小説>おおあたり その3

小説>おおあたり(しゃばけシリーズ15)
著者 畠中 恵
出版社 新潮社
おおあたりの第三章「はてはて」です。
若だんなのおつかいで、お菓子を買いに出た金次、人の格好をしているが貧乏神という神の一人である。その金次がお菓子を持ってほとんど帰ってきたときに、人とぶつかり、お菓子は泥だらけになり、お詫びに富くじを1枚もらった。この富くじが金次を悩ませることになった。金次は貧乏神だけど、今の人間の真似をした暮らしをけっこう気にいっている。富くじがあたって100両はいいのだけど、同じ番号を持つのが3人もでたり、100両目当てに女が三人も押しかけてきたりと、金次は大変な目にあって、ときどき怒って夏なのに辺りが冷えたりと面白い。
でもこれって今の宝くじにも通じるね。宝くじに当たる前は、よりつかなかった親戚や知人が、数億円という大金を手にしたとたん、いろいろなところから親戚は増えるわ、知人は増えるわ。寄付はいってくるわで大変なのだよね。ゴミの中から大金が出てくることはときどきあるけど、それも「はてはて」で出てくる三人の女のように、大金のおこぼれを預かろうと落とし主がたくさん出てくる。しゃばけの笑えるけれど人のおさましさがわかる話でした。

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