『糞袋』『蚤のサーカス』『星の綿毛』に関する著者インタビューは、以下で読めます。
http://www.sf-fantasy.com/magazine/interview/040701.shtml

『糞袋』藤田雅矢著、
2018.8.28、惑星と口笛ブックス、kindle版、800円
時は江戸、舞台は京都。「肥えとりはん」見習い中のイチは、ひょんな行きがかりから花街のお女郎さんの小水を所望する大店の旦那はんに 頼まれ、その配達係を引き受けることに。やがて糞尿全般スカトロ系事業に関わり、思わぬ運命に翻弄される……
蘊蓄ならぬ「ウンチくぅ」物語。
第7回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作。

2014.4.16、アドレナライズ、kindle版、495円
さあお立ち会い、世にも珍しい蚤のサーカスだ。1970年、大阪万博が延期された架空の世界が舞台。田舎の虫好き少年二人が、謎の「蚤のサーカス」の団長の罠にかかり、横浜まで解毒剤を取りに行く羽目に。二人はその資金調達のために、巨大な蝶と雌雄が合体した蝶を生み出す計画を実行しようとするが……
蘊蓄ならぬ昆蓄話かも(笑)

2014.5.1、アドレナライズ、kindle版、495円
どことも知れぬ砂漠の惑星。<ハハ>と呼ばれる銀色の物体の通った後には、緑を貯えた土地が砂漠の中を帯のように延びていき、人間たちはそこにまとわりついて収穫し、暮らしを営んでいた。そうしたムラのひとつに住むニジダマは、その緑の帯の端っこ、再び土地が干からびて砂漠に帰っていくところで、他の子ども達と落ち穂拾いをしていた。
道具を作るというトシという存在にあこがれるニジダマは、ある日砂漠を越えてやってきた交易人の世話をする役に指名される。過酷な環境を耐え抜くために全身の皮膚をウロコで覆った異形の男ツキカゲは、ニジダマの心を見透かしたかのように交易人になって一緒にトシに行こうと持ちかけた……