絵本>しまふくろう いきる

絵本>しまふくろう いきる
作 手島圭三郎
発行所 株式会社 絵本塾出版
最初の言葉に
「しあわせなひびをすごしていた、ふくろうのふうふ。やさしいおすにまもられためすは、いつまでもしあわせが、つづくことをねがっていました。しまふくろうのいのちは、20ねん。おわりのひは、しずかにしのびよってきます・・・。」

 この絵本をつくった作者は卑怯だと思う。絵本を読む子どもにこびることのない硬質の文章の中に文の行間から自然の厳しさとしまふくろうの夫婦の愛情がかいまみることができます。特に愛情を持って時には外敵のカラスから守るおすのたくましさ、そしてめすによせるおすの優しさを読むことができます。
しまふくろうのふうふが幸せな生活を前面に出して、最後の方で、やさしいおすが先に死ぬシーンはぽろぽろ涙が出るほど悲しいです。作者は最初からそれを計算して書いているから卑怯だと思ったのです。持っておきたい良書のひとつにしたいです。

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