日別アーカイブ: 2013年3月4日

心霊探偵八雲9 救いの魂

「心霊探偵八雲9」救いの魂 神永学著 HNKではアニメで放映されていたし、この本を図書館に借りることができるまで半年かかったほど人気のある本なのだよね。読む対象は10代20代の女の子、八雲ファンクラブというのもネットにあったりして人気みたい。 さてこの八雲片目が赤目です。この赤目で霊がみえちゃうから怖い。例の声も聞けるみたいだけど、本ネタは見えるですよね。 今回は二件の殺人事件と一件の殺人未遂事件が起きます。青木ケ原樹海で刃物で刺されて火で焼かれた死体、首をつった死体、刺されて目覚めない女の子、この3つの事件はいっけんかかわりありそうには見えないけど、八雲の目と頭脳では、三件とも入り乱れて関係があるそうなのです。 それと今回作者が一度してみたいと思っていたことなのですよね。霊の見える八雲一人では絶対行きたくないと思っている青木ケ原樹海に、拉致という名目で、八雲を連れて行った。あそこの場所は人生に絶望して人が死にに行くところです。死体はたくさんあって、この世を呪い未練を残している。そんなところに連れていったら、八雲はどうなるか。拉致されて目覚めてみれば樹海の霊たちに囲まれて、呪われて精神は崩壊寸前。ほとんど闇に落ちてしまったところで、相思相愛の晴海ちゃんがきて、救ってくれるというものでした。これは作者のくすぐりなのですよね。 二件の殺人と一件の傷害事件はその後どうなるか。秘密です。

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