月別アーカイブ: 11月 2010

ビロードのうさぎ

「ビロードのうさぎ」 作:マージェリィ・W・ビアンコ 絵:酒井 駒子 訳:酒井 駒子 出版社:ブロンズ新社 税込価格:\1,575(本体価格:\1,500) 発行日:2007年04月 ISBN:9784893094087 クリスマスの絵本ということで、図書館から借りてきたのですが、姪っ子に読んであげていたらビロードのうさぎに感情移入しちゃって、目に涙がたまってしまいました。 男の子が大事にしているビロードのうさぎは、男の子のことが大好きでたまらない。でも男の子が病気になって、男の子の持っている玩具はぜんぶ処分されることになる。そんなとき奇跡が。。。 この絵本の中には、男の子の病気が重くて、死を感じられるし、それに玩具の処分で玩具としての死も感じられる。私の無意識世界にびんびん死と生との交互の再生が伝わって、心を揺らします。無意識世界のかなり怖い領域までつっこんだ絵本だと思います。この絵本は怖いけど傑作です。

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ぼくんちのティラノサウルス

ぼくんちのティラノサウルス 作・絵: のぶみ 出版社: 講談社 税込価格: \1,260 (本体価格:\1,200) 発行日: 2010/06/30 ISBN: 9784061324305 夢のあるお話ですね。絵本を10000回も読む子どもはいません。でも10000回読む子どもなら卵がでてきても不思議じゃないと感じました。生まれたてのりょらのサウルズには毛があるなんてはじめてしりました。姪っ子は恐竜よりも犬が欲しいと犬の絵本を何度も見ています。10000回みたとき、卵の犬ってでてこないかな? ちょっと脇道にそれたけど、ティラノサウルスを育てるのは大変だなと思いました。60kgお肉を食べて7.1kgのうんち!!!これには参ります。それからどうなるかは読んだ人のお楽しみ。頭を空白して読むと楽しいよ。

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うんこ!

うんこ! 作: サトシン 絵: 西村 敏雄 出版社: 文溪堂 税込価格: \1,365 (本体価格:\1,300) 発行日: 2010年01月 ISBN: 9784894236691 この題名からしていいですね。変な飾り付けをしていなくて、正々堂々を「うんこ!」、うちの姪っ子はもう4年生になり、下ねたうんこねたから卒業かと思っていましたが、まだうんこ!に執着があるようで、読んであげていたら「くっさー」と鼻をつまんで喜んでいました。いろんな動物たちがうんこの横を通ります。そのたびに「くっさーい!」うんこの方はうんこで負けておらず「くっそー!」です。まったく笑えますね。うんこそのものを楽しんでかいたのがわかります。そして最後は・・・・になってめでたしめでたし。面白い絵本でした。

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ハロウィーンのおばけ屋敷

ハロウィーンのおばけ屋敷 作: エリカ・シルバーマン 絵: ジョン・エイジー 訳: 清水 奈緒子 出版社: セーラー出版 税込価格: \1,575 (本体価格:\1,500) 発行日: 1999年 ISBN: 9784883301348 どこぞの牢屋から脱走してきたと思われる男が二人、表紙には割れたガラスにおびえている感じ(ここ微妙)が出ています。ページを開くたびに、モンスターとそのお仲間たちがあらわれて、とうさんオオカミおとこに10ぴきの子どもたちって具合に数が数えられるのです。うちの姪っ子にも寝る前に読んであげてモンスターとそのお仲間たちの数をかぞえさせたら喜んでいました。数字を覚える前の子どもに最適だと思います。

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100万回生きたねこ

100万回生きたねこ 作・絵: 佐野 洋子 出版社: 講談社 税込価格: \1,470 (本体価格:\1,400) 発行日: 1977年10月 ISBN: 9784061272743 100万回生きたねこは、私が初めて絵本で泣いた本です。よくNHKのテレビ絵本で100万回生きたねこの放送をやっていて、それを見て前半の傲慢な猫が自分の傲慢さとシンクロして、後半泣かせどころで泣きました。絵本で泣いているところを見られるのは恥ずかしいので、わざとあくびをしたようにみせかけたり苦労しました。 今10歳の姪っ子も生まれていないころに本屋で自分のための絵本として買いました。姪っ子が生まれ、何度も何度も読んであげて、姪っ子はまだ小さかったので、○○は大嫌いでしたと笑いながら答えていました。この本の趣旨とは違うのだよなと思いながらも読んであげましたけど、子どもには子どもの感じ方があるようです。10歳になってよくやく絵本の意味をわかりだしたのか、可哀想な話だと考え始めたようです。まだこの絵本の趣旨を理解していないようだけど、もう少し大きくなったらこの絵本の偉大さがわかるようになると思います。 最後に2010年11月5日乳がんのため亡くなられました。100万回生きたねこを書いてくれてありがとう。この絵本を大事に扱います。ご冥福を祈ります。

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アラジンと魔法のランプ

アラジンと魔法のランプ 作: アンドルー・ラング再話 絵: エロール・ル・カイン 訳: 中川 千尋 出版社: ほるぷ出版 税込価格: \1,575 (本体価格:\1,500) 発行日: 2000年06月 ISBN: 9784593504015 とにかくル・カインの絵が素晴らしい。見ているだけでアラビアにいったようなエキゾチックな気分になれる。物語も大人が読んでも面白い。ただ、小さい子に読み聞かせようとするとページ数のわりに小さい字が並んでいるので読みにくい。ちびのための読み聞かせには向いていないなと思った。小学校5.6年生から黙読するのには推奨します。

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