日別アーカイブ: 2017年5月31日

小説>おおあたり その2

小説>おおあたり(しゃばけシリーズ15) 著者 畠中 恵 出版社 新潮社 おおあたりの第二章「長崎屋の怪談」です。 噺家の場久は、もとをただせば悪夢を食う獏である。江戸の人々の悪夢を食べてその夢をもとに話を作っているから、話す物語も真に迫っている。 夏の暑さに食事もできない若だんなに寄席を開いてかなり怖い話をした。話そのものも怖かったが、その後に副産物がでてきた。場久が獏であるのに夢につかまってしまったのである。場久の後に誰か追ってくる。それの解決をしようとした日限の岡っ引きの親分も変なことになってしまった。人情犯科帳と読めば、こんなものでしょうとややぬるめの作品になっています。

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