『五条霊戦記 GOJOE』『回路』『劇場版ACMA:GAME アクマゲーム 最後の鍵』

『五条霊戦記 GOJOE』2000年10月公開、石井聰亙監督作品
独断と偏見のお薦め度☆☆☆1/2
時代ファンタジー。時代物とファンタジー(伝奇譚)の相性は良いですよね。
平家が支配する平安末期。五条大橋では夜な夜な平家の武者が襲われ、“鬼”の仕業と噂される。一方、比叡山の修行僧・弁慶は、夢で鬼退治のお告げを受け、宝刀鬼切丸を盗んで山を下りる。五条大橋を訪れた弁慶は刀鍛冶の鉄吉と知り合い、彼と行動をともにするように。やがて弁慶は、平家の討伐隊と“鬼”一味の斬り合いに巻き込まれる。一味は瞬く間に武者を殺して姿を消すが、一味の首領と弁慶は互いに運命的なものを感じて……

『回路』2001年月2公開、黒沢清監督作品
独断と偏見のお薦め度☆☆☆1/2
純然たるホラーなんですが、取り憑かれた人たちと周りの人たちの関係性が面白い。
観葉植物販売会社「サニープラント販売」で同僚の田口が自殺してからというもの、工藤ミチの周辺では身近な人たちが次々と黒い影を残し姿を消していってしまった。 同じ頃、大学生の川島亮介は、ウラヌスというプロバイダでパソコンで噂で聞いていた「幽霊に会いたいですか」と問う奇妙なサイトにアクセスしてしまう。 次々と黒い影を残し消える人たち。不気味に変容しはじめる世界。亮介が思いを寄せていた唐沢春江も不可解な行動をとり始める。

『劇場版ACMA:GAME アクマゲーム 最後の鍵』2024年10月公開、佐藤東弥監督作品
独断と偏見のお薦め度☆☆☆
B級アクション・ファンタジー(笑)
この世のすべてを手にすることができる99本の「悪魔の鍵」をかけて、人間が悪魔の能力を駆使して戦う究極のデスゲーム「アクマゲーム」。謎の組織グングニルに父を殺された織田照朝は、悪魔の鍵をすべて破壊するべく旅を続けていた。そんな彼の前に、カルト教団を運営する黒田兄妹や、99本目の鍵を持つ父の仇・崩心が立ちはだかる。

『69 sixty nine』『Happyend』

学生運動がテーマの二作品。全共闘世代の『69 sixty nine』と現代のしらけ世代の『Happyend』といったところ。『69 sixty nine』は、2004年公開ですが、題名通り1969年あたりの高校が舞台です。
 高校生たちの体制に対する反抗手段(方法)が、全共闘世代の私には、当時の年代を感じさせて面白かったです。

『69 sixty nine』2004年7月公開、李相日監督作品
原作:村上龍『69 sixty nine』(1987年)

1969年の長崎県佐世保市を舞台に、学校のバリケード封鎖、フェスティバルの開催など村上龍氏の実体験を基にした自伝的な青春小説。

『Happyend』2024年10月公開、空音央監督作品
 高校卒業間近のある晩、こっそり忍び込んだ学校で2人はとんでもないいたずらを仕掛ける。 翌日いたずらを発見した校長は激昂し、学校に四六時中生徒を監視するAIシステムを導入することに。
悪ふざけとは、校長の納車されたての愛車(NISSAN Z)を直立させるという(笑)

『(ハル)』『PERFECT BLUE』『パプリカ』

パソコン通信の時代から携帯電話の黎明期にかけての三作品。『パプリカ』は、2006年公開ですが、原作が1993年と一番古くてまあ同時代と言うことで(笑)
一番面白かったのは、『パプリカ』。一番SF的でもあるし、今見ても色彩・画像・展開とか古びてない気がします。
懐かしいというか、見ていてセンチになったのは『(ハル)』ですね。私がパソコン通信を始めたのは、平成二年(1990)の頃。日経新聞に「SFマガジン編集長の今岡清氏が、「日経MIX」という商用BBSのsf会議議長になったという記事が契機となりました。多いときは、入った順番で言うと「日経MIX」、「銀河通信」「NYFTY」「asahi-net」「コンプティーク」と五つくらいに投稿していたような(汗;)
「日経MIX」の仲間とはFaceBookの「Mixen」グループで未だに交流があります。

