幼女戦記

原作はカルロ・ゼン(日本人)によるライトノベル。
小説既刊14巻、コミック既刊30巻
どちらも完結していません。 
アニメは 2017年1月6日 - 3月31日 全12話
放映 シーズン1は、原作3巻途中までの内容を元にしてアニメ化された。

第壱話  ラインの悪魔
第弐話  プロローグ
第参話  神がそれを望まれる
第肆話  キャンパス・ライフ
第伍話   はじまりの大隊
第陸話  狂気の幕開け
第陸.伍話 戦況報告
第質話  フィヨルドの攻防
第捌話  火の試練
第玖話  前進準備
第拾話  勝利への道
第拾壱話 抵抗者
第拾弐話 勝利の使い方
閑話   砂漠のパスタ大作戦

幼女戦記 劇場版 は2019年2月公開
小説4巻終盤までが描かれた。

日本のエリートサラリーマンだった主人公は逆恨みで殺される。
創造主を名乗る存在Xは主人公に信仰心をもたせるために
20世紀初頭のドイツに近似した異世界に魔法使いの幼女
として転生させる。
存在X の台詞 
    非科学的な世界で
    女に生まれ
    戦争を知り
    追い詰められるがよい

★ ターニャ・フォン・デグレチャフ
9歳で士官学校卒業 帝国軍の航空魔導師士官として戦闘に参加
元 日本の30代のサラリーマン

★ヴィクトーリヤ・イヴァーノヴナ・セレブリャコーフ
帝国軍の航空魔導師士官
幼年学校卒の少女 ターニャの副官
ターニャより7つ年上

★ハンス・フォン・ゼートゥーア
帝国軍参謀本部戦務参謀次長。
軍人というよりも学者然とした人物。機動戦と兵站の権威。
なるべく穏当な条件で敗北することでしか
祖国の存続は図れないと確信。
帝国の存続のため、諸列強が驚愕する戦略を展開する。

★クルト・フォン・ルーデルドルフ
帝国軍参謀本部戦務参謀次長。
豪快かつ活動的な風貌
ゼートゥーアとは同期
国民世論や最高統帥府の要請に応え、
あくまで戦争による勝利を目指し続ける。

★創造主 / 存在X
創造主(神) を名乗る超越的な存在。
社会の発展に伴い無神論者が増えていることを危惧している。

主人公は、前世の記憶と能力を活かして
戦争を終結させるために活躍、目覚ましい戦績を挙げる
そのせいでかえって過酷な戦争に巻き込まれ悪戦苦闘する。

どうして!!! こうなった!!! が決め台詞。

ハードな戦争の描写
多国間で展開する目まぐるしい戦略
原作、漫画も面白いですがアニメも負けていません。
それぞれ良い所が有ります。
面白くも有り、争いは何故起きるかと考えさせてくれます。
文句なくお勧め出来ます。

★ 主人公とドイツの悲劇を防ぐ二次創作も出ています。
  愉快壮快と成ります(ご都合主義の権化ですが)

★ 貴族になったが、未来がヤバかった

https://ncode.syosetu.com/n3687bi/

★ 我らが帝国に栄光を

https://syosetu.org/novel/206232/

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藤子・F・不二雄SF短編ドラマ

藤子・F・不二雄が描いた110以上のSF短編から実写テレビドラマ化された。

シーズン1 は2023年 4月-6月  
シーズン2は2024年 4月-5月  にNHKで放送された。

シーズン1

★ おれ、夕子
★ メフィスト惨歌
★ 定年退食
★ テレパ椎
★ 昨日のおれは今日の敵
★ 親子とりかえばや
★ 流血鬼 前後編
★ 箱舟はいっぱい
★ どことなくなんとなく
★ イヤなイヤなイヤな奴 前後編

シーズン2

★ 鉄人をひろったよ
★ マイシェルター
★ アン子 大いに怒る
★ 3万3千平米
★ あいつのタイムマシン
★ じじぬき
★ 旅人還る
★ いけにえ

★ メフィスト惨歌 
  悪魔との取引
  又吉直樹と遠藤憲 起用は成功。
  最後の又吉の表情は実写で無いと表しにくい。
  無表情の怖さが良く出ている。
  その前の悪魔の恨み節は長すぎる。
  ドタバタ劇になってしまう。
  原作はスマ-トに終わっているのに。

★ 定年退食
  食料が不足、高齢者の足切り。
  加藤茶 井上順 起用は成功。加藤茶特に良いのですが
  原作の雰囲気が今一歩足りない。

★ どことなくなんとなく
  人類絶滅、残された細胞から世界が再現されるが。
  原作に忠実なのですが、やはり雰囲気が今二歩足りない。
  これは「すごく不思議なお話」でしょう
  救いが無いお話でも有ります。

★ あいつのタイムマシン
  タイムマシンで現在を変更しようとする。
  これは良く出来てます。説明せず突き放し感も良い。
  「すこし不思議なお話」ですね。

★ 旅人還る
  宇宙の果てへ挑む、ハードSF? 最後はハッピ-。
  コンピューターは作品のイメ-ジどうりでした。
  やはり原作に忠実なのですが 今一歩。

★ いけにえ
  宇宙人の要求に振り回される人類。
  これは マズマズでした。
 
藤子・F・不二雄SF短編<PERFECT版> 全8巻
藤子・F・不二雄大全集 少年SF短編  全3巻
を再読しました。
原作は「すこし不思議なお話」とうたっていますが「すごく不思議なお話」も有ります。

ドラマは原作にほぼ忠実で有名俳優で纏めているのですが
今一歩感動出来ませんでした。
シーズン1よりシーズン2の方が良くなりましたがやはり今一歩。
原作の持つ独特の雰囲気が感じにくいのです。
実写ドラマ化の限界を感じます。
お話が映像化でよりリアルに成るほど違和感を感じます。
誰かが書いていたようにあの雰囲気は藤子F氏の絵で無いと駄目なのでしょうか。

