月別アーカイブ: 7月 2013

ビブリア古書堂の事件手帖2 第三話

ビブリア古書堂の事件手帖2 ~栞子さんと謎めく日常~ 三上延著 第三話 足塚不二雄『UTOPIA 最後の世界大戦』 栞子さんとその母親がどれぐらい似ているかの話でした。最初男の人が本を箱にいれてもってきて、住所を途中に書いたまま帰ってしまいます。それを本の状態から推理して、男の人のすみかを当てます。同じことを母親がやっていました。 足塚不二雄というのは藤子不二雄をなのるまえで、『UTOPIA 最後の世界大戦』は超レア品でおいそれとは手にでません。でも男の父親はそれを手にいれます。その手にいれた方法も、栞子さんとその母親はわかってしまいます。 そして男の父親は、母親にコレクションを渡してしまいます。男も栞子さんにコレクションを渡します。 このように二人の女があまりに似ているので、栞子さんは母親のように家族も捨ててしまうのじゃないかと、結婚はしませんと言い放ちます。 でもいくら似ているからといって、そこまでいわなくてもと私は思います。母親は栞子さんじゃないのだから栞子さんさえしっかりしていたら大丈夫だとは思うのだけどね。それでこのとき、事件手帖2で、プロローグとエピローグに書かれている『クラクラ日記』で別れたときどんな感情を持っていたかが、栞子さんに渡された真の『クラクラ日記』でわかるような気がします。さて第三巻は母親が出てきそうな予感がします。母娘対決が楽しみです。

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ビブリア古書堂の事件手帖2 第二話

ビブリア古書堂の事件手帖2 ~栞子さんと謎めく日常~ 三上延著 第二話 福田定一『名言随筆 サラリーマン』 栞子さんと一緒に働く五浦大輔の初めての恋を表面に、裏面には栞子さんの母親の話を少しずつ出してきています。一話で少しだけ出てきたエピソードを伏線として次の二話で使ったり、ああやられたと思いました。 大輔君の昔の恋人は、3年間同じ高校で同じ学級で仲がよかったのだけど、お互いに大学が違うし、二人の仲は自然消滅って感じで終わった。それがこの度、彼女の父親が死んで父親が持っていた古書をビブリアに売ることになって、再会。この再会も実はわけがあった。

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