『(ハル)』1996年3月公開、森田芳光監督作品
独断と偏見のお薦め度☆☆☆☆←懐かしさを加味してます(笑)
 速見昇は、学生時代にはアメリカンフットボールの選手として活躍していたが腰の持病が悪化してからは夢を見失い東京で平凡なサラリーマン生活を送っている。パソコン通信の映画フォーラムに参加していた彼は、(ハル)のハンドルネームを使っていた。ある日、(ほし)というハンドルネームのユーザと意気投合し、パソコン通信で電子メールのやりとりを始めた。互いに素顔を明かさない関係でのやりとりであったが、誠実に対応を重ねた二人は、悩み事も相談するようになる。
 昔の携帯電話も出てくるのだけれど、パソコン通信全盛期にはまだ携帯は無かったような。
 それと、パソコン通信をやってるとき、「ピーガー」というモデムの接続音が聞こえるのですが、これってモデムが300bpsくらいの通信速度の時代の話ですよね。ISDNに変わってからは音がしなくなっていたような覚えが。いえ、よくは覚えてはいないのですが(笑)

『PERFECT BLUE』1998年2月公開、今敏監督作品
独断と偏見のお薦め度☆☆☆

 アイドルグループに所属する霧越未麻は、あるミニライブの最後に突如グループ脱退を宣言し、女優への転身を計る。未麻は事務所の方針に流されつつも、アイドルからの脱却を目指すと自身に納得させる。初出演のドラマでは途中出場でセリフが一言だけの端役から始まり、続いてレイプシーンを演じることとなる。さらにはヘアヌード写真集のオファーが来る。旧来のファンたちの願いとは乖離していく中、インターネット上に未麻になりすました何者かが「未麻の部屋」と題するウェブサイトを開設していることを知る。
 これも携帯電話黎明期・個人のホームページが盛況だった時代の話です。アイドルの女優転身とか売れるために枕をする話や、成りすましとか今でも通用する話題が(汗;)

『パプリカ』2006年11月公開、今敏監督作品
原作:筒井康隆『パプリカ』(1993年)
独断と偏見のお薦め度☆☆☆☆

夢と現実が混ぜ合わされ、その境目が段々と浸食されていく様を描いた作品。夢のイメージが秀逸。
近未来、DCミニと呼ばれる新開発の装置により、ユーザーは人の夢を見ることができるようになった。DCミニを使ったセラピーに取り組む千葉敦子博士は、夢の世界では別人格であるパプリカという探偵に扮して、研究施設の外でも精神病患者を助けるためにDCミニを使用し始める。
 パプリカは、島の紹介で友人であり刑事である粉川のセラピーを行っていたが、粉川は調査中の殺人事件の被害者で元同僚の人物に関する夢を繰り返し見ることに悩まされていた……。

『地球防衛軍』『宇宙大戦争』『妖星ゴラス』

『地球防衛軍』1957年12月公開、本多猪四郎監督作品、円谷英二特撮
地球を侵略に来た宇宙人と闘う話です(笑)(/p)


『宇宙大戦争』1959年12月公開、本多猪四郎監督作品、円谷英二特撮
『宇宙大戦争』は、『地球防衛軍』の姉妹編として製作され、『地球防衛軍』に登場した安達博士、白石、リチャードソン博士、インメルマン博士という役名が再登場しています


『妖星ゴラス』1962年3月公開、本多 猪四郎監督作品

地球の6000倍もの質量を持つ赤色矮星が発見され、日本の土星探査船によって、その恒星・ゴラスの軌道は地球をと交差することが判明。地球上の爆発物ではゴラスを粉砕出来ないことを知った国際連合は、地球その物をロケットに変え、公転軌道上からの離脱を決定するが……


 地球の危機に、全人類が一致して立ち向かうというのは、いつの時代にも痺れますねえ(笑)
 ここらあたりの昔のSF作品の経験は、杉野さんとの対談(https://www.sf-fantasy.com/magazine/bookreview/150201.shtml)で色々と語ってます(笑)
 故山本弘先生の『地球移動作戦』とか中国映画の『流転の地球 太陽系脱出計画』(一作目の『流転の地球』はまだ未見)でも取り上げられていて、相当なインパクトを少年少女の心に残している(笑)
 見ていて損の無い三作品。SFファンの基礎教養(笑)