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ヴァイオレット・エヴァーガーデン

原作は暁佳奈
2015年12月から刊行、全4冊

★ TV版アニメは2018年1月から4月まで放映
大陸を南北に分断した大戦が終結し、新たな時代が始まろうとしていた。
戦火の中で両腕を失った少女兵ヴァイオレットは、軍を離れ、大きな港町へやって来た。
彼女に残されたのは銀色に輝く義手と戦場の記憶、
そして上官ギルベルトが最後に告げた言葉だけ。
だが、戦う道具として生きてきた彼女にはその言葉の意味が理解できない。
いつかその意味を知るために、ヴァイオレットは手紙の代筆を行なう
「自動手記人形」として働き始める。
多くの人に出会い数々の手紙を書いていく上で、
ヴァイオレットの心情にも変化が生まれていきました。

第1話 「愛してる」と自動手記人形
第2話 「戻って来ない」
第3話 「あなたが、良き自動手記人形になりますように」
第4話 「君は道具ではなく、その名が似合う人になるんだ」
第5話 「人を結ぶ手紙を書くのか?」
第6話 「どこかの星空の下で」
第7話 「    」
第8話 サブタイトル無し
第9話 「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」
第10話 「愛する人は ずっと見守っている」
第11話 「もう、誰も死なせたくない」
第12話 サブタイトル無し
第13話 自動手記人形と「愛してる」
Extra Episode 「きっと”愛”を知る日が来るのだろう」

★ ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 – 永遠と自動手記人形
2019年9月6日3週間限定で上映開始

良家の子女のみが通うことを許される女学園。
未来への希望や期待を失っていたイザベラの前に現れたのは、
教育係として雇われたヴァイオレット・エヴァーガーデンだった。

★ 劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン
2020年9月18日に公開
ホッジンズは宛先不明の手紙の中にギルベルトの筆跡を発見する。
ホッジンズはヴァイオレットと共に手紙が出されたエカルテ島に向かう。
ギルベルトは戦争で左目と左腕を失くしたあと、病院を出てこの島に住み着いていた。
ヴァイオレットはギルベルトの家を訪ねるが、
彼女に負い目のあるギルベルトは再会を拒否する。
ヴァイオレットはギルベルトに手紙を書き、船で島を出る。
感謝の言葉が綴られた手紙を読んだギルベルトは船着き場に走る。
ギルベルトの呼ぶ声を聞いたヴァイオレットは船から飛び降り、
ようやくギルベルトと再会し号泣する。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン
金色の髪に青い瞳、可憐な容貌をした少女。
女子少年兵、ギルベルト直属の部下。単独で一個分隊に匹敵する戦闘力を持つ。
大戦時の戦傷で両腕を失う。大戦後、C.H郵便社で自動手記人形として代筆業を始める。
両腕には義手を装着している。感情の起伏に乏しく無表情が多い。
誰に対しても敬語で話す。
ギルベルトを自身の命に代えても守りたいと思っている。

クラウディア・ホッジンズ
C.H郵便社の社長。ギルベルトとは士官学校時代からの親友。
大戦中にギルベルトからヴァイオレットのことを頼まれており終戦後はヴァイオレットを家族のように見守っている。

ギルベルト・ブーゲンビリア
ヴァイオレットの陸軍時代の上官。
言葉も喋れなかった彼女を見守りながら、いつしか愛するようになる。

製作はあの悲劇の京都アニメーション
作画は綺麗です、完璧。背景は芸術作品。
作品は泣かせようと迫ってきます。
泣けるかどうかで 好き嫌いが別れる作品でも有ります。

★ TV版アニメは上手に作られています。設定が納得できれば楽しめます。
あのような精巧な義手が作られるのか?
ヴァイオレットの身体能力の秘密は?
手紙で感動する人が多すぎる?

★ ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝は、まあそれも有るよね でしょうか。
やはり手紙が人の心を動かしていきます。

★ 劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン
泣かせようと強く迫って来る作品です。
ギルベルトの心がヴァイオレットの手紙で簡単に変わるのは
納得しがたいですが。
ハッピ-エンドに無理やり連れて行かれました。
まあ「終わり良ければ総て良し」ですね。

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自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う

原作は「昼熊」によるライトノベル。
「小説家になろう」で 2016年3月- 2016年12月
 完結しています。 
小説既刊3巻、コミック既刊2巻
どちらも完結していません。 
アニメは 2023年7月5日 -9月20日 全12話
放映 シーズン1は、原作3巻までの内容を元にしてアニメ化された。

第1話  自動販売機、移動する
第2話  王蛙人魔が現れた
第3話  復興
第4話  ハッコン、誘拐される
第5話  見栄とプライドと自動販売機
第6話  戦う自動販売機
第7話  暴食の悪魔団
第8話  迷路階層の炎巨骨魔
第9話  理想の英雄未満
第10話  胃袋の果てに
第11話  亡者の嘆き階層
第12話  自動販売機として出来ること

ハッコン
自動販売機に転生した青年。自動販売機マニア
事故にあった自動販売機を、避けずに受け止めようとして死亡。
気付くと異世界畔で自動販売機になっていた。
最初に意思疎通出来たラッミスによって「ハッコン」と名付けられた。
投入された硬貨がポイントに変わり、ポイント使用で能力が上がる。
ラッミスと共に様々なトラブルに立ち向かっていく。

ラッミス
怪力の加護を持つハンターの少女、本作のヒロインである。
迷宮内を彷徨っていた時、ハッコンと出会う。
ハッコンの商品を買うことで食料を確保し、無事集落に帰還する。
ハッコンと意思疎通を殆ど誤解無く行えるなど、理解力は良い。
ハッコンが人間に戻ることを望んでいる。

ヒュールミ
魔道具技師の女性。ラッミスの幼馴染。強気な性格。

熊会長
熊獣人。流の湖階層のハンター協会会長を務める。

ケリオイル
「愚者の奇行団」のパーティ団長。
ナイフによる戦闘を得意とする。

交通事故にあった俺は、目が覚めると湖のほとりに立っていた。
身動きも取れず、声も出せず、
どうやら自動販売機に生まれ変わってしまったらしい!?
戸惑う間にも魔物に襲われ、危機的な状況に。
困り果てていると、目の前にハンターの少女ラッミスが現れた。

