日別アーカイブ: 2013年5月12日

感想>「夢違」その1

「夢違」その1 恩田陸著 「悪夢ちゃん」という題名で、2012年10月から12年10月までテレビ放映された。原作です。最近心霊物にこって読んでいましたが「夢違」はある意味心霊物より怖いかもしれない。表紙してから、森に大きな顔が載っていたりなにやらわからん不気味な絵になっています。ちょうど、ミヒャエルエンデの父親の描く絵にも似ています。うんちくですが、エンデの父親が描いた絵は、ヒトラーから退廃美術とレッテルを貼られた絵です。 以前自分の夢に興味を持ち、夢を見るたびに夢日記を描いて、自分なりに自己診断にはまりすぎ、あっちの世界に行きかけた経験があります。自分の夢でも持て余し気味なのに、他人の夢を聞いて解釈している心理療法士とか精神分析の先生たちはよほど精神力が強いのでしょうね。 「夢違」では一つのクラスで白昼夢を見て、泣きながら校庭で一つのクラスの子供たちが、わけのわからない行動をする。彼らの夢を夢札を引いて、獏という機会にかけて、白昼夢の原因は何か、子供たちはそのとき何を見たのか。子供たちの夢を見て、原因を探ろうとしているところです。1/3まで読んだけど、じわじわと夢の恐怖が伝染しそうで怖いです。

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