の有人宇宙飛行 (1961年)
女優のマリリン・モンローが死去。 (1962年)
キューバ危機。        (1963年)
米ケネディ大統領暗殺される  (1963年)

1959年(昭和34年)3月17日『週刊少年サンデー』『週刊少年マガジン』創刊、
週刊誌時代へ。
1963年7月8日『週刊少年キング』創刊

1963年(昭和38年)TV放送でアニメ番組が始まる。
1月1日 – 1966年12月31日  鉄腕アトム 全193話
4月7日 – 1965年4月1日  銀河少年隊(人形劇+アニメ) 全92話
9月4日 – 1964年2月23日  仙人部落 全23話
10月20日 – 1965年11月24日  鉄人28号 全97話
11月7日  – 1964年12月31日  エイトマン 全56話
11月25日 – 1965年8月16日  狼少年ケン全86話

アニメ映画は以下
1958年  白蛇伝
1959年  少年猿飛佐助
1960年  西遊記
1961年  安寿と厨子王丸
1962年  アラビアンナイト シンドバッドの冒険
1963年  わんぱく王子の大蛇退治
1963年  狼少年ケン

記憶に残る漫画は手塚治虫の 『鉄腕アトム、ゲルニカの巻』(1955年少年掲載)
マッドサイエンティストが改良した巨大カタツムリが東京を襲う。
防ぐアトムの取った行動は? 時間経過が直線的で無いので理解に苦しんだような記憶が。
しかし冒頭の映画的構図に感激、8ペ-ジの作品ですがセンスオブワンダ-に溢れた作品でした。現在読んでも面白い( 進歩が無い(^^; )
1963年のアニメ化では勧善懲悪、センスオブワンダ-要素少なく、がっかりした記憶

『少年ケニヤ』1951年10月-1955年10月 「産業経済新聞」(産経新聞)連載
1941年12月、英国植民地のケニヤに駐在していた村上大介と息子のワタル(10歳)捕虜になるのを恐れ、奥地へと逃れた。途中、ワタルは父とはぐれるが原始マサイ族の大酋長ゼガと出会い父を探してケニヤを彷徨う。
★こちらも荒唐無稽ですが、縦横無尽に活躍するワタルに拍手。
地底のロストワールドは迫力充分、最大の見所でした。
関連情報URL :http://011car.o.oo7.jp/syumi20/syumi20.htm

『宇宙特急』
1954年5月から1956年4月迄、689回が中国新聞等に連載された絵物語。
金属人間による地球侵略、話は横浜の宝石店に始まり、明神礁 、月 、 南極、東京、宇宙ステ-ション、月の裏側 、明神礁 、 月面基地、と移り大団円を迎える。
★荒唐無稽では有るのですがセンスオブワンダ-要素120%で
現在でも楽しく読めます。 
関連情報URL : http://011car.o.oo7.jp/syumi10/syumi10.htm

絵物語は、絵と文字表現を組み合わせたスタイルの読み物。
1940年代後半から1950年代にかけて大流行した。
手塚治虫以降のストーリーマンガの勢いに押されて廃れていった。
しかし手塚治虫は数々の絵物語、絵物語風作品を残している

『黄金のトランク』
1957年1月 -10月 「西日本新聞」連載

『オズマ隊長』
1961年8月-1964年10月 「サンケイ新聞」(産経新聞)

『S.F.FancyFree シリーズ』
1963年-1964年 SFマガジン連載

『ハトよ天まで』
1964年11月 -1967年1月 「サンケイ新聞」(産経新聞) 連載

『アトム今昔物語』
1967年1月-1967年1月 「産経新聞」 連載

★漫画より情報量の多い絵物語。絵物語と漫画のハイブリット、
上記作品の様に上手に使えば更に可能性が広がる筈ですが。

『宇宙船ガリレオ号』〈少年少女世界科学冒険全集 1〉(1956年、講談社)

3人の少年と著名な物理学者ドナルド博士は「ガリレオ号」で月を目指す。
絵物語を除けば最初のSF小説(ジュブナイルですが)となります。
★少年少女世界科学冒険全集を読み漁りました。
『宇宙船ガリレオ号』表紙は小松崎茂、胸躍りました。宇宙船が好きでした。
宇宙空間の写真、イラストも感動。

『ソレマンの空間艇』 石川英輔
1958年から1959年にかけて『大地底』というタイトルで
雑誌『子供の科学』に連載。
4万年前に地球を脱出したソレマン人の末裔と浅間山の火口で遭遇した、
山波先生と文夫少年。
宇宙艇に乗り組み 波乱万丈の宇宙旅行が始まった。
★本格SFの感触、脳波で動く宇宙船等SF大道具、小道具満載。楽しい作品でした。

『週刊少年サンデー』創刊
寺田ヒロオ『スポーツマン金太郎』、 藤子不二雄『海の王子』に注目。

横山光輝『伊賀の影丸』(1961年)、小沢さとる『サブマリン707』(1963年)
面白いのは間違いないです。読後残るものは少ないですが。

★まとめ 1948-1963
1945年第二次世界大戦終了、朝鮮動乱、アメリカの「マッカーシー旋風」米ソ冷戦、キューバ危機、ケネディ暗殺と危険な出来事が多々有りましたが、
何とか乗り越え?明るい未来が見えて来た時代でした
人工衛星が成功し宇宙開発が始まりました。私自身未来は(科学技術は)洋々としていると思っていたのですが、「光あるところ影が有る」トラブルが絶える事は有りません。

迷子@岡山 の紹介

団塊の第一世代、1948年3月生まれです。 基本的に甘い話、夢のある話が好きです。 アニメ、漫画が大好きな「オタク老年」です。
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