その後ラッミスと意志の疎通に何とか成功して
ラッミスに背負われて迷宮内の村に行く。
ハッコンと名付けられ、自販機として活躍していく。

よく有る転生ものですが、無機物とは驚かされます。
剣に転生は有りましたが、自動販売機とは。
まあ作品中では「扉」や「畑」に転生した人もいるのですが。
私でしたら精神的にダメ-ジ大で再起不能になるでしょう。
主人公はメンタルが強い(自動販売機マニアですが)

原作を上手にアニメ化しています。
ラッミス可愛いい(剛力無双ですが)
逆境に負けない主人公偉い。
お話は出鱈目ですが、見ていて楽しい作品です。
ストレス解消にはもってこいかも。
2期制作が決定。1期で原作の3割程度ですがどこまで行けるでしょうか?
楽しみに待ちたいと思います。

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かがみの孤城

2022年12月23日に公開の劇場アニメ

原作は、辻村深月氏 ポプラ社から2017年5月11日発売
漫画は作画、武富智で全5巻

2005年中学1年生の女子、安西こころは学校に居場所をなくし、
部屋に閉じこもる日々を送っていた。
ある日突然部屋の鏡が光り出し、吸い込まれるように中に入ると、そこには不思議なお城と見ず知らずの中学生6人が。さらに「オオカミさま」と呼ばれる狼のお面をかぶった女の子が現れ、「城に隠された鍵を見つければ、どんな願いでも叶えてやろう」と告げる。期限は約1年間。
戸惑いつつも鍵を探しながら共に過ごすうち、7人には一つの共通点があることがわかる。互いの抱える事情が少しずつ明らかになり、次第に心を通わせていくこころたち。そしてお城が7人にとって特別な居場所に変わり始めたころ、ある出来事が彼らを襲う。果たして鍵は見つかるのか?なぜこの7人が集められたのか?

こころ / 安西 こころ
本作の主人公で中学1年生女子。引っ込み思案で大人しい性格

リオン / 水守 理音
中学1年男子。ハワイにある寄宿舎付の学校に通っている
サッカ-が得意で誰にでも穏やかに優しい
6歳の時に姉のミオを亡くしている

アキ / 井上 晶子
中学3年生女子。明るく、快活、背が高い。気が強く、思ったことは遠慮なく口にする

喜多嶋先生 / 喜多嶋 晶子
こころを優しく見守るフリースクールの先生で、アキの成長した姿

スバル / 長久 昴
中学3年生男子。背が高く、色白でそばかす顔
マサムネと仲が良く、彼が持ち込んだゲームでよく一緒に遊んでいる。

マサムネ / 政宗 青澄
中学2年生男子。生意気で理屈っぽい性格で口が悪い。根っからのゲームおたく

フウカ / 長谷川 風歌
中学2年生女子。まじめそうな雰囲気。ピアノが上手で小さいころから習っていたが、コンクールでランキング圏外になるなど伸び悩んでいた。

ウレシノ / 嬉野 遥
中学1年生男子。小太りで食べることが好き
恋愛気質で惚れっぽくマイペ-ス

オオカミさま
狼の仮面をつけた少女。城の案内人。いつも人形が着るようなかわいいドレスを着ている。

7人は異なる時代から呼び寄せられていた。

1985年:スバル     中学3年生
1992年:アキ      中学3年生
2006年:こころ/リオン  中学1年生
2013年:フウカ     中学2年生
2020年:マサムネ    中学2年生
2027年:ウレシノ    中学1年生

7 年以上違っていて 誰も最後まで気が付かないのは不自然な気もしますが。

「バカみたいだよね。たかが学校のことなのにね」
「負けないでね、こころちゃん。わたし今度こそ、嫌なものは嫌っていう」

★「いじめ」は古今東西、未来永劫無くならない。
世の中に良い人も大勢いる、良くない人も又少なくない
傍観者も又多い。
人は夜叉にも菩薩にもなる。
価値観も当然違う、視点も又違う、同じものを見ても感じる所が違う。
「いじめ」の加害者が、自覚して無い事も多い。
 一般的に些細な事でも「いじめ」と感じる人もいる。
人の気持など完全にわかる筈も無い、しかしわかる努力は必要。
どんな時代も、同じように苦しんでいる人がいて、
手を差し伸べれば助け合うこともできる

様々な事を考えさせてくれる良いアニメでした。

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「葬送のフリーレン」1期 終了

原作の漫画は以下の陣容で13巻発売中

原作・原案 山田鐘人
作画 アベツカサ

アニメは2023年9月29日 – 2024年3月22日、全28話で放映されました。
第1話 冒険の終わり
第2話 別に魔法じゃなくたって…
第3話 人を殺す魔法
第4話 魂の眠る地
第5話 死者の幻影
第6話 村の英雄
第7話 おとぎ話のようなもの
第8話 葬送のフリーレン
第9話 断頭台のアウラ
第10話 強い魔法使い
第11話 北側諸国の冬
第12話 本物の勇者
第13話 同族嫌悪
第14話 若者の特権
第15話 厄介事の匂い
第16話 長寿友達
第17話 じゃあ元気で
第18話 一級魔法使い選抜試験
第19話 入念な計画
第20話 必要な殺し
第21話 魔法の世界
第22話 次からは敵同士
第23話 迷宮攻略
第24話 完璧な複製体
第25話 致命的な隙
第26話 魔法の高み
第27話 人間の時代
第28話 また会ったときに恥ずかしいからね

魔王を倒し王都へ凱旋した勇者ヒンメル、僧侶ハイター、戦士アイゼン、魔法使いフリーレンら勇者パーティー4人は、冒険した10年を振り返りながらこれからの人生に想いを馳せる中、エルフのフリーレンは感慨にふけることもなく、
また魔法探求へと旅立っていく。
50年後、皆との約束のためフリーレンは再び王都へ。
その再会をきっかけに、彼女は新たな旅へと向かうことに。