『箱男』『美しい星』『砂の女』

原作:三島由紀夫『美しい星』(1962)、安部公房『砂の女』(1962)、安部公房『箱男』(1973)
関連書としては、安部公房『第四間氷期』(1958)、安部公房『他人の顔』(1964)、安部公房『燃えつきた地図』(1967)、高橋和巳『日本の悪霊』(1969、映画は1970)。
SFの有名どころでは、小松左京『復活の日』(1964)日本沈没(1973)がこの年代。
この時代を語るには、時代背景に安保闘争の流れがあるわけですが、田舎の高校生だった私は、まあ俗に言うノンポリだったのです。高校時代には、大学紛争の影響を受け(ついでに筒井康隆氏の「ベトナム観光公社」の影響も^^;)、学校新聞に東大紛争をパロったショートショートを投稿したことも(汗;)
東北大学の教養部時代に、大学紛争(デモとか機動隊に投石とかロックアウト・教授会に自己批判を迫るとか)があり、遅れてきた大学紛争とも言われてました。名目は確か授業料の値上げ反対だった。今まで月千円だったのが六千円になる(それでも安いと言えば安いのですが)でもって、試験ボイコットなどをやって無事落第して下の学年と合同クラスになりました(汗;)
故三島由紀夫氏は、うちの親父と同年生(大正14年1月)ですが、なんといってもあの割腹自殺事件が忘れられません。大学一年生(1969)の時でしたが、夕飯を食べに行った店のTVが報ずる凄惨な最期を見てショックを受けました(あまりのことに、何を食べていたかも覚えてます)。
それと故小松先生の盟友でもある高橋和巳氏の『日本の悪霊』が原作の同名映画も見たのですが、こちらは何のことやら分からずじまいでした。一緒に見に行った友人達と、さっぱりわからないヤクザ映画だったなあと(汗;)
学生の活動家からは、ものすごく高い評価をうけていたのですが、ノンポリにはさっぱり(汗;)

『砂の女』1964年2月公開、勅使河原宏監督作品
砂丘へ昆虫採集に出かけた男が、砂穴の底に埋もれていく一軒家に閉じ込められる。考えつく限りの方法で脱出を試みる男。家を守るために、働き手として男を穴の中にひきとめておこうとする女。そして、穴の上から男の逃亡を妨害し、二人の生活を眺める村の人々がいた。

『美しい星』2017年5月公開、吉田大八監督作品
テレビでお天気キャスターを務める男は、予報が当たらないことでかえって有名になった気象予報士。主婦の妻と、フリーターの息子と女子大生の娘の家族4人で平凡な日々を送っていた。そんなある日、男は車を運転中に不思議な光に包まれたのをきっかけに自分が火星人だと自覚する。時を同じくして、息子と娘も水星人、金星人として目覚める。
映画はちょっと現代的過ぎて当時の雰囲気がないです(汗;)
大友克洋の「宇宙パトロール・シゲマ」にも似たようなシチュエーションが登場し、青年マンガ誌で読んだ時「おおこれは」と思ったことが(笑)

『箱男』2024年8月公開、石井岳龍監督作品
原作:安部公房『箱男』(1973)

東京の喧騒の街角で、段ボール箱を頭からかぶった奇妙な男がいた。小さな覗き穴を通して世界を観察し、ノートに熱心に記録していく。 写真家の「私」は、この謎めいた人物と出会い、その型破りな存在に魅了される。 感銘を受けた「私」は、謎めいた男のように「箱男」になることを目指し、自らも旅に出る。 しかし、その道のりは数々の試練に満ちていた。箱を乗っ取ろうとするニセ医者、箱を完全犯罪に利用しようとする軍医、そして彼を誘惑する魅惑的な女性の葉子。
これは結構当時の雰囲気が出ていてよかった←何を偉そうに(汗;)

