日別アーカイブ: 2013年4月18日

キノの旅Ⅱ>絵の話

キノの旅Ⅱ-the beautiful World- 時雨沢恵一著 第五話「絵の話」 そこの国には数年前に戦争があり、画家は好きな戦車を描いていた。国中の人が戦車の絵は、この戦争のむなしさや悲しみを思い起こし、反戦への思いを起こさせると、感じて戦車の絵をこぞって買い、絵が買えない人は画集を買っていた。画家は好きな絵を書くだけで幸せだった。これがキノがきたときの国のありさまだった。 「続・絵の話」 キノがこの国を去ってからどれぐらい過ぎたのかわからないが、車に乗ってシズ(1巻で登場、元王子)がその国に入ると戦車の絵は焼かれ、画集も焼かれ、国中が戦車の絵を持っていることが恥ずべきことだと思い、焼かれていた。 国を出ると戦車の絵を描いた画家がいた。戦車の絵を描くのが好きだっただけで、国民はこれはいい絵だと言い褒め称え、ブームが去ると焼かれる。傷心を持ったとき画家は人々を描いた。元王子であるシズは絵の値打ちもわかる男だ。人々の絵を描いたものこそ芸術で、これをどこの国に持っていけば立派に芸術として評価されるのは間違いない。だけども、絵を傷つけることなく車に乗せるのは無理だ。傷心の男とシズは別れていった。

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