さらに20年後、フリーレンは仲間であったハイターを訪ねる。
彼と共に暮らす孤児フェルンと出会う。ハイターから頼まれ彼女に魔法を教えるフリーレン。そしてある出来事を機に、共に旅立っていく。

フリーレンとフェルンはアイゼンを訪ねる。「大魔法使いフランメの手記」を探すことを手伝ってほしいと頼むアイゼン。

フランメが残した手記に記されていた「魂の眠る地オレオール」を目指すことに決めたフリーレンとフェルンは、アイゼンと別れ旅路を歩んでいく。

更に戦士アイゼンの弟子だったシュタルクと共に「魂の眠る地オレオール」を目指す3人の旅は続く。

七崩賢の一人、魔族「断頭台のアウラ」を倒しフリーレンたちは旅立つが、北側諸国の冬の道は想像以上に厳しかった。

魔法都市オイサーストにやって来たフリーレンたち。この先の北部高原に入るには一級魔法使いの同行が義務付けられる。
フリーレンとフェルンは試験を受けることになる。
第一次試験、第二次試験、最終試験、フェルンはゼーリエから合格を告げられた。
そして、フリーレンたちが魔法都市オイサーストを旅立つところで1期 終了となる。

原作の漫画も素晴らしい作品でした。
淡々とした、だけど情緒溢れる作品。
バトルも過剰にならず好印象。

アニメも最後まで隙がない優れた作品に仕上がりました。
原作の魅力をアニメーション作品として見事に昇華。
非の打ち所の無いアニメでした。

2期作成になるか、劇場版になるか。
楽しみに待ちたいと思います。

登場人物は多岐にわたります。
以下印象に残った登場人物と科白の紹介となります。
物語の雰囲気が伝わりますように。

ヒンメル
フリーレン達と魔王を討伐した人間の勇者

ハイター
フリーレン達と魔王を討伐した人間出身の僧侶

アイゼン
フリーレン達と魔王を討伐したドワーフ族出身の戦士

フリーレン
上記3人と共に魔王を討伐した勇者パーティーの魔法使い
長命なエルフ族

フェルン
フリーレンに師事している人間の女性魔法使い

シュタルク
勇者パーティーの戦士アイゼンの弟子

ユーベル
三級魔法使いの女性。2年前の二級試験では、
当時の担当試験官であったブルグを殺害し
失格処分となった

ラント
二級魔法使いの男性。
完璧な分身を作る魔法を得意とし、本体の自身は
故郷の村から出ることなく分身体に替え玉受験させていた。

デンケン
老齢の二級魔法使いの男性。もとは軍所属の叩き上げであり、
熾烈な権力争いを勝ち抜いた海千山千の老獪な
宮廷魔法使いでもある。
なお、20代半ばのころに妻のレクテューレに先立たれており、
子どももいない。

リヒター
二級魔法使いの男性。一次試験ではデンケンやラオフェンと
同じパーティー

ラオフェン
三級魔法使いの女性

ヴィアベル
二級魔法使いの男性。故郷を守り、魔王軍残党と
戦ってきた北部魔法隊の隊長

メトーデ
戦闘慣れし多才で聡明
拘束魔法や精神操作魔法を使用できる。魔力探知が得意

ゼーリエ
太古より生き続けるエルフの女性。
神話の時代の大魔法使いであり、フランメの師匠でもある
半世紀ほど前に突如として歴史の表舞台に現れ、
大陸魔法協会の創始者となる。

ゼンゼ
一級魔法使いの女性で、ゼーリエの側近のひとり

レルネン
一級魔法使いの男性で、ゼーリエの側近のひとり

フランメ
魔法史に登場する伝説の大魔法使いであり、人類の魔法の開祖。

★ ゼーリエ→ 『魔法は特別であるべきだ』
  フランメ→ 『誰もが魔法を使える時代になるといいな』
  フリーレン→『魔法は自由であるべきだ』

★一級魔法使い選抜試験、受験者の紹介

「今年はなかなか粒ぞろいですな」
「長年に渡り魔王軍の残党と戦ってきた北部魔法隊隊長のヴィアベル二級魔法使い」
「血みどろの権力争いに勝ち抜き、宮廷魔法使いの座についた海千山千の老獪さを持つデンケン二級魔法使い」
「史上最年少で三級試験をトップの成績で合格したフェルン三級魔法使い」
「2年前の二級試験で試験官の一級魔法使いを殺害し失格処分になったユーベル三級魔法使い」

★デンケン『儂は自分よりはるかに優れた魔法使いが、失脚し迫害される様を山ほど見てきた』
『大きな力は恐れられる。恐れの権威など長続きせん』
『魔法というものは探し求めている時が一番楽しい。それだけだ』

★フランメ、ゼーリエに「私たちじゃ無理なんだよ。
だってさ師匠、平和な時代に生きる自分の姿が想像できねぇだろ?」
「フリーレンは平和な時代の魔法使いだ」

★ゼーリエ『やってくれたなフリーレン。千年ぶりだというのに随分なあいさつじゃないか』
『これだから魔法使いはやめられん。魔法の世界では天地がひっくり返ることもある』

★魔力が枯渇しても諦めないデンケン(笑ってしまいました、デンケン立派)
デンケン『ラオフェンはここで待機だ。隙があればシュティレイを奪え。リヒターついてこい』
リヒター「どうするつもりだ」
リヒター『正面から行くのか。もう魔力なんか残っちゃいないぞ』
デンケン『分かっているだろう。それは相手も同じこと』『腹を括れ。男だろうが』
リヒター「…おい冗談だろ」
デンケン『殴り合いじゃぁぁぁぁッ!!!!』

