リンク
-
最近の投稿
カテゴリー
アーカイブ
- 2024年9月
- 2024年8月
- 2024年7月
- 2024年6月
- 2024年5月
- 2024年3月
- 2024年2月
- 2024年1月
- 2023年11月
- 2023年10月
- 2023年8月
- 2023年7月
- 2023年3月
- 2023年2月
- 2023年1月
- 2022年12月
- 2022年11月
- 2022年10月
- 2022年9月
- 2022年8月
- 2022年7月
- 2022年6月
- 2022年5月
- 2022年4月
- 2022年3月
- 2022年2月
- 2022年1月
- 2021年12月
- 2021年11月
- 2021年10月
- 2021年9月
- 2021年8月
- 2021年7月
- 2021年5月
- 2021年3月
- 2021年1月
- 2020年11月
- 2020年9月
- 2020年8月
- 2020年7月
- 2020年5月
- 2020年4月
- 2019年12月
- 2019年11月
- 2019年8月
- 2019年7月
- 2019年4月
- 2018年11月
- 2017年7月
- 2017年6月
- 2016年6月
- 2015年6月
- 2015年1月
- 2014年12月
- 2013年7月
- 2013年4月
- 2013年3月
- 2012年12月
- 2012年6月
- 2012年4月
- 2012年3月
- 2012年1月
- 2011年2月
- 2010年12月
メタ情報
最近のコメント
日別アーカイブ: 2014年12月26日
『うどん キツネつきの』高山羽根子著
『うどん キツネつきの』高山羽根子著、クリハラタカシカバーイラスト ’14/11/28、創元SF叢書、1700円 第一回創元SF短篇賞佳作 収録作: 「 うどん キツネつきの」 「シキ零レイ零 ミドリ荘」 「母のいる島」 「おやすみラジオ」 「巨きなものの還る場所」 創元社のサイン本販売でゲットしました。サインの左横のうっすらしているのは、同梱のお名前にちなんだ”鳥の羽根”です。 『原色の想像力 1』の項でも書きましたが、まあヘンテコな小説です。もちろんSFにおいてヘンテコというのは誉め言葉なんですが。ベイリー氏みたいなお馬鹿な(これも誉め言葉)話とはちょっと傾向が違いますが、変な話ということでは共通点があるのかな?(笑) インタビューさせて頂くことが出来たら、そこらへんも聞いてみたいと思います。 以下ネタバレが入ってますので、fontの色を白に変えてます。反転させてお読み下さい。 「シキ零レイ零 ミドリ荘」 グェンさん:宙に浮く。体の中心が光る。 キクイムシは、喰い跡で叙事詩を紡ぎ出すのかも(笑) 犬=グーグルストリートビュー撮影車 「母のいる島」 優れた視覚神経とそれを活かす運動能力(投擲力とか)の遺伝子 落ちは、たぶん「数で上回る」(笑) 「おやすみラジオ」 情報の洪水を乗り切る方舟と希望を運ぶ鳩 3.11と怪情報・放射脳 「巨きなものの還る場所」 人の作ったでかいもんは、古くなると命を持つ・学天測 オシラサマ(女と馬の姿で一対のご神体) 田中舘愛橘(地震・地磁気の研究) 自分の居場所と一族を想う想い・国引き・沖縄返還・シャガール・3.11 魂は、自分自身の中ではなくて、所属している集団・場所にあるのでは。 凄くヘンテコだけどとても面白い短編集。ヘンテコなことが起きているんだけど、普通に日常生活はおくれるよ的なところあり。そういう点から言うと、北野勇作さんがお好きな方には大推薦。 共通の設定・背景があるかなと思い書き出してみましたが、あまり無さそうではあります。 ゆるやかな心地良いまとまり感はあるんですけどね。 しいて言うなら、SFでは良く語られる「人間とは、つまるところ情報である」という観点からすると、「巨大な情報はそれ自体が命を持つ」と(ビッグデータとは違うけど) 学天測とか巨大ねぶたとか巨大オシラサマとか。 「シキ零レイ零 ミドリ荘」でも何かがデータ集めているみたいだし。 「おやすみラジオ」では、怪情報自体が一人歩きして混乱をもたらしている。 「母のいる島」では、数(情報量)で勝負してるけど(笑)
カテゴリー: 創元SF短篇賞関連
コメントは受け付けていません。