『ゼロ・グラビティ』『オデッセイ』『VESPER/ヴェスパー』

『ゼロ・グラビティ』2013年12月公開、アルフォンソ・キュアロン監督作品
独断と偏見のお薦め度☆☆☆☆
宇宙ステーションに滞在し、たまたま船外活動をしていたライアン博士(医療職)は、宇宙デブリとの衝突で命綱が切れて宇宙空間に放り出されてしまう。同僚の決死の救助でどうにかステーションに戻るものの、そこから更にロシアのステーションを目指すことに……
登場人物少なめ特撮多めの本作は、今すぐにでも起こりうる危機を描いたパニック映画です。日本で現在連載中のマンガ「宇宙兄弟」でも、月軌道で宇宙服ひとつだけで遭難したムッタをヒビトがどうにかこうにか救助して、月軌道から地球に戻る途中ですね(2025年9月)

『オデッセイ』2016年2月公開、リドリー・スコット監督作品
原作:『火星の人』アンディ・ウィアー著
独断と偏見のお薦め度☆☆☆☆1/2
 激しい砂嵐のために行方不明となったマーク(植物学者)を残し、残りにクルーは火星から撤退してしまう。
 自分だけが火星に置き去りにされたことに気づいたマークは、残された資材などを確認し、なんとか4年後の「アレス4」まで生き延びれば帰れる可能性があると判断する。そして唯一残った種芋を使い火星の土とクルーの排泄物を使ってジャガイモ畑を作り、それだけを食べて生き抜くことを決意するのだが……
 宇宙での食糧問題というと、我々オールドファンは『月は地獄だ!』(1950、ジョン・W・キャンベルJr著)を真っ先に思い出します。『火星の人』は現代的にリファインされた『月は地獄だ!』ということも出来るでしょう。

『VESPER/ヴェスパー』2022年8月公開、クリスティーナ・ブオジーテ、 ブルーノ・サンペル監督作品
独断と偏見のお薦め度☆☆☆1/2  農作物の種を独占する富裕層が城塞都市で繁栄を謳歌し、それ以外の人間は危険な植物に覆われた世界でサバイバルを強いられている世界。少女は、寝たきりの父親を介護しながら城塞都市への移住を夢見ていた。ある日墜落した飛行機械から救助した女性がその生活に加わったことから少女の運命が動き出す。  人間を襲う危険な植物というと《死の世界》シリーズを思い出しますね(笑)

『生きてるものはいないのか』『蜜のあわれ』

『生きてるものはいないのか』2012年2月公開、石井岳龍(石井聰亙改め)監督作品
原作:前田司郎の戯曲『生きてるものはいないのか』
独断と偏見のお薦め度☆☆☆
最初何かの理由で、とある大学構内の人々がドンドン死んでいく。
死に際の言葉とか死ぬ体勢がそれぞれ違っていて、そこが面白い(笑)いや、笑うところでは無いのですが、役者さんが自分の考える末期の言葉と死に様を演じているようで面白かったです。どうも病原菌が原因ではなさそうで、主人公が死なない理由も定かでは無い。
最後には、飛行中の航空機も落ちていくし、鳥たちも死んでいく。
『散歩する侵略者』『予兆 散歩する侵略者 劇場版』の感想で、「舞台が先にあったので、特撮等がほとんどなく省エネな作りになってます。」と書いたけど、同じです(笑)

『蜜のあわれ』2016年4月公開、石井岳龍監督作品
原作:室生犀星著『蜜のあわれ』
独断と偏見のお薦め度☆☆☆
金魚が姿を変えたコケティッシュな美少女と老作家の禁断の恋の行方をシュールなタッチでユーモラスに綴る。幽霊も出てくるし、映画だけ見た感じでは死にゆく老作家の妄想のようにも思えます。故大杉漣さんと二階堂ふみの掛け合いを楽しむ映画(笑)

『Lie lie Lie』『騙し絵の牙』

『Lie lie Lie』1997年10月公開、中原俊監督作品
原作:『永遠も半ばを過ぎて』中島らも著
独断と偏見のお薦め度☆☆☆☆
ある時、転がり込んできた詐欺師で学生時代の同級生の相川からもらった睡眠薬を飲んだとき、波多野は無意識に大量の原稿を写植機で打っている。相川はこれを、過去の外国に実例の見られる幽霊が書いた本として、出版社に売り込もうと……

