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絵本>よるの おるすばん

絵本>よるのおるすばん ぶん マーティン・ワッデル え パトリック・ベンソン やく 山口文生 評論社 絵本に出てくるふくろうのひなたち3匹は読んでいる人間の子ども自身なのですよね。背景が真っ暗で父親も母親もいない家の中で、ふくろう=子どもたちが寂しいのを我慢してどう思うかどう生きて行くか感情移入できるものだと思います。寂しい怖いおかあさんは餌を取りに行っているんだ待っていよう3匹はそう考えて待ちます。外に出て待ちます。でもおかあさんはまだ帰ってきません。暗い寂しい怖い。そしておかあさんふくろうが帰ってくるところで物語は終わります。人間の子どもたちもふくろうのひながおかあさんふくろうにあえたところでカタルシスを得て安心します。

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