★フリーレン『せんせい(師匠)の遺言状を届けに来た』
ゼーリエ「あれから50年。そうかフランメは死んだのか」(50年は18,250日)
ゼーリエ「皇帝が国を挙げた魔法の研究に認可を下ろしたそうだ」
「人間の文化圏では今まで魔法は魔族の技術であるとして表立った研究は禁忌とされてきた」
「働きかけたのはフランメで、彼女は新設された宮廷魔法使いとやらの
教育に携わっていた。私にそれを引き継いでほしいという内容だ」
「何て贅沢なヤツだ。魔法の研究の認可が下りただけでも
 快挙だというのにそれ以上を望むとは」
フリーレン『それってすごいことなの?』
ゼーリエ「大陸最大の統一帝国が魔法の研究と軍事転用を始めるということだ」
「周辺諸国が黙っていない。わずか数十年で魔法は大陸中に普及する」
「人類の誰もが魔法を使える時代がやってくるんだ。
これは遠くない未来に人類が魔王軍に抗う力を
手に入れることを意味する」

ゼーリエ「誰もが魔法を使える時代だと?魔法は特別であるべきだ。
才ある者以外に教えるつもりはない」
「こんな物を寄越すとは。フランメとは
最後まで分かり合えなかった」

フリーレン『師匠は「ゼーリエは怒って遺言状を破り捨てるだろう」って言っていたよ』
『それでも伝えておきたかったんだって。夢が叶ったよって』
『よく分からないよね』

ゼーリエ「誰もが魔法を使える時代はフランメの夢だった」
「あの子もきっと初めは人類のためとか魔王軍に抗う力とか、そんなものはどうでもよかったんだ」
「あの子のお気に入りの魔法を知っているか?」
「花畑を出す魔法。何の役にも立たないくだらない魔法だ」
「あの子は本当に魔法が好きだったんだ。世界中の人がそんな魔法を
使えるようになってほしいと本気で願っていた」
「虫唾が走ったよ」
「まるで女の子みたいな可愛い夢だ。でも実際にそうだったんだよ」
「これはあの子が私よりもずっと背の小さな小娘だった頃に語った夢物語だ」
「正直私はそんな時代はずっと先のことで、あの子には実現不可能なことだと思っていた」
あの子は私にとっては無にも等しいような短い人生で、人類の魔法の開祖にまで上り詰めた」
フリーレン『師匠はいつも判断がとても早かった。まるで何かに急かされているみたいに』
ゼーリエ「人間には寿命がある。私達よりも死に近い場所にいるんだ」
「人生には重大な決断をしなければならない時がいくつもあるが、
あの子たちはそれを先送りにはできないんだ」
「私達はそれを百年後にやっても二百年後にやってもいい。
千年ほったらかしにしたところで何の支障もない」
「私達の時間は永遠に近いのだから」
「フリーレン。人間がおよそ文明と呼べるものを築き上げてから長い年月がたった。
これから先は時代が加速するぞ」
「たった千年だ。たった千年で人間の時代がやってくる」
「私達(エルフ)は人間に追い抜かれる」
「鍛錬を怠るなよフリーレン」
「お前を殺す者がいるとすれば、それは魔王か」「人間の魔法使いだ」
フリーレン『楽しみだねゼーリエ。これから先たくさんの魔法使いと
色々な魔法が見られるんだね』

★ ユーベル『確かに私は未熟な三級魔法使いだ。デンケンやヴィアベルよりもはるかに弱い。
けれどもゼンゼ相手なら勝てると思うよ』
『私の得意魔法はこれ』
『“大体なんでも切る魔法”レイルザイデン』
『私が切れると思ったものは何でも切れるし切れないと思ったものは全く切れない』
ユーベル『みんな頭を使い過ぎなんだよ。髪は切る物でしょ』

★メトーデ『魔法使い同士の戦いはジャンケンのようなものですからね。
ただし手数が無数にあり極めて複雑で難解なジャンケンです』
   (山田風太郎の忍法勝負を連想しました)

★ハイター『フリーレンは感情や感性に乏しい。それが原因で困難や行き違いが起こることもあるでしょう』
『でも一つだけいいこともあります』
『その分だけきっと、フリーレンはあなたのために思い悩んでくれる。
彼女以上の師はなかなかいませんよ』

★ゼーリエ『異例には異例を。第三次試験は私が担当する。
平和的に選別してやる』
レルネン「それに私はフリーレン様を試すような器ではありません。一目見て分かりました。
彼女は魔力を制限しています」
「絶大な魔力です。ゼーリエ様に匹敵するほどの」
ゼーリエ『その実用的でない技術にフリーレンは生涯を捧げた。魔族を欺くために』
ゼーリエ『結局あの子にも見えなかったか。私の魔力の“揺らぎ”が』
(制限してフリーレン並とか言う化物)

★「第三次試験の内容は大魔法使いゼーリエによる面接です」
フリーレン『ヒンメルたちと出会わせてくれたのは師匠が教えてくれたくだらない魔法だよ』
『それからゼーリエ。フェルンも同じように不合格にするつもりだろうけれども多分それはできないよ』
『あの子はゼーリエの想像を超えるよ。人間の時代がやってきたんだ』
ゼーリエ(何が想像を超えるだ。私の魔力を見て立ち竦んでいる。他の受験者と何ら変わらん)
『…待て。お前、何が見えている?』
フェルン「…揺らいでいる」
ゼーリエ『…フェルンとか言ったな。お前私の弟子になれ』
フェルン「え、嫌です」「私はフリーレン様の弟子です」
『フリーレンの入れ知恵だな』
『私は有望な魔法使いを見逃すほど馬鹿じゃない』 『合格だ』

★ゼーリエ『宮廷魔法使いのデンケン。お前のことはよく知っている』
デンケン「それは光栄だな」
ゼーリエ『軍所属の魔法使いのたたき上げが今や北側諸国で最も権力を持った魔法使いだ。その美談はよく聞く』
ゼーリエ『お前 私を見た時どう戦うか考えただろう?』
デンケン「…ほんの一瞬だけだ。すぐに諦めた」
ゼーリエ『合格だ。まだ燃えている。普通は戦うだなんて発想は湧かない』

★ゼーリエ『合格だ』
ユーベㇽ「んー?まだ何も話していないけど」
ゼーリエ『会話が必要なのか?』
ユーベㇽ「それもそうだね」
(訳わからない女性ユーベㇽ)

