月別アーカイブ: 2月 2013

「哀しみの終着駅」>元・偉人の生涯

「哀しみの終着駅」怪異名所巡り3 赤川次郎著 元・偉人の生涯 昔タレント議員のはしりとして、参議院議員にはなったが一期だけのこと、その栄光が忘れられず今だに名刺の後ろに元・参議院議員と書かれた名刺を出している。目には見えないエアロな(幽霊ではない)支援者を乗せて山道を走る。町に着くと大勢の人が元・参議院議員のおじさんを熱狂的に出迎えた。このおじさんはたった一期だけ栄光の下にいただけなのに、町では銅像を建ててくれるらしい。おかしいと思いつつ、町田藍がバスで帰ろうとすると道はなく、もう少しで谷底に落ちるところだった。幽霊感知器の藍には幽霊の気配はわからなかった。でもどこか変。いったん町に戻って藍と運転手の見たものは何だったのか?変だった理由もわかります。

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「哀しみの終着駅」>地獄へご案内

「哀しみの終着駅」怪異名所巡り3 赤川次郎著 地獄へご案内 今回はすずめ旅行社の慰安旅行、ひなびた旅館ではねをのばすところが、町田藍の行くところ幽霊なしには語れない。今回も幽霊でました。以前K国の大統領がきて温泉地に行きたいと言い出し、この町が選ばれたのだが、突然のことで何をしたらいいかわからない。 いろいろ相談の結果、町の警察署長が白バイで大統領の乗るオープンカーの先導車に選ばれた。何回も練習して、通る道も間違いのないようにしたはずなのに、当日になって道を間違えてしまった。責任を感じて警察署長は首をくくってしまった。それ以来、警察署長は化けて出るようになった。町を愛していたはずの警察署長は何故化けてでたのか心残りは何なのかが、今回のテーマです。 ここまでがあらすじで、今回にもこんなことを起こした犯人がいる幽霊つきのミステリー作品になっています。

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「哀しみの終着駅」>凡人の恨み

「哀しみの終着駅」怪異名所巡り3 赤川次郎著 凡人の恨み 社長はどこぞの女の人と泊りに行って不在。すずめバスが故障して、修理してもらうにも修理費用を延滞して、修理費用を出さないことには修理することができない。でもすずめバスを慕ってお客さんがくる。さあバスもないのにお客はいる。どうする?町田藍ってことで、今回はバスなしで、オフィス街の観光となった。でも町田藍の行くところ幽霊はでるのです。たまたま入った古いビルにでも幽霊は現れて・・・ しかしこの幽霊の死にかた、樹木の影に死体がずっとあったって、他から見えないにしても夏場、冬場問わず肉や皮は腐るはずだからかなり臭いと思うのだが、誰も臭さはわかんなかったのかな? とつっこみを入れたくなる。

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「哀しみの終着駅」>哀しみの終着駅

「哀しみの終着駅」怪異名所巡り3 赤川次郎著 哀しみの終着駅 別れようとしている男女がいた。女が見合いして、他の男と結婚するのだ。男が理解したはずだった。しゅうちゃく駅という駅で電車を待っている間に、男はコートをきた見知らぬ女を見た。女を殺してしまった。これが記事になり、SUZUMEバスの社長は、別れがっている男女を集めることを町田藍に持ちかけるのだが・・・。当然幽霊はでてきます。 赤川先生、最初の設定さえしていれば、枝葉をかえるだけで、何重もの幽霊話ができるからすごい。それにどの本でも読みやすい。 私が学生だったころ、学校の先生が推理小説好きで赤川先生のあんな軽い作品は駄目。横溝や乱歩みたいな肉裂け血が噴きあがるようなものこそ推理小説だと言っていたのを思い出します。確かに軽いかもしれないけど、それなりに人気があって、肩をこらない作品があってもいいんじゃないかと思います。

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ビブリア古書堂の事件手帖>太宰治『晩年』

ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~ 三上延著 太宰治『晩年』(砂子屋書房) 最初の3つは前振りで、1巻の最後『晩年』をまとめるためにあったようなものだった。 太宰治の『晩年』はかなり貴重な本で、太宰自身の直筆で書かれているため、ますます値打ちがあがる。栞子さんはずっと持っているつもりでいるのだが、この『晩年』を欲しがるかなり危険人物がいる。栞子さんが石段から落とされたのもこの危険人物のためらしい。 『晩年』を守るためにとった対策とは・・・ この『晩年』の章は今までのように生易しいものではなく、すりりんぐな物語でした。 テレビの方ではこれをすると最終回になっちゃいますから、2巻の別の話に飛ばしていましたね。昨日2巻を図書館に予約したのですが、この続きが読めるのは半年後かな? おっとり待つことにします。

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「哀しみの終着駅」>忠犬ナナの伝説

「哀しみの終着駅」怪異名所巡り3 赤川次郎著 忠犬ナナの伝説 妻も子供もない大学教授が唯一可愛がっていたのは雑種のナナという犬、毎日大学教授が降りる駅のところで待っていた。それを知ったSUZUME観光の社長は、幽霊と話せることのできる町田藍に忠犬ナナを観光で見に行くように促したが、ナナは車にひかれて死んでいた。雑種犬ナナの死後、大学教授はナナという女の子と付き合っていた。 なんだ幽霊でてこないかと思ったら、最後のちょろがちょっと怖い。

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ビブリア古書堂の事件手帖>『論理学入門』

ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~ 三上延著 ヴィノグラードフ・クジミン『論理学入門』(青木文庫) ドラマが古本屋に住んでいるのだけど、物語の栞子さんは病院のベットの上で、古ぼけた本一冊と、彼女の手足と目になるワトソン君の見たり聞いたりしたことで本の裏の裏までわかる栞子さんは凄い。 今回は『論理学入門』私は読んだことないけど、三段論法の話らしい。A=B B=C だからA=Cになるのだという。これだけだと簡単のように見えるが、実際応用に使ってみようとするとさっぱりわかんないものかもしれない。 この本を持ってきた男は、立派な銀行員みたいな感じなのだか、サングラスをかけてその印象を違って見せている。『論理学入門』を売りに来てお金になるのなら渡す。ならないのなら持ち帰るで生活には困っているようには見えない。本を渡す時住所と氏名を書くのだけど、かちっとしているわりには枠からはみだしている。これは何かある?かな。 この本は一応ミステリーなのだけど、死人がでたりマグロがでていないところが安心できるね。

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