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ビブリア古書堂の事件手帖2 第三話

ビブリア古書堂の事件手帖2 ~栞子さんと謎めく日常~ 三上延著 第三話 足塚不二雄『UTOPIA 最後の世界大戦』 栞子さんとその母親がどれぐらい似ているかの話でした。最初男の人が本を箱にいれてもってきて、住所を途中に書いたまま帰ってしまいます。それを本の状態から推理して、男の人のすみかを当てます。同じことを母親がやっていました。 足塚不二雄というのは藤子不二雄をなのるまえで、『UTOPIA 最後の世界大戦』は超レア品でおいそれとは手にでません。でも男の父親はそれを手にいれます。その手にいれた方法も、栞子さんとその母親はわかってしまいます。 そして男の父親は、母親にコレクションを渡してしまいます。男も栞子さんにコレクションを渡します。 このように二人の女があまりに似ているので、栞子さんは母親のように家族も捨ててしまうのじゃないかと、結婚はしませんと言い放ちます。 でもいくら似ているからといって、そこまでいわなくてもと私は思います。母親は栞子さんじゃないのだから栞子さんさえしっかりしていたら大丈夫だとは思うのだけどね。それでこのとき、事件手帖2で、プロローグとエピローグに書かれている『クラクラ日記』で別れたときどんな感情を持っていたかが、栞子さんに渡された真の『クラクラ日記』でわかるような気がします。さて第三巻は母親が出てきそうな予感がします。母娘対決が楽しみです。

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