★ゼーリエ『…お前ふざけるなよ』
ラント「何が?」
ゼーリエ『これは一級試験だぞ。試験会場に一度も来ないバカがどこにいる?』
ラント「一応この通り生身の僕も試験会場に来ているよ。じゃなきゃ不参加で…」
ゼーリエ『この試験期間中本体は故郷の村から出ていないな。今はのんびりティータイムか』
ラント「…驚いた」「ユーベルにもバレなかったのに」
ゼーリエ『実にいい度胸だ。合格』

★ゼーリエ『…お前私を見てどう思った?』
メトーデ「…ええと、小っちゃくて可愛いなと思いました」
ゼーリエ『今年の受験者はどうなっている。合格だ』

★アイゼン「ヒンメル。俺たちは一刻も早く
魔王を倒さねばならん。こんな小さな人助けに何の意味がある?」
ヒンメル『確かに小さな人助けだ。きっとこんなことをしたって世界は変わらない』
『でも僕は目の前で困っている人を見捨てるつもりはないよ』
フリーレン(大丈夫だよヒンメル。世界はちゃんと変わっている)

★フリーレン『ヒンメルってさ、すごくあっさり人と別れるよね』
ヒンメル『でも旅を続けている以上また会うことだってあるだろう。涙の別れなんて僕たちには似合わない』
『だってまた会ったときに恥ずかしいからね』

フェルン「ずいぶんあっさり別れますね」
フリーレン『また会ったときに恥ずかしいからね』

(フリーレンの中には沢山ヒンメルが残っている)

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悪役令嬢レベル99 ~私は裏ボスですが魔王ではありません~

原作は「七夕さとり」によるライトノベル。
「小説家になろう」で 2018年 6 月から連載中。

 小説    既刊6巻
 コミック 既刊4巻
アニメは 2024年1月9日 - 3月26日 全12話 放映

乙女ゲームの悪役令嬢・ユミエラに転生した主人公。
魔王を倒した後に登場する裏ボスの設定だった。
倒される結末を回避する為にレベル上げを徹底した結果
王立学園入学時にレベル99に到達してしまう。
平穏な学園生活を望むユミエラが手にする未来はどうなるか?
本来のヒロインアリシア、エドウィン王子、学友二人、ユミエラ合計5人が
魔王討伐に向かう。

第1話 裏ボス、学園に入学する
第2話 裏ボス、実力を見せる
第3話 裏ボス、お城に招かれる
第4話 裏ボス、野外演習に出る
第5話 裏ボス、話し相手が出来る
第6話 裏ボス、武術大会に出る
第7話 裏ボス、ダンスに挑む
第8話 裏ボス、ドラゴンに出会う
第9話 裏ボス、敵国に勧誘される
第10話 裏ボス、ダンジョンにもぐる
第11話 裏ボス、告白される
第12話 裏ボス、魔王と戦う

★登場人物

ユミエラ・ドルクネス
闇属性魔法を使う、乙女ゲームの悪役令嬢であり「裏ボス」設定。
前世は日本の女子大生。
黒髪という理由で、周囲からは敬遠されている。
基本無表情で喜怒哀楽が乏しい。
平穏な学園生活を望んでいるが、トラブルが押し寄せる。

パトリック・アッシュバトン
辺境伯家出身、戦闘での指揮能力が高く、クラスメイト達からの人望は厚い。
ユミエラの常識外れな行動に振り回されがちだが、
周囲に嫌われやすい彼女をフォローする好青年。

アリシア・エンライト
物語の舞台である乙女ゲームのヒロイン。貴重な光属性魔法の持ち主。
基本的に明るく人懐っこく邪心などはない。しかし、考え足らずな部分があり、
貴族主義社会で生きている平民という自身の立場をよく理解できていない。

エドウィン・バルシャイン
乙女ゲームの攻略対象のひとり。バルシャイン王国の第二王子。
剣と魔法を両方使いこなせる魔法剣士。物腰は柔らかいが、ユミエラがレベルをカンストしていることを信じられず、彼女には厳しく当たる。
剣と魔法を両方使いこなす魔法剣士。

魔王討伐に向かった5人、ユミエラ以外は相手にならない。
魔王は王国と魔王に関する真実を語り始める。
初代国王が力の強さを恐れ、裏切りの濡れ衣を着せて封印した、というのが真相である。
激闘の末ユミエラは魔王を倒す。

媒体によって討伐メンバ-、原作ヒロインの扱いが違ってくる。
web版では3人死亡(原作ヒロインも)
小説版では全員生き残るが3人幽閉(原作ヒロインも)
テレビアニメ版では全員生き残るハッピ-エンド。

テレビアニメ版では、魔王討伐後シナリオの強制力に操られたアリシアがユミエラを襲う。
ユミエラに焚き付けられたエドウィン王子がアリシアに向かって愛を告白。その結果シナリオの強制力は効力を失った。

テレビアニメ版第1話Aパートでアリシア達をメインとしたオリジナル展開が描かれている。
原作第1巻だけでテレビアニメは終わってしまった。
続編は作りにくい展開でしょうか。

アニメは適度にお話を膨らませて、ハッピ-エンドに纏めました。
ユミエラがエドウィン王子を焚き付ける、棒読みのセリフには笑ってしまいました。
どの場面でも冷静、無表情なユミエラ、EDのミニキャラ等楽しませてもらいました。
視聴後あまり考えさせてくれませんが、面白かったのでまあ良しとします。

以下王様との対話、ドライ、あっさりユミエラのキャラクタ-が生きてます。

国の剣となってくれ>盾として頑張ります
好きなものをやろう>いらないです
王子と結婚して>ヤダ

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佐々木とピーちゃん

原作はぶんころりによるライトノベル。
「小説家になろう」「カクヨム」で 2018年12月から連載中。

 小説   既刊8巻
 コミック 既刊3巻
 アニメは 2024年1月5日 -3月22日 全12話 放映

シーズン1は、原作2巻までの内容を元にしてアニメ化された。
2024年3月24日には、シーズン2の制作決定が発表された。

中年の社畜サラリーマン・佐々木が
癒やしを求めてペットショップで購入した文鳥ピーちゃんは異世界から転生してきた
賢者・ピエルカルロだった。佐々木はピーちゃんと契約して魔法を使えるようになる。
ピーちゃんのいた異世界との交易を始める。
会社からの帰宅途中、襲われていた女性・星崎を氷の魔法を使って助ける。
星崎は「内閣府超常現象対策局」に所属する異能者で、半ば強制的に対策局に
転職することになる。
スロ-ライフを望む佐々木だが異世界と現実世界のトラブルに
巻き込まれて悪戦苦闘していく事になる。