『騙し絵の牙』2021年3月公開、吉田大八監督作品
原作:塩田武士が大泉洋をイメージして主人公を「あてがき」した小説
独断と偏見のお薦め度☆☆☆☆
出版不況の波にもまれる大手出版社「薫風社」では、創業一族の社長が急逝し、次期社長の座をめぐって権力争いが勃発。昔の栄光が忘れられない純文藝部とその他の部署が争う中、専務が進める大改革によって、売れない雑誌は次々と廃刊のピンチに陥る。カルチャー誌「トリニティ」の変わり者編集長・速水も、無理難題を押し付けられて窮地に立たされる。文藝部で自分の見いだした有望な若手作家を推す女性編集者と速水は、ある計画を思いつく……

『スカイライン 征服』『スカイライン 奪還』『スカイライン 逆襲』

独断と偏見のお薦め度☆☆☆☆(前回は☆☆☆)
前回の感想で、以下のように書いたのですが、今回通しで見た見たら、「征服」のラストの伏線をちゃんと回収しているし、監督が替わってダメになったというわけでもなかったので、再評価しました。ただ、「征服」だけを取り上げてみれば、クトゥルフ神話ものの路線で押し通した方が作品としてのまとまりが出たのではと思います。
—————————以下前回感想————————–
監督が交代したせいか、シリーズとしての統一感無し。背景を共有しない単独の作品として観るなら、そこそこの面白さです(笑)

『スカイライン 征服』2011年6月公開、グレッグ・ストラウス&コリン・ストラウス監督作品

ネタバレ覚悟で言うなら、科学技術力・兵力共に圧倒的に差がある宇宙人が、地球に収穫に来た話。そういう意味ではクトゥルフ神話ものと親和性が高い。まあ人類はやられっぱなしであります(汗;)ディッシュの『人類皆殺し』などとは明らかにティストが違いますので、そこらは期待しないように(笑)

『スカイライン 奪還』2018年10月公開、リアム・オドネル監督作品

息子とともに宇宙船に吸い込まれた刑事マークが、宇宙人によってエイリアン(脳移植)へと変貌しながらも人間の心を残していたジャロッドと共闘して、宇宙船の破壊に成功する。そして人類の反撃が始まる。前作ではほぼ無敵状態だった宇宙人と肉弾戦で闘って勝ったりするのは……←前作の設定はどうなったのやら(笑)

『スカイライン 逆襲』2021年2月公開、リアム・オドネル監督作品

『スカイライン 奪還』から10年後、宇宙船が放つ青い光の影響で変異したDNAを持ったローズが、抵抗軍を結成して宇宙人を一度は撃退するが、5年後、宇宙人たちは反撃の準備を着々と進めていた……。
えっ、普通の侵略ものになってしまったんだなあ感あり。予算が潤沢にあったSFドラマと思って観るなら、腹は立たないかも。

『プラットフォーム』『CUBE 一度入ったら、最後』

わけもわからないまま、ある空間に閉じ込められる不条理劇。
設定に無理があるし、展開もご都合主義だけど、主人公がどうなるのだろうかという一点だけで見せる映画です。

『プラットフォーム』2021年1月公開、ガルデル・ガステル=ウルティア監督作品
独断と偏見のお薦め度☆☆☆
 珍しい(?)スペイン映画。
 “穴”と呼ばれる場所の48層で目覚めたゴレンは、同室の老人トリマガシから「問題は何を食べるかだ」と説明を受ける。牢獄のような部屋には中央の天井と床に四角い穴が開いており、上下にも同様の部屋がいくつも確認できる。
食事は1日に1度、浮遊する不思議な台“プラットフォーム”に乗せられた山盛りのご馳走が天井の穴を通って降りてくるが、上の層から順番に食べるため下の層になるほど酷い有様になっていく。

『CUBE 一度入ったら、最後』2021年10月公開、清水康彦監督作品
1997年に公開されたカナダ映画『キューブ』の日本版リメイク作品
独断と偏見のお薦め度☆☆☆
目が覚めると謎の立方体(CUBE)に捕らえられていた数人の男女。接点の無い彼らは、誰が何の目的で閉じ込めたのかも分からないまま、死のトラップが張り巡らされたこの立方体からの脱出を試みる。

2025年7月6日