『ヘル・ディセント』『トライバル ゲット・アウト・アライブ』

『ヘル・ディセント』2022年8月公開、ニール・マーシャル監督作品
独断と偏見のお薦め度☆☆☆
 王道のSFホラーアクション映画です(笑)
 厳密にはゾンビ映画ではないけど、似たようなもの(笑)
 搭乗機を撃墜されたイギリス空軍パイロットのヒロインが、放棄されたソビエトの実験施設に迷い込み、モンスターと化した改造人間たちに襲われる。アメリカ軍が救助に来るが、その中継基地も改造人間たちに破壊され、残った生存者たちは必死に反撃するが。

『トライバル ゲット・アウト・アライブ』2022年7月公開、マット・ラウトリッジ監督作品
独断と偏見のお薦め度☆☆☆
 こちらも人体改造系ですが、体力・運動能力は上がるが知能は下がるので、ほぼゾンビ(笑)
 警備会社に勤務し、腕っぷしが強いことで有名な元軍人の男女のコンビ。今回の仕事は、相続した農場・屋敷を不法占拠している浮浪者を追い出し、残った物資を運び出すことだった。
 しかし、彼らが地下迷路のような研究施設に入り作業を始めると、仲間が何者かに殺されてしまう。実はそこでは闇の人体実験が行われていたのだった……

カテゴリー: アクション系, ゾンビもの, ホラーSF | コメントは受け付けていません。

『アフター・ヤン』『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』

『アフター・ヤン』コゴナダ監督作品、2022年12月公開
独断と偏見のお薦め度☆☆☆
 ジェイクとキラの夫婦は中国系の赤ん坊ミカを養女に迎え、彼女のために中国系アンドロイドの青年ヤンを購入する。物静かで知的なヤンを兄と慕って成長するミカだったが、小学生になった頃ヤンが故障して動かなくなってしまう。見た目は若く見えるヤンだが、実はかなり古いアンドロイドで内蔵メモリも非常に珍しいタイプで修理不可だと言われてしまう。
 アンドロイドのメモリからわかってくる、彼の心の変遷の物語。ということは、主人公はヤンなのかも。

『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』ダニエル・クワン&ダニエル・シャイナート監督作品、2023年3月公開
独断と偏見のお薦め度☆☆☆
 コインランドリーを経営するエヴリンは、家族問題をはじめとして様々な悩みを抱えていた。所得税を申告するために訪れた税務署で、彼女は夫に乗り移った「平行世界の夫」からマルチバース総ての命運を託されてしまう。そして彼女は、カンフーの達人の「別の宇宙のエヴリン」の力を得て、宇宙最大の脅威ジョブ・トゥパキと戦うこととなる。
 平行世界をだしに使った家族問題を描くファミリー・ストーリー。
 第95回アカデミー賞において、作品賞、監督賞、主演女優賞など7部門を受賞。細やかな家族間の情愛を描いたところが評価されたか?
第95回アカデミー賞主演女優賞を受賞ミシェル・ヨーは、《スタートレック:ディスカバリー》シリーズとか『サンシャイン 2057』で真田広之と共演したSF映画にも馴染みのある女優さんです。← 『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』と、スカパーでミシェル・ヨーさんの特集をやっていて、他のSF系の映画・ドラマと今回初めて脳内で繋がった(汗;)
 他に『ワンダー・ガールズ 東方三侠』『ワンダー・ガールズ 東方三侠2』も見ましたが、香港映画が得意とするワイヤーアクションをバンバンこなしていて、なるほどアクション系が元々得意な女優さんだったのかと納得 ←遅い(汗;)

カテゴリー: ファンタジー(洋画), 一般映画 | コメントは受け付けていません。

『プロジェクト:ジェミニ』『ファイナル・インパクト』

『プロジェクト:ジェミニ』2022年10月配信、セリック・ビジオ監督作品
独断と偏見のお薦め度☆☆☆
 全編を通して色々と詰めが甘い感あり。  
 未知のウィルスが全植物に影響を及ぼし、地球の生態系に危機が訪れていた。科学者のスティーブは人類を救うために、数百光年離れた移住可能な惑星系を第2の地球としてテラフォーミングすることを考えつく。それを実現するためには、地球外物質で作られた謎の装置”スフィアとエンジンがテラフォームとワープに使えると判断し、スティーブは恋人を残し宇宙飛行士チームと出発する。しかしワープ中に宇宙船内にエイリアンが現れ、未知の惑星にたどり着いてしまうことに。

『ファイナル・インパクト』2024年4月配信、ドミトリー・キセレフ監督作品
独断と偏見のお薦め度☆☆☆1/2
 ロシアの少女レーラは、ある事故によって火がトラウマになっていた。一方レーラの父親アラボフは、その事故の際に適切な行動が出来なかったことを悔やんでいた。ロシアの宇宙ステーション「ミラ」スタッフである彼が最初は逸れると報告していた流星群が、その後急接近し「ミラ」の一部を破壊、東アジア海域に衝突してしまう。そして日本・台湾、中国沿岸に多大な損害をもたらし、レーラがいるウラジオストックにも降り注いで大惨事を起こしてしまう。
 「ミラ」のAIの助けをかりて、レーラと連絡を付けることに成功したアラポフは、宇宙から彼女を助ける手段を探すべく策を巡らすのだが……

カテゴリー: SF系(洋画), ロシア映画 | コメントは受け付けていません。

『BALLAD 名もなき恋のうた』『ミッドナイト・イン・パリ』

『BALLAD 名もなき恋のうた』2009年9月公開、山崎貴監督作品
原案:アニメ映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』
独断と偏見のお薦め度☆☆☆☆
 戦国時代の天正二年(1574年)にマイカーごとタイムスリップした現代の家族が、苦難にめげず活躍する話。結末はちょっとほろ苦いけど。
 軸は、お互いに好意を持ちながらも、身分の違いから本心を明かせない廉姫と彼女を守る又兵衛のラブストーリーといっても良いでしょうね。

『ミッドナイト・イン・パリ』2012年5月公開、ウディ・アレン監督作品
独断と偏見のお薦め度☆☆☆
 資産家の娘と婚約した小説家を目指す主人公が、彼の理想の時代である1920年代のパリにタイムスリップする。彼はそこでヘミングウェイやコクトー、ピカソ、ダリ等に出逢い彼らに魅了されていく……
 SF風味は薄いです。ウディ・アレン監督らしい風刺は効いてる。

カテゴリー: 時間もの(洋画), 時間もの(邦画) | コメントは受け付けていません。

『スペースカウボーイ』『サンシャイン 2057』

『スペースカウボーイ』クリント・イーストウッド監督作品、2000年11月公開
独断と偏見のお薦め度☆☆☆☆1/2
 アメリカ初の宇宙飛行士として宇宙へ飛び立つはずだったが、諸般の事情でそれがかなわなかった男たち4人に40年越しに宇宙へ行く機会が巡ってくる。かつてフランク(クリント・イーストウッド)が設計した誘導機器がロシアにわたり、それが使われているロシアの巨大衛星が墜落の危機にあるという。しかしその機器はあまりに古いため若い技師達では修理不可だと判明。困惑したNASAからの依頼でフランクは、かつての仲間達を集め始める。
 もう爺さんだが、俺たちゃまだやれるぜ! 同世代としては、痛快無比な作品(笑)

『サンシャイン 2057』ダニー・ボイル監督作品、2007年4月公開
独断と偏見のお薦め度☆☆☆☆
西暦2057年、太陽が輝きを弱めたため地球は氷点下の世界になっていた。太陽に向かう宇宙船イカロス2号には、日本人船長カネダ、副船長のハーヴェイ、物理学者のキャパ、精神科医のサール、植物学者のコラゾン、エンジニアのメイスとトレイ、パイロットのキャシーで構成された8人が乗り込んでいた。彼らの使命は大型核爆弾で太陽を再活性化させることであったが、クルーの一人の不手際で船長が亡くなってしまう……
真田広之(命を賭けて船を守る役どころ)とミシェル・ヨーが共演。内緒ですが、これは宇宙ゾンビものなのかも(汗;)

カテゴリー: SF系(洋画), 宇宙もの(洋画) | コメントは受け付けていません。

『3022』『G-LOC ジーロック』

 日本での公開予定が無いようなので、SF年表には入れません。
『3022』2019年(日本未公開)、ジョン・スーツ監督作品
 3022年のSFかと思ったのは内緒(笑)宇宙ステーションにやってきてから3022日の出来事。
 22世紀末、エウロパと地球を中継する役割を持つ宇宙ステーションで生活するクルーたちに届いたのは、地球が壊滅したという絶望的なメッセージだった。未来に絶望する彼らは、遭難したシャトルを見つけるが……
 人間が、とことん絶望的な環境に置かれるとどうなるかを、宇宙を舞台に考察した作品!

『惑星戦記 G-LOC ジーロック』2020年(日本未公開)、トム・ペイトン監督作品
 氷河期に入った地球の近傍に出現した「ゲート」は、新太陽系へと繋がるワームホールの入り口だった。地球人の一部は地球から脱出し、新太陽系の「リア」に移住していた。地球の1年は「リア」では18年に相当する。8年前にAIエディソンと共に宇宙船に密航した男は、ワームホールを通りリアの難民ステーションに向かうが、その途中で遭難していた宇宙船ニーサと遭遇する……
 リアでは、地球難民受け入れ反対派が多いけれど、人道的立場から受け入れ賛成派もいます。
 未来と、別の惑星を舞台にした難民問題を追及した作品!

カテゴリー: SF系(洋画), 日本未公開 | コメントは受け付けていません。

『四日間の奇跡』『一秒先の彼女』『一秒先の彼』

『四日間の奇跡』2005年6月公開、佐々部清監督作品
原作:浅倉卓弥の同名小説
独断と偏見のお薦め度☆☆☆1/2
 将来を嘱望視されていた新進ピアニストが、留学先で強盗事件に巻き込まれ、少女をかばってピアニストの道を絶たれる。両親を失った知的障害の少女を引き取った彼は、少女のサヴァン症候群による優れたピアノの才能を見出し、一緒に各地を演奏して廻ることとなった。
 招待された療養センターで高校時代の後輩だった女性と巡り会った彼は、辛い過去を持つその女性と親しくなっていくが、その女性が落雷で意識不明の重傷を負い、彼女の心が少女の体に宿る。
 その意識が消えるまでが4日間。

『一秒先の彼女』2021年6月公開、チェン・ユーシュン監督作品
独断と偏見のお薦め度☆☆☆1/2
 せっかちなヒロインが、デートしようとしたら、いつの間にか翌日になっていた。全く記憶が無いデートの日に何があったかを探ろうと色々悪戦苦闘する……

『一秒先の彼』2023年7月公開、山下敦弘監督作品、脚本:宮藤官九郎
 台湾映画『1秒先の彼女』をリメイクし、京都を舞台にした日本版。
“消えた1日”を探すテンポの合わない男女を描く時間差ラブストーリー。

カテゴリー: ファンタジー(邦画), 時間もの(洋画), 時間もの(邦画) | コメントは受け付けていません。

『おみおくりの作法』『アイ・アム まきもと』

『おみおくりの作法』2015年1月公開、ウベルト・パゾリーニ監督作品
独断と偏見のお薦め度☆☆☆1/2
 孤独死し、引き取り手のない遺体を弔う仕事をする風変わりな民生係の男。彼は、『死者の代弁者』として知られざる故人の関係者を探しだし、故人の人生を紐解き見つめ直すことが生きがいだった。
 しかし新任の上司に解雇を言い渡され、最後の案件に取りかかった……。

『アイ・アム まきもと』2022年9月公開、水田伸生監督作品
独断と偏見のお薦め度☆☆☆☆
『おみおくりの作法』の日本リメイク版
 役所の「おみおくり係」に務めている牧本壮は、必要以上に仕事に熱心で、回りから煙たがられていた。
 基本的には同じ筋立てなんですが、日本版のほうがしっくりきます。←日本人だから(汗;)
 しかし、両作品ともに、あのラストはなあ……

カテゴリー: お仕事系, ファンタジー(洋画), ファンタジー(邦画) | コメントは受け付けていません。

『劇場版 きのう何食べた?』『シャイニー・シュリンプス!世界に羽ばたけ』『ひみつのなっちゃん。』

『劇場版 きのう何食べた?』2021年11月公開、中江和仁監督作品
原作:マンガ《きのう何食べた?》シリーズ(よしながふみ作)
独断と偏見のお薦め度☆☆☆☆
人気TVドラマ「きのう何食べた?」のキャスト&スタッフで映画化した劇場版。
雇われ弁護士のシロさんとその恋人で美容師のケンジの日常(特に食事)を描いた作品。ある日、シロさんの提案で、ケンジの誕生日プレゼントとして京都旅行に行くことに……
マンガはモーニング誌で読んでますし、TVドラマもカミさんと観てます。大好き(笑) (^o^)/
しかし、ケンジ役の内野さんは、クネクネし過ぎではないでしょうか(爆)

『シャイニー・シュリンプス!世界に羽ばたけ』2022年10月公開、セドリック・ル・ギャロ&マキシム・ゴヴァール監督作品
独断と偏見のお薦め度☆☆☆
「シャイニー・シュリンプス!愉快で愛しい仲間たち」の続編。フランス映画。
ゲイの水球チーム「シャイニー・シュリンプス」は、LGBTQ+の祭典のため東京へと旅立つ。しかしその道中で、ゲイを差別しゲイ狩をしているロシアの街で一晩を過ごす羽目になってしまう。
ほぼ東京は出てきません(笑)前作よりパワーダウンしたかも。お馬鹿で明るくてちょっぴり悲しくてパワー満載。

『ひみつのなっちゃん。』2023年1月公開、田中和次朗監督作品
独断と偏見のお薦め度☆☆☆☆
大切な恩人であり友人であるなっちゃんの死をきっかけに集まった3人のドラァグクイーンが、なっちゃんが“オネエ”であることを知らない家族のため、普通の“おじさん”としてお葬式に参列するまでのてんやわんやを描いたロードムービー。

カテゴリー: LGBTQIA+, 一般映画 | コメントは受け付けていません。

『HEX-地上4500m消失領域-』『シャザム! ~神々の怒り~』『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』

『HEX-地上4500m消失領域-』公開予定無し(2022製作)、クリス・ジョンストン監督作品
 有名なスカイダイバーの父親を墜落事故で亡くしたサラは、ソロのスカイダイビングでその才能を発揮するが、スカイダイバーのペイソンから6人で団体競技をするチームに誘われて加わった。だが呪われているという噂がある“HEX”というフォーメーションに挑んだ練習で、メンバーのひとりが突然消えてしまう。さらにその後もメンバーが亡くなる事故が続き……。結末があっと驚くというか……。B・ウィリス主演のあれと類型パターンですな。

『シャザム! ~神々の怒り~』2023年3月公開、デヴィッド・F・サンドバーグ監督作
独断と偏見のお薦め度☆☆☆1/2
 見た目は大人だが中身は子どものヒーロー、シャザムの活躍を描いた、DCコミックス原作のファンタジー。
 魔術師シャザムに神々の力を授けられたビリー・バットソンと義兄弟達は、その力を使って街の平和を守っていた。ある日、魔力を取り戻したアトラスの娘達がシャザムに奪われた神々の力を取り戻そうと地球へと来襲してくる。
 最強戦士の中身が実は子どもという設定で、全体的に子供たちも楽しめるように仕上げた映画ですが、アメコミが原作の映画は、あれこれ設定に凝ったものよりこういう映画のほうが面白いと思います。

『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』2023年3月公開、ジョナサン・ゴールドスタイン&ジョン・フランシス・デイリー監督作品
原案:RPG「ダンジョンズ&ドラゴンズ」
独断と偏見のお薦め度☆☆☆☆
 さまざまな種族やモンスターが生息する世界で、盗賊のエドガンと相棒の戦士ホルガは、ある目的のために旅に出る。困難な冒険に備えて、魔法使いサイモンとドルイドのドリック、聖騎士のゼンクを仲間に加え、最強パーティを組んだ。ダンジョンに立ちはだかる困難や手ごわい敵の数々、高難度のクエストを乗り越えていくうちに、彼らは全世界を脅かす巨大な悪の陰謀に対峙することになる。
 こちらも悪役はどこまでも悪い奴で、善悪の区別がはっきりしていて楽しめる映画でした(笑)

カテゴリー: ファンタジー(洋画), ホラーSF | コメントは受け付けていません。