第1話    現代と異世界
第2話    初仕事とパートナー
第3話    戦とお嬢様
第4話    王子と賢者
第5話    魔法中年と三つ目の世界
第6話    面談と接待
第7話    武力と政治力
第8話    疑念と観光
第9話    処刑と交渉
第10話   価値と尊厳
第11話   妄想と攻略
第12話   現代と異世界と四つ目の世界

★登場人物

佐々木
冴えない39歳の会社員だったが 「内閣府超常現象対策局」へ転職となる
スローライフを目指す、未成年キラー(少女 幼女)

ピーちゃん
人間の言葉を理解し喋る事が出来る文鳥。異世界から転生した魔法使いで本名は
「ピエルカルロ」。前世では「星の賢者」と呼ばれていた。

星崎さん
「内閣府超常現象対策局」の局員。佐々木の先輩であり上司にもなる。
厚化粧をしているが現役女子高生

二人静(ふたりしずか)
「内閣府超常現象対策局」と対立する異能力者の組織の一人。触れた相手の生命力を
吸い取ることができるエナジードレインの異能を持つ。
常人を超越した身体能力、再生力、寿命を持ち、見た目は年若い少女だが、
実年齢は三桁と目されるロリババァ。「内閣府超常現象対策局」へ転職する。

魔法少女マジカルピンク
アニメに出てきそうな派手な色の髪と可愛らしい服装だが、ホームレスの少女。
家族・友人を殺されたため、所属に関係なく異能力者全員を
殺すことを目的に動いている。

お隣さん
佐々木が暮らすアパートに住み、佐々木の1つ隣の部屋に暮らす中学生実母から
虐待を受けている。佐々木を慕っている。

十二式
遥か宇宙の彼方からやってきた高度な技術力を持つ機械生命体が製造した
地球人型アンドロイド。シーズン2から登場となるでしょう。

アニメは原作をソフトにした感じで原作にはほぼ忠実でした。
異世界・魔術・異能力者・サラリーマン社会・異世界とのビジネスと題材は
てんこ盛りでスケールも大きく、話も要り組んで楽しく視聴しました。
荒唐無稽、出鱈目、物語が広がりすぎの評価も有りましたが、何でもありの
疾走感を評価します。
異世界であれ戦闘中であれ基本はビジネス敬語で通す佐々木。
声優は杉田智和さん、懐かしいですね。
涼宮ハルヒの憂鬱(2006年 – 2009年、キョン役)
翠星のガルガンティア(2013年、チェインバー役)
恋愛要素は薄く家族愛が中心?。
佐々木の周りには少女、幼女が集まる。高校生(星崎さん)中学生(お隣さん、子爵の娘)
小学生(二人静、外見のみ実年齢は3桁)
強力な異能力とメンタルの強さを持つ二人静も魅力的。
ボス(元)と二人静の会話
「静ちゃんもしかしてパパ活しちゃった」
「いかんせん身内からの当たりが強くてのう。パパ活してもうた」
「まじか。もう戻るつもりはないの」
「できれば戻りたくないの」
「下手に敵対されても面倒だしそれなら今日でさようならかな」
戦闘中に、こういうこと言い合える関係は洒落てます。

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即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが

原作は藤孝剛志のライトノベル

「小説家になろう」に 2016年2月21日 – 2023年3月15日 連載
 小説は 全15巻
 コミック 既刊10巻
  アニメは 2024年1月5日 – 3月22日 全12話 放映

原作4巻までのアニメ化で旅はまだまだ続きます。
アニメの続編はどうなるでしょうか?

修学旅行中、バスで移動していた高遠夜霧達クラス一同は
賢者シオンによって異世界へ召喚される。
夜霧や壇ノ浦知千佳など「ギフト」を受け取れなかった一部の生徒は、ドラゴンが迫るバスに置き去りにされてしまう。夜霧の持つ「即死能力」で敵対者を倒し現実世界への帰還を探る旅が始まる。

高遠 夜霧(たかとお よぎり)
「ギフト」と呼ばれる特殊能力を受け取ることができずバスに置き去りにされ
たが相手を瞬殺することができる「即死能力」を持っていた。
他人にはきわめて関心が薄い(少数の友人を除いて)喜怒哀楽も薄い。

壇ノ浦 知千佳(だんのうら ともちか)
「ギフト」を夜霧と共に受け取れなかった高校二年生女子
家伝の古武術である「壇ノ浦流弓術」の使い手、格闘能力が高い。
本作におけるツッコミ役。

Episode.01    即死チート
Episode.02    私の守護霊が最強すぎて、異世界だって楽勝です!
Episode.03    一方的に攻撃できるほど世の中甘くない
Episode.04    この映像をお前が見ているということは
Episode.05    ΑΩ
Episode.06    助けられといて文句を言うほど野暮じゃないですよ
Episode.07    第一門の常時開放を確認
Episode.08    機関
Episode.09    自分だけ助かりたい一心のクラスって感じよね
Episode.10    むかしのおんながあらわれた。ともちかはおどろきとまどっている……
Episode.11    Phase 2
Episode.12    自分の好きなように力を使えばいいんだよ

すべてが無茶苦茶な作品です。しかし新鮮で面白い作品でもありました。
賢者、剣聖、魔神、バッタバッタ倒します。
人が死にまくってるのを面白がっては不謹慎では有るのですが。
まあ即死コメディですね 真面目に受け取る方は視聴しない方が良いでしょう
只「存在する」とは何かと考えさせてくれたので私にとっては良い作品でした。

