日別アーカイブ: 2013年1月27日

痾 (あ)

痾 (あ) 麻耶雄嵩(マヤユタカ)著 痾(あ)を辞書でひくと 病気。特に、こじれて長引く病気。「家居して―を養い」 というのがでてくる。 物語読む前は笑かしてくれるものだと思ったけど、思いとは反対に主人公は「夏と冬の奏鳴曲(そなた)」での記憶をバナナの皮ですべって忘れてうつうつの物語です。主人公は、灯油のポリタンクを持って気がついたら神社や寺院に夜立って毎回火をつけている。主人公が知らない死体(誰かが殺人している)まで焼いている。何回か焼くシーンがあって主人公は放火をした放火魔であるのは当然救いはないなぁといった描写が最後4/5まで続くからうつうつうつうつ、読んでいてもただ読んでいるだけ楽しめない。楽しくないから図書館から借りていい期限が過ぎていますと言われているものだから、読むのをやめて返そうかと思ったぐらい。最後の5/5でこれは推理小説だと分かり、一応のカタルシスを感じたもののぱぁーと真犯人は退治されることもなく、カタルシスも小さなものになってしまった。

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