月別アーカイブ: 3月 2011

秘密への跳躍(怪異名所巡り5)

秘密への跳躍(怪異名所巡り5) 著者 赤川次郎 集英社 肩をこらずに風呂の中で読める本として赤川次郎さんの本を読んでいます。最近のお気に入りは怪異名所巡りSUZUMEバスの幽霊とお話ができちゃうバスガイドのお話です。一話、一話はきちんとベテラン作家らしく物語になっているのだけど何かがたりない。よく考えてみると美味しいのだけど脂がのっていなくて、すぱすぱなのだよね。4巻まではそうは感じなかったし、それなりにウィットが効いてほどほどの脂ぐあいだったのだけどね。

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あしたもあそぼうね

あしたもあそぼうね 作: あまん きみこ 絵: いもと ようこ 出版社: 金の星社 税込価格: ¥1,260 (本体価格:¥1,200) 発行日: 1987年 ISBN: 9784323002057 姪っ子が一番最初に買ったのがはらぺこあおむし、二番目がいもとようこ先生の絵本でした。いもとようこ先生の優しい色つかいの絵には姪っ子大好きで特徴のある絵で選んでこれ読んでと図書館でよく読まされました。あまんきみこ先生は、子どもにこびることなくしっかり物語を書いているのあまんきみこ先生の話だよといったら姪っ子喜んで読むと言いました。 さて物語ですが、ともだちのいないうさぎのぴょんこが桜の咲くころ一人で遊んでいるとさくらこがやってきて一緒に遊びます。またくまのくうたもさくらこと遊びます。さくらこを中心にして二人がであったのはなるほどうまくお話をつくっていると思いました。 さくらこは消えましたが、来年の春また逢えると思います。

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警察物>検屍官

検屍官 (講談社文庫) [文庫] パトリシア・コーンウェル (著), 相原 真理子 面白い本でした。3件目の婦女暴行惨殺事件が起こり、ヒロインは電話で起こされる。3件の死体にはある特定の光を当てるときらきら光る物質が発見される。この光る物質は何なのか?このきらきら光る物質も犯人像を探るなぞ解きの一つとなっているので楽しい。そして4件目の死体がでてきて、少しずつ犯人像が割れていく。読んでいくうちに謎が謎でなくなっていく。楽しいです。 ただこれだけ期待させたのに、犯人が思ったよりもへたれだったのが残念でしたが・・・ 面白い作家を見つけたのでこの後何冊か読んでみようかなと思います。

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うさぎのくれたバレエシュ-ズ

うさぎのくれたバレエシュ-ズ 作: 安房 直子 絵: 南塚 直子 出版社: 小峰書店 税込価格: ¥1,365 (本体価格:¥1,300) 発行日: 1989年 ISBN: 9784338069113 ちょっと賢治のセロ弾きのゴーシュに似ている感じがしました。ゴーシュも動物たちの力を借りて、セロがうまくなる話でした。 この主人公の女の子は5年もバレエがうまくならない。たんじょうびにもたなばたさまにも祈ってもうまくならない。でも本当は何か心の中で屈折があって、バレエも少し嫌いになって上手になる=ジャンプする自信がなかっただけじゃないかな。そんなおり小包でぴんく色のバレエシューズが届きます。ここから少しづつファンタジー領域に近づいていきます。うさぎの靴屋さんでシューズをつくって、うさぎたちと踊る。ファンタジー最高潮!! でもそれは心の中で生まれたファンタジーだと思います。一種の夢のようなファンタジーで通過儀礼をとおして主人公が成長したのだと思います。

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せいぎのみかた

せいぎのみかた 作・絵: 宮西 達也 出版社: 学研 税込価格: ¥1,260 (本体価格:¥1,200) 発行日: 2010年09月 ISBN: 9784052033216 ティラノシリーズでずいぶん泣かされましたが、今回もラストで少し泣いてしまいました。 宮西先生はずるい、いつも同じような展開でありながら同じ話じゃない。どの本も同じ内容はないだのにラストには泣いてしまう。ずるいずるいぞ宮西先生。 この絵本は、宇宙からきたかっこ悪くて言葉が違って地球人とコミュニケーションがとれないドラフラ星人が主役、私たち地球人はどうしてもかっこうよくて会話がとれる宇宙人を正義の味方と思ってしまいますね。でも本当は・・・・・・人は外見じゃないんだ心なんだと思いますね。この絵本面白かったです。

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