高遠夜霧のセリフ 

『俺の能力は任意の対象を即死させるというものだ』
『俺が殺したいと思っただけで即座に相手は死ぬ』
『俺はね 俺に対する殺意を確実に認識できるっていう能力も持ってるんだよ』
『だから2つの能力を組み合わせると俺に殺意を持っただけで相手が死ぬってのも可能だったりする』

賢者アオイの「高遠夜霧」鑑定結果
( すべての運命の行き着く先。そこから先は何もない
すべての終わりが人の形を取っている)

高遠夜霧とは何者か?
ネタバレしてしまうと高遠夜霧は人では無い 
「おかくしさま」「祟り神」「究極集合世界を規定する存在」 高位の神的存在

以下の感想が最も適格ですので紹介します。

この作品は
意識を向けるだけで相手が不死だろうが居場所が次元で隔てられていようが、問答無用で概念的な死をもたらす事ができる呪いの塊みたいな神性存在が
高校生の形をとって異世界転生に巻き込まれた結果どれだけ迷惑な事態が巻き起こるかってのを見守るギャグ作品です
彼にとっては壇ノ浦さん以外はとるにたらない虫みたいなものなので死が驚くほど軽い
あまり真面目に受け取らないように

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本好きの下剋上〜司書になるためには手段を選んでいられません

原作は香月美夜氏のライトノベル。
「小説家になろう」で2013年9月から連載投稿され、
2017年3月に全5部677話で完結した。
本編全33巻+外伝1巻+短編集2巻 が出版されている。
鈴華による作画でコミカライズ 第一部完了、第二部が進行中。
第三部、第四部のコミカライズは、それぞれ別の漫画家が担当している。

原作は下記五部で構成されている。
第一部   兵士の娘
第二部   神殿の巫女見習い
第三部  領主の養女
第四部   貴族院の自称図書委員
第五部  女神の化身

アニメは
第1期 2019年10月から12月、第2期 2020年4月から6月、
第3期 2022年4月から6月に放映された。 
上記原作の第二部までとなる。

「小説家になろう」掲載作品はとにかく長い。
当然読むのも大変ですが、物語は良く作りこまれていて
すらすら読めます。
しかし本編全33巻ですので、毎日1冊づつ読んでも1ヶ月以上かかります。
アニメも端折らなければ第8期位までかかりそうだ。

現代日本に暮らす本須麗乃(もとすうらの)は、
念願である図書館への就職が決まった日に本に埋もれて亡くなってしまう。
もっと多くの本を読みたかった、そんな未練を抱いた
彼女は気が付くと異世界の幼女マインとしての体を持っていた。
中世ヨーロッパ風のファンタジー世界で、幼なじみのルッツと共に
現代知識を駆使して本作りを目指す悪戦苦闘の日々が始まる。

アニメ版のサブタイトルは以下となる
雰囲気が伝わるでしょうか?
第1期
第一章 本のない世界
第二章 生活改善と石板
第三章 冬のできごと
第四章 初めての森と粘土板
第五章 洗礼式と不思議な熱
第六章 会合
第七章 不信感の芽生え
第八章 ルッツのマイン
第九章 ギルド長の孫娘
第十章 二度目の冬に向けて
第十一章   究極の選択と家族会議
第十二章 洗礼式と神の楽園
第十三章 巫女見習いという選択肢
第十四章 決着
第十四.五章 外伝第一章・ユストクスの下町潜入大作戦
    外伝第二章・コリンナ様のお宅訪問
第2期
第十五章 神殿の巫女見習い
第十六章 青い衣と異なる常識
第十七章 与えるべきもの
第十八章 孤児院の大改革
第十九章 大掃除と星祭り
第二十章 ルッツの行く道
第二十一章 新しい側仕え
第二十二章 ヴィルマと子供用聖典
第二十三章 収穫祭のお留守番
第二十四章 騎士団からの要請
第二十五章 トロンベ討伐
第二十六章 夢の世界

第3期
第二十七章 冬の始まり
第二十八章 冬籠もりと今後の話
第二十九章 奉納式と春の訪れ
第三十章 祈念式
第三十一章 青色神官の贈り物と帰宅
第三十二章 神殿の捨て子と色作り
第三十三章 デリアとディルク
第三十四章 不穏な動き
第三十五章 黒いお守り
第三十六章 祝福

アニメ版の感想ですが、今一歩でした。
原作を逸脱している訳では無いのですが、物語の膨らませ方が巧くない。
深夜アニメとは思えない子供向け的作品になっている。
第八章 「ルッツのマイン」はマイン転生の秘密をルッツが糾弾するシーン
が有ります。
★ アニメ版では作画も軽く描かれ心理描写も甘い。
  マインの心の声はもっと大人の口調にするべきと思う。
マイン『ルッツは私が消えちゃわなくていいの?本当のマインじゃないんだよ…?』
ルッツ「…いい。お前が消えても、マインは戻って来ないんだろ」
ルッツ「それに…一年前からずっとお前だったんなら…俺の知ってるマインって、ほとんどお前なんだよ」「だから…俺のマインは、お前でいいよ」
マインの心の声(ルッツの言葉に…私の心の奥で、何かがカチャリとはまった)
(それは目に見えない、小さな変化だけど…私にとっては大事な変化だった)

★ コミカライズでは マインの心の声は「モノローグ」として
分割されている。作画も角度を変えて心理描写が巧く処理されている。
感動的なシーンに思わず引き込まれてしまう。

ルッツの言葉に
わたしの心の奥底で
何かがカチャリと
はまった

それは目には見えない
小さな変化だったけど

わたしにとっては
大事な変化だった

★ 原作では
ルッツの言葉にわたしの心の奥底で何かがカチャリとはまった。
ふわふわしていたものがストンと落ち着いた。
それは、目には見えない小さな変化だったけれど、
わたしにとっては大事な変化だった。

第二十六章「夢の世界」は神官長に前世の記憶を覗かれる場面です。
コミカライズでは丁寧に描かれています、巧い。
重要なシーンですが、アニメ版では端折りすぎです。
原作は長いので省略はやむを得ないですが、
大事な場面の認識が甘く感じました。
今後に期待したいのですが、どうなるのでしょうか。

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