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22話目「イノセンス 魂について」

2003年1月26日 「イノセンス 魂について」  懸賞を出しまわって映画の招待券がペアで当たりました。良い映画がなくて、SF好きの私と妹が退屈しないのを考えて某SF映画にきめました。作品を作った側は少しでも観客数を頑張ったのだろうけど、毒にも薬にもならないクソ映画でした。  次に応募したのが「アニメ版インセンス」でした。そっちは競争率が高いのか当たりませんでした。 後になって「アニメ版イノセンス」を見たのだけど、人間がそもそも持っている魂は本当にあるのかないのかと言う意味ありげでわかりにくい難解な言葉をぞろぞろ続けた哲学的な問題でした。 「イノセンス」の主人公のバトーや途中でちょっとだけ出てくる球体人形の素子は脳部分しか人間じゃない。残りは全部機械の身体。 昔読んだ本に書かれていたのだけど、深夜に鬼がきてある人間の身体の一部分を取り、他の鬼が取られた部分を他の人の身体で取り付ける。それがなんども続き、全身が他の人に入れ替わったとき、ある人間は私は一体何者だろうと考える話でした。 そのとき「イノセンス」や昔読んだ本を連想しました。  私が考えたのは脳だけ人間で他の部分が機械であっても、全身が他の人であろうとも、姿かたちが違っても、喜怒哀楽のある特に悩み多い魂があるものこそ人間だと思いました。  実写版「イノセンス」は興業成績が悪すぎてこけたと言われていました。実際に見てみないとわからないけど、欧米諸国と日本人の考え方の違いかもしれないね。  スクィエアが全力をかけてFFの実写版を作ってこけて金がなくなりエニックスに吸収されました。実写版を見たけど日本人が昔から持っている生命に対する考え方でわりといい映画だなと思いました。物質第一主義の欧米人との考えと違っているのじゃないかな。もしかしたら昔からの文化を守っている未開の原住民たちが見たら神から賜ったものとして非常に大事にするかもしれないね。

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