カテゴリー別アーカイブ: 一般映画(洋画)

『マーズ』『シャドー・ウォー 聖戦』

『マーズ』2021年6月公開、ワイヤット・ロックフェラー監督作品 移住者たちがそれぞれ居住地(コロニー)を作り、厳しい環境で生活を営んでいる火星。ある日、辺境のコロニーで生活する父母と娘の三人家族は何者かの襲撃を受け、父親が殺されてしまいます。 厳しい環境ゆえの悲劇というか、母親を殺された男と両親を殺された少女の行く末は…… ものすごくメッセージ色の濃い映画です。舞台は火星ですが、極限の世界を構築するのに火星が都合が良かったというだけでしょう。男と女、支配側と被支配側等さまざまな問題が投げかけられていて重苦しい作品です。 こういうテーマは、フランス映画だともっと明るくて洒脱なタッチになるような気がしてますが…… 『シャドー・ウォー 聖戦』2022年3月公開、エミール・ハリルザデー監督作品 珍しい(?)トルコ映画 伝説のアークのありかを示すという、紀元前から伝わる二つに分けられたの地図の片方を守り続けていた一族の末裔。敵は、何世紀もの間アークと地図の行方を追っていた政府にも食い込んでいるキリスト教系の秘密結社。預言者ムハンマドの子孫であり地図の守り手“献身者”であった兄の後を継ぎ、彼は決死の戦いを続ける……

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『アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド』『バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー』

『アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド』2022年1月公開、マリア・シュラーダー監督作品  ベルリンの博物館の研究者である学者アルマは、資金を稼ぐため極秘実験に参加することになった。その実験とは、「3週間の以内に対象者を幸せにする」というミッションを課せられた高性能アンドロイドの被検体となることだった。彼は、抜群のルックスとテクニックで、恋愛を遠ざけてきたアルマの心を変えようとするが……。  本作はドイツ映画ですが、同じ設定でもフランス映画だと全く違った映画になったと思う(笑) 『バッドマン 史上最低のスーパーヒーロー』2022年7月公開、フィリップ・ラショー監督作品  役者のセドリックがやっと掴んだのは、ヒーロー映画「バッドマン」の主役の座だった。しかし彼は撮影途中に事故に遭い記憶を喪失、バッドマンのスーツのまま逃亡する。最後はちゃんと締めます(笑)  あのフランス国内でも物議を醸したおふざけ映画、フランス版『シティーハンター』のチームが製作したおバカ映画。

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 『シャイニー・シュリンプス! 愉快で愛しい仲間たち』

『シャイニー・シュリンプス! 愉快で愛しい仲間たち』2021年7月公開、セドリック・ル・ギャロ監督作品 独断と偏見のお薦め度☆☆☆☆ LGBTQ+によるスポーツと文化の世界的祭典「ゲイゲームズ」出場を目指す、実在するゲイの水球チーム「シャイニー・シュリンプス」をモデルにしたヒューマンドラマ。ギャロ監督は実際のメンバーでもある。 ゲイへの差別的な発言の罰として、ゲイの水球チームがフランス代表として「ゲイゲームズ」に出場できるようにすることを命じられた元オリンピックの水泳選手が、くせ者ぞろいのメンバーをコーチする中で信頼関係を築いていく…… フランス映画って、こういう題材は上手いこと撮るよなあ。変に構えることも無くさらっと描いていてしかも深いという。

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