『コーヒーが冷めないうちに』『ブレイブ -群青戦記-』『四畳半タイムマシンブルース』

『コーヒーが冷めないうちに』2018年9月、塚原あゆ子監督作品
原作:『コーヒーが冷めないうちに』川口俊和著
独断と偏見のお薦め度☆☆☆☆
なんといっても面倒くさい設定が面白いです(笑)
1.過去に戻っても、この喫茶店を訪れた事のない者には会う事はできない
2.過去に戻って、違うことをしても、現在は変わらない
3.過去に戻れる席には先客がいる。座れるのは、その先客が席を立った時だけ
4.過去に戻っても、席を立って移動する事はできない
5.過去に戻れるのは、コーヒーをカップに注いでから、冷めてしまうまでの間だけ
 これだけの制約の中で、人は何を求めて何を得るのかが見所。個人的には、認知症で夫のことも分からなくなった妻と彼女を支える看護師の夫のエピソードが好きです。←松重さんと薬師丸さんが夫婦役で、身につまされるというか……

『ブレイブ -群青戦記-』2021年3月公開、本広克行監督作品
原作:『群青戦記』笠原真樹著
独断と偏見のお薦め度☆☆☆1/2
連載時に読んでました。突如、学校ごと戦国時代にタイムスリップした高校生達の運命や如何。
映画『戦国自衛隊』は、戦国時代に自衛隊がタイムスリップしたらどんだけ無双できるか!という話でしたが、この映画では、高校生アスリートたちの能力が、戦国時代でどれだけ通用するかが描き方の妙味になると思います。戦国時代の男性の平均身長は155cm程度だったみたいなので、そこらあたりもキャスティングで加味するとよりリアル感が増したかも?(笑)

『四畳半タイムマシンブルース』2022年9月公開、夏目真悟監督作品
原作:『四畳半タイムマシンブルース』森見登美彦著
独断と偏見のお薦め度☆☆☆
ググると森見登美彦の『四畳半神話大系』と、上田誠の戯曲『サマータイムマシン・ブルース』のコラボレーション作品であるとか。それで設定・展開が映画『サマータイムマシン・ブルース』似通ってるんだ。エアコンのリモコンが重要なキーアイテムなところも同じです。主人公も同じように屈折